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埼玉県行田市の刑事事件に強い弁護士 偽造した身分(公務員)で詐欺行為をしたら

2017-10-16

埼玉県行田市の刑事事件に強い弁護士 偽造した身分(公務員)で詐欺行為をしたら

埼玉県行田市在住の自営業Aさんは、仲間と共謀して高齢女性Vさん宅に「あなたの口座から不正に金が引き出されている。いますぐ部下に預けて欲しい」と電話をかけ、偽の警察手帳を使って警察官を名乗ってVさん宅を訪れ、現金を騙し取りました。
その後不審に思ったVさんが埼玉県警行田警察署に通報し、Aさんは詐欺の疑いで逮捕されました。
行田警察署は押収した偽造警察手帳も調べ、公記号偽造、同使用罪の立件も考えています。
(※実際に会った例をもとにしたフィクションです)

公務員偽装した詐欺

昨今増加している特殊詐欺では、被害者の家族や親族を名乗ってお金を振り込ませたりする手段が一般的ですが、例えば警察官などの公務員を名乗って捜査協力を要請したり、大手通信会社の作業員を装って定期検査を名目にお金を騙し取るなどの従来の詐欺手口も依然として被害が絶えません。

そして、そのように特定の身分を偽って詐欺の手口とする場合、被害者の信用を得るために何らかの偽造犯罪を行っていることが少なくありません。
2017年10月12日に逮捕された上記と同様の事案では、実際の警察手帳に極めて酷似した精巧な偽造手帳が押収されています。

一般に、警察官バッジのついた警察手帳を偽造することは、刑法166条第1項の公記号偽造罪に該当し、公記号を不正に利用したり偽造した公記号を使用すると、同上第2項の公記号不正使用罪に該当します。
公記号は公印よりは社会生活上の重要性が低いとして、刑法166条は公印偽造罪等を定める刑法167条より軽い罪となっています。

しかし、警察官の職務は一般人への人権侵害を含む強制力を伴うものが多く、その証拠である警察手帳を見せて捜査協力をすることは、一般人に対して極めて大きな影響を与えるでしょう。

文書偽造関連の犯罪と詐欺罪の刑事事件における過去の量刑を見ると、懲役の実刑が確定したものと執行猶予がついたもので半々といったところです。
該当する犯罪の法定刑や詐欺の手口の違法性、被害者との示談成立の有無等によって結果は大きく異なる可能性がありますので、これらの刑事事件でお悩みの方はすぐに弁護士にご相談ください。

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埼玉県飯能市の刑事事件に強い弁護士 裁判員裁判の量刑は重いのか?

2017-10-15

埼玉県飯能市の刑事事件に強い弁護士 裁判員裁判の量刑は重いのか?

埼玉県飯能市在住の無職Aさんはアスペルガー症候群と診断されており、昔から兄と不仲で、兄への憎しみを募らせた結果、兄を殺害してしまいました。
Aさんは殺人罪の疑いで埼玉県警飯能警察署に逮捕・勾留され、さいたま地方検察庁はAさんを起訴し、この事件は裁判員裁判となりました。
この事件の第一審において、検察の求刑を5年上回る懲役20年の判決が下されました。
(※ある事案を基にしたフィクションです)

裁判員裁判は厳罰の傾向?】

2004年5月に成立し、2009年5月に施行された裁判員法による裁判員制度の趣旨は、司法のプロである裁判官の司法判断に対して市民の意見や価値観を反映させ、広く司法の民主化を図ることにありました。

ゆえに、市民が参加する司法判断によって従来の判決内容や量刑に変化が出てくることは、立法当初から予定されていることでした。
もっとも、施行から10年ほどが経過した現在、裁判員裁判による判決に対して、学者および実務家から批判が出されるようになりました。

上記事例の基となった判決では、「健全な社会常識からすれば、たとえ病気の影響があるとはいえ、十分な反省がなければ再犯の恐れが強い」という趣旨で検察官の求刑を上回る懲役刑を下しています。

これに対して、まず自閉症協会から「再犯の恐れの根拠が障害にあることに納得できず、障害者が刑事事件を起こすという偏見を強める」と強く批判しています。

また、2005年に発達障害者支援法が施行され、各都道府県に支援センターが開設されるようになり、刑務所や少年院を出所した障害者への社会復帰の取組みは拡充しているとし、関係者からは「未だに障害者は隔離しろという論理が罷り通っている」と批判しています。

大阪弁護士会も「発達障害は本人の責めに帰すべきではなく、発達障害を理由に厳罰化することは刑法の責任主義に反する」と指摘しています。

たしかに,犯罪を犯したことは非難されるべきことであります。被害者側の支援が不十分にもかかわらず,加害者の支援ばかり目を向けられるのはおかしいという批判も一理あるでしょう。しかしながら,だからといって加害者の背景にある事情を一切無視して,極刑を課せばいいという単純な問題でもありません。

現在、裁判員裁判量刑についてデータが蓄積されているところですが、このように従来の量刑相場から離れた複雑な事件となる可能性がありますので、裁判員裁判刑事事件刑事事件に強い弁護士にご相談ください。

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埼玉県秩父市の刑事事件に強い弁護士 大麻栽培で逮捕されたら

2017-10-14

埼玉県秩父市の刑事事件に強い弁護士 大麻栽培で逮捕されたら

元アーティストのAさんは、友人らとともに埼玉県秩父市の山林の山小屋で共同生活をしていたところ、その山林で大麻を違法に栽培しているとして、埼玉県警秩父警察署の警察官によって大麻取締法違反の容疑で逮捕されました。
Aさんは、以前から一部の海外における大麻使用の合法化を支持して広報活動をしていました。
Aさんらは勾留が決定し、10日後の勾留満期日にさいたま地方検察庁から起訴されました。
(※フィクションです)

大麻の栽培】

大麻取締法では、主に次の行為について、それぞれ以下の法定刑を規定しています。

大麻を許可なく栽培し、国内・国外に輸出入→7年以下の懲役
・上記の営利目的→7年以下の懲役、ただし情状により罰金刑もありうる
・上記行為の予備→3年以下の懲役
大麻を許可なく所持し、譲受・譲渡→5年以下の懲役
・上記の営利目的→5年以下の懲役、ただし情状により罰金刑もありうる
大麻の違法な輸出入をして、大麻から作られた医薬品等を使用・交付・施用→5年以下の懲役
大麻栽培所の栽培地外への持ち出し→5年以下の懲役
・上記の営利目的→7年以下の懲役、ただし情状により罰金刑もありうる
・情を知りながら大麻の輸出入に資金や移動手段等を提供したり運搬すること→3年以下の懲役
大麻の譲渡・譲受の周旋→2年以下の懲役
大麻の正当な利用以外で広告を出すこと→1年以下の懲役または20万円以下の罰金
大麻取扱者免許の譲渡・貸与→1年以下の懲役または20万円以下の罰金
大麻栽培所または大麻研究者の年間報告義務違反→1年以下の懲役または20万円以下の罰金

ご覧のとおり、大麻の栽培は大麻取締法の中で最も罰則の大きい行為です。

時にアパートの一室や山林などで大麻の栽培をしていたとして逮捕される事件が報道されますが、多くの場合、彼らは大麻を違法に売買または譲渡する意図で栽培しており、大麻取締法違反の処罰対象となります。

実際、ただ純粋に植物学的好奇心のみで大麻を栽培する人はいないでしょうから、大麻栽培の目的によっては処罰の軽重が変わることもあり得ます。

埼玉県秩父市で大麻栽培に関する刑事事件でお悩み方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
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埼玉県草加市の刑事事件に強い弁護士 せどりで逮捕もありうる?~古物営業法~

2017-10-13

埼玉県草加市の刑事事件に強い弁護士 せどりで逮捕もありうる?~古物営業法~

埼玉県草加市在住の自営業Aさんは、古本屋で稀覯本等を収集し転売することにはじまり、限定商品等をネットを通じて売りさばくことで利益を得るようになりました。
しかし、ある日埼玉県警草加警察署の警察官がAさん宅を訪れ、Aさんの扱った商品が盗品であるとの疑いがあり、古物営業法違反の可能性があるとして任意の取調べを要請してきました。
Aさんは一旦釈放されましたが、今後逮捕されるかもしれないと不安になり、刑事事件に強い弁護士に相談することにしました。
(※フィクションです)

【せどりが刑事事件に発展?】

自分で仕入れた商品等を他人に売ることを、せどりや転売と言いますが、インターネットの普及によりちょっとした副業としてせどりを始める人が増えているようです。
また、このようなせどりや転売をサポートするハウツー本や教材も販売されているようです。

ただし、せどりや転売には様々なルールで規制されており、知らず知らずのうちに違法行為を行っていた、ということもあり得ます。

せどりや転売を規制する法律として、まず古物営業法が挙げられます。

この法律は、盗品等の売買の防止や速やかな発見を図るため、古物営業をする者に対して許可を求め規制を図っています。

古物営業法に関する罰則として、無許可営業、不正手段による許可取得、インターネット上での許可等の掲示義務違反、公安委員会の命令違反等に対して、3年以下の懲役又は100万円以下の罰金を定めています。

また、所定の営業所以外で古物商以外の者と古物の買い取り等をした場合、1年以下の懲役また50万円以下の罰金に処せられるなど、古物営業法固有の細かい規制が多く定められており、刑事事件の発展には十分注意が必要です。

現在、警察が個々のせどりを大規模に検挙しているということはありませんが、万が一自分が仕入れた商品が盗品だった場合、古物商の許可なく仕入れたとして逮捕される可能性は否定できません。

埼玉県草加市せどりや転売で逮捕された方、せどりや転売を行っている方で古物営業法違反をしているとお心当たりの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
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埼玉県鴻巣市の刑事事件に強い弁護士 執行猶予期間中の再犯

2017-10-12

埼玉県鴻巣市の刑事事件に強い弁護士 執行猶予期間中の再犯

埼玉県鴻巣市在住の主婦Aさんは、過去に2度の万引き(窃盗罪)で警察の取調べを受け、釈放されました。
しかし、2年前にも万引き(窃盗罪)をしてしまい、懲役10月執行猶予3年の言い渡しをうけていたところ、その執行猶予期間中に再び万引き(窃盗罪)をしてしまいました。
Aさんは埼玉県警鴻巣警察署の警察官によって逮捕・勾留され、さいたま地方検察庁に送致されました。
Aさんの夫は、妻に実刑が下されることを回避したいと考え、刑事事件に強い弁護士に相談するつもりです。
(※フィクションです)

執行猶予期間中の再犯は実刑確定?】

刑の執行猶予については、刑法第4章に規定されています。

執行猶予の種類について、「刑の全部の執行猶予」と2016年6月より施行された「刑の一部の執行猶予」に大別されます。

刑の全部の執行猶予については、3年以下の懲役・禁固または50万円以下の罰金の言い渡しを受けた者について、情状により裁判確定日から1年以上5年以下の期間、刑の全部の執行を猶予することができます。

他方、刑の一部の執行猶予については、3年以下の懲役・禁固の言い渡しを受けた者について、情状等を考慮し、再犯防止に必要で相当の理由があると認められる場合には、1年以上5年以下の期間、その刑の一部の執行を猶予することができます。

また、執行猶予の取消しについては、「必要的取消し」と「裁量的取消し」に分かれます。

大まかに言うと、執行猶予期間中または執行猶予言い渡し前に、禁固以上の刑に処せられる他の罪を犯した場合には、必ず執行猶予が取り消されることになります。
そして、執行猶予期間中に犯した他の罪について罰金刑止まり等の事由であれば、あくまで裁判所の裁量で執行猶予を取り消すに留まります。

執行猶予期間中に他の罪を犯してお悩みの方は、どのような場合が執行猶予の「必要的取消し」または「裁量的取消し」なのか、刑事事件に詳しい弁護士に相談なさると良いでしょう。

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埼玉県さいたま市の刑事事件に強い弁護士 幼児虐待の傷害致死罪の裁判員裁判にて

2017-10-11

埼玉県さいたま市の刑事事件に強い弁護士 幼児虐待の傷害致死罪の裁判員裁判にて

埼玉県さいたま市在住の自営業Aさんは、夜中に泣き止まない1歳の幼児に腹を立て、暴行をした結果、幼児は死んでしまいました。
Aさんは埼玉県警岩槻警察署に逮捕・勾留され、さいたま地方検察庁はAさんを起訴しました。
第一審判決で検察はAさんの傷害致死罪に対して懲役10年を求刑していましたが、裁判員裁判による判決は求刑の1.5倍にあたる懲役15年という判決を下しました。
Aさんおよび弁護士は、過去の傷害致死罪の判例における量刑と比較して処罰が重すぎるとして控訴する予定です。
(※フィクションです)

裁判員裁判量刑

特定の刑事事件について、有権者(市民)から事件ごとに選ばれた裁判員が、職業裁判官とともに審理に参加する制度を裁判員制度と言います。
2004年5月に裁判員法が成立し、2009年5月に施行され、同年8月に初の裁判員裁判が行われました。

裁判員制度が導入されるのは、死刑または無期懲役・無期禁固に該当する犯罪や、死刑または無期もしくは短期1年以上の懲役・禁錮にあたる罪であって、故意に被害者を死亡させた事件です。

そして、幼児を虐待死させ、両親が傷害致死の罪に問われた裁判員裁判で、2014年の最高裁判決が、求刑の1.5倍にあたる判決を出した第1審・第2審判決を破棄して、ほぼ求刑どおりの懲役の判決を下しました。

これは最高裁が裁判員裁判の判決を破棄自判した初の事例であり、最高裁判決では「裁判員裁判といえども、他の裁判の結果との公平性が保持された適正なものでなければならない」と言及しています。

これに対して、学者や実務では賛否両論で、過去の量刑相場や裁判所の中立性を重視する賛成派も、裁判員裁判の制度趣旨や立法過程を重視する反対派も双方とも説得力のある主張をしています。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件のプロ集団として多くの事件の知識を積み重ね、被告人に最善の結果を出すべく様々な主張を行っていきます。

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埼玉県川口市の刑事事件に強い弁護士 名義貸しで取調べを受けたら

2017-10-10

埼玉県川口市の刑事事件に強い弁護士 名義貸しで取調べを受けたら

埼玉県川口市在住の会社役員Aさんは、行きつけの飲み屋で知り合った男性から、高級外国車を購入して運輸局に申請する際の名義を貸して欲しいと頼まれました。
Aさんは男性から数度にわたって飲食店等で接待を受け、男性が暴力団関係者であることを知りましたが、接待の見返りとして男性に代わって運輸局に車両の申請を行いました。
その後、埼玉県警武南警察署の警察官がAさんの自宅を訪れ、暴力団関係者に名義貸しをして運輸局に虚偽の車の登録をしたとして、電磁的公正証書原本不実記録・同供用罪の疑いでAさんに出頭を要請しました。
(※フィクションです)

【様々な場面で刑事事件化する「名義貸し」】

上記で取り上げた事件は車両登録に関する名義貸し刑事事件で、今年の3月にテレビ局の記者が暴力団関係者からの接待の見返りに車両登録を行った事案です。
この事件については被告人に争いがなかったため、東京簡易裁判所は、記者に罰金30万円、暴力団関係者に罰金40万円の略式命令を下しました。

刑法157条は、公正証書原本不実記載罪や電磁的公正証書原本不実記録罪を規定し、それら偽造文章を行使・供用することを刑法158条が規制しており、今回の名義貸しはこれにあたります。
刑法157条の法定刑は、5年以下の懲役または50万円以下の罰金です。
ここでいう公正証書とは、土地登記簿、建物登記簿、住民票、外国人登録原票、そしてコンピューターによる自動車登録ファイル等を言います。

この事件では、簡易裁判所の管轄事件で、懲役刑と罰金刑の選択刑を定める電磁的公正証書原本不実記録罪に関する事件であり、かつ被疑者(被告人)に被疑事実について争いがないことから、略式手続きによる罰金の納付により迅速に事件は終了しました。
一般的に、刑事弁護を進める際、被疑者(被告人)が被疑事実を認めているか、否認するかで活動方針が大きく変わります。
本件のように、被疑事実について争いがなく、罰金という前科がつくことを承知であれば、迅速な事件解決となる略式手続きを目指すというのも一つの選択です。

埼玉県川口市名義貸しによる刑事事件でお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
弊所の弁護士は、刑事事件専門の弁護士ですから、名義貸しによる刑事事件の流れや見通しについても、安心してご相談いただけます。
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埼玉県久喜市の刑事事件に強い弁護士 名義貸しが意図せず詐欺罪に?

2017-10-09

埼玉県久喜市の刑事事件に強い弁護士 名義貸しが意図せず詐欺罪に?

埼玉県久喜市在住の大学生Aさんは、サークルの先輩から名義貸しのアルバイトに誘われて応募しました。
Aさんは、アルバイトの面接では、まだ会社設立して間もなく運転資金を調達するための名義人が必要であること、返済は必ず会社が行うし、1回のキャッシングについて10万円の報酬を払うと説明を受けました。
Aさんは、数社の消費者金融から合計200万円の借り入れを行い、現金すべてと発行されたばかりのキャッシュカードを会社に渡しました。
後日、Aさんに消費者金融から支払督促の電話がかかってきたため、Aさんは慌てて会社に連絡をとったところ、連絡が通じません。
それどころか、埼玉県警久喜警察署から連絡があり、Aさんに詐欺罪の共犯の疑いがかかっており、警察署への出頭を求められました。
(※フィクションです)

【小遣い稼ぎの名義貸しが刑事事件に…】

今回のAさんは、もしかすると、むしろ自分は騙された被害者だと思っているかもしれません。
しかし、全体から見れば、返すあてもないのに借り入れを行った会社およびAさんが詐欺罪の加害者であり、消費者金融が被害者という構図になってしまうのです。

上記事例と類似の詐欺事件で、詐欺罪の故意としては犯意が薄かったこと、会社とのアルバイト契約に違反があったこと等を考慮され、被疑者は起訴猶予処分となった事例も見られます。
しかし、起訴猶予のような処分をもらうには、今回のAさんが抱えるような事情を全て主張しきらなければなりませんから、刑事事件の手続きや知識に精通している弁護士のサポートが必要となってくるでしょう。

また、詐欺罪の法定刑は10年以下の懲役ですが、もしAさんが起訴されたとすれば、様々な事情から、おそらく1年半程度の懲役に執行猶予付きの判決を下されると考えられます。
執行猶予付き判決の場合、執行猶予期間中に他の刑事事件を起こさなければ実刑を受けることはありませんが、やはり執行猶予を得るためにも、裁判でAさんの主張を認めてもらう必要がありますから、弁護士への早期の相談が大切となってきます。

なお、今回はキャッシングに関する名義貸し詐欺罪になる事案をご紹介しましたが、それ以外にも、スマートフォン、契約、預貯金口座、賃貸物件、ローンなど、様々な契約に付随して名義貸しによる刑事事件が問題となっていますので、十分注意をしてください。
このような、埼玉県久喜市の名義貸しによる意図せぬ詐欺事件でお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
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埼玉県東松山市の刑事事件に強い弁護士 放火心中の逮捕事案はすぐに相談を

2017-10-08

埼玉県東松山市の刑事事件に強い弁護士 放火心中の逮捕事案はすぐに相談を

埼玉県東松山市在住の会社員Aさんは、妻に隠していた借金の返済に悩み、心中を図るため自宅に火をつけました。
まもなく火は消し止められ、Aさんの妻は一酸化炭素中毒により搬送先の病院で死亡しました。
Aさんは運良く一命をとりとめ、その後の埼玉県警東松山警察署の取調べに対して心中の意図を認めており、同意殺人罪の疑いで逮捕されました。
(※フィクションです)

放火心中は放火?殺人?同意殺人?】

心中は、洋の東西を問わず、人生の幕の引き方としてかなり昔から行われてきました。
そして、現代の日本においても、経済苦や病気、介護疲れ等を理由に刑事事件化することがあります。

法律論としては、まず無理心中の目的で放火した場合、現住建造物放火罪が成立し、よって人を死に至らしめた場合、殺人罪が成立し、二つの罪は観念的競合として処罰されます。

観念的競合とは、一つの行為が二つ以上の犯罪の構成要件に該当する場合、より法定刑の重い罪で処断することを言います。
ただし、現住建造物放火罪と殺人罪は法定刑が同じため、この場合には特に量刑上の影響はありません。

また、お互い同意のある放火心中の場合には、現住建造物放火罪が成立し、両名死亡の場合には被疑者死亡のまま書類送致となり、仮に生き残った場合には、同意殺人罪または自殺関与罪が成立するとされています(判例)。

2015年、埼玉県熊谷市で両親を殺害し、家に火を放ったとして殺人罪と非現住建造物放火罪で起訴された事件がありました。
この事件の被告人は、初公判から一貫して無罪を主張し、検察官の主張する証拠は被告人の犯罪の立証に合理的な疑いを超えるものではないとして、さいたま地方裁判所は無罪判決を下しました。

放火という行為の性質上、有効な物的証拠が残らないことが多く、事実を否認したい事件では、上記のように無罪を勝ち取れることもあるかもしれません。
また、事実を争わない場合でも、放火の罪という法定刑の重い犯罪類型では、刑事弁護に長けた弁護人によって適切な処分や量刑を求め、適切な処罰を受けた上で、残りの人生を通じて自分の罪を償っていくことも大切だと言えます。

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埼玉県の刑事事件に強い弁護士 適切な量刑を求めて

2017-10-07

埼玉県の刑事事件に強い弁護士 適切な量刑を求めて

今年3月に東京地方裁判所が大麻所持罪で懲役1年6カ月執行猶予3年の判決を出した事件について、東京地方検察庁が「同種事件に比べ、量刑が重すぎた」との理由で控訴しました。
東京高等裁判所は今年6月に一審判決を破棄し、懲役6カ月執行猶予3年に減刑する判決を出し、確定しました。
検察官の求刑通りの量刑が確定し、その後検察官の請求によって控訴が出されることは極めて異例のことです。
(朝日新聞平成29年10月6日記事より)

【適切な量刑とは】

量刑とは、裁判所または裁判官が、法定刑内で刑法を諸規定を適用して処断できる範囲内で、最終的に被告人に下す刑罰、またはその作業を言います。

量刑において、法定刑に法律上刑を加重・減刑したり、情状酌量により減刑をすることが認められています。
法律上刑を加重・減刑するとは、自首や未遂による減刑や再犯による刑の加重、従犯の減刑などの適用を言います。

今回の事件では、東京地方検察庁内部で量刑の重さが問題となり、同種事件の量刑傾向を調査して適切な量刑への是正のために控訴を決めたと言われています。
大麻所持罪の法定刑は5年以下の懲役ですが、検察庁の見解として、同種の大麻所持罪の求刑は懲役6月から10月が一つの基準となると言っています。

多くの刑事弁護において減刑を求める場合、検察官の求刑に対して弁護士が行為の違法性や斟酌すべき情状を主張して、「より適切な量刑」として減刑を求めて争います。

当然、事件を担当する弁護士は、同種の事件における過去の量刑や判決内容を十分に調査・分析したうえで、過去の量刑との均衡なかで「適切な量刑」を主張していきます。

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また、弊所では第一審判決の量刑に不服の方のご相談や控訴審の弁護も受け付けております。

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