埼玉県行田市の刑事事件に強い弁護士 偽造した身分(公務員)で詐欺行為をしたら

埼玉県行田市の刑事事件に強い弁護士 偽造した身分(公務員)で詐欺行為をしたら

埼玉県行田市在住の自営業Aさんは、仲間と共謀して高齢女性Vさん宅に「あなたの口座から不正に金が引き出されている。いますぐ部下に預けて欲しい」と電話をかけ、偽の警察手帳を使って警察官を名乗ってVさん宅を訪れ、現金を騙し取りました。
その後不審に思ったVさんが埼玉県警行田警察署に通報し、Aさんは詐欺の疑いで逮捕されました。
行田警察署は押収した偽造警察手帳も調べ、公記号偽造、同使用罪の立件も考えています。
(※実際に会った例をもとにしたフィクションです)

公務員偽装した詐欺

昨今増加している特殊詐欺では、被害者の家族や親族を名乗ってお金を振り込ませたりする手段が一般的ですが、例えば警察官などの公務員を名乗って捜査協力を要請したり、大手通信会社の作業員を装って定期検査を名目にお金を騙し取るなどの従来の詐欺手口も依然として被害が絶えません。

そして、そのように特定の身分を偽って詐欺の手口とする場合、被害者の信用を得るために何らかの偽造犯罪を行っていることが少なくありません。
2017年10月12日に逮捕された上記と同様の事案では、実際の警察手帳に極めて酷似した精巧な偽造手帳が押収されています。

一般に、警察官バッジのついた警察手帳を偽造することは、刑法166条第1項の公記号偽造罪に該当し、公記号を不正に利用したり偽造した公記号を使用すると、同上第2項の公記号不正使用罪に該当します。
公記号は公印よりは社会生活上の重要性が低いとして、刑法166条は公印偽造罪等を定める刑法167条より軽い罪となっています。

しかし、警察官の職務は一般人への人権侵害を含む強制力を伴うものが多く、その証拠である警察手帳を見せて捜査協力をすることは、一般人に対して極めて大きな影響を与えるでしょう。

文書偽造関連の犯罪と詐欺罪の刑事事件における過去の量刑を見ると、懲役の実刑が確定したものと執行猶予がついたもので半々といったところです。
該当する犯罪の法定刑や詐欺の手口の違法性、被害者との示談成立の有無等によって結果は大きく異なる可能性がありますので、これらの刑事事件でお悩みの方はすぐに弁護士にご相談ください。

埼玉県行田市の身分偽造による詐欺事件でお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
埼玉県警行田警察署への初回接見サービス費用:41,860円)

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