Archive for the ‘暴力事件’ Category

犯行態様で量刑が変わる? 埼玉県越谷市の刑事事件専門弁護士に殺人未遂・傷害致死事件なら相談を!

2018-01-02

犯行態様で量刑が変わる? 埼玉県越谷市の刑事事件専門弁護士に殺人未遂・傷害致死事件なら相談を!

<事例1>
埼玉県越谷市在住の無職Aさんは、3Dプリンターで作成した拳銃で通行人を無差別に発砲し、4名に怪我を負わせました。
Aさんは、埼玉県警越谷警察署によって殺人未遂罪の疑いで逮捕され、その後起訴され、第一審のさいたま地方検察庁は、Aさんに対して懲役13年の実刑判決を下しました。

<事例2>
埼玉県越谷市在住の会社員Aさんは、飲み会で仲間と口論となり、その結果友人Vさんを死亡させてしまいました。
Aさんは、埼玉県警越谷警察署によって傷害致死罪の疑いで逮捕され、その後起訴され、第一審のさいたま地方検察庁は、Aさんに対して懲役6年の実刑判決を下しました。

(※上記いずれの事例もフィクションです。)

【何が量刑に影響を与えるのか?犯罪結果の重大性?】

例えば刑法199条の殺人罪は、殺人を処罰することによって人の生命を保護することを目的としています。

このように、すべての刑罰規定はそれぞれ保護法益を持っており、その保護法益に対する侵害の程度の重大性によって法定刑の軽重が定められています。

上記事例1の殺人未遂罪は、殺人罪の法定刑(死刑または無期もしくは5年以上の懲役)から減刑されることになりますが(刑法43条)、もともとの殺人罪の法定刑が高いため、かなりの懲役刑になることが想定されます。

上記事例2の傷害致死罪の法定刑は、3年以上の有期懲役です。

実際の事件例として、茨城県取手市の路上でクロスボウで通行人を撃ったとして殺人未遂罪に問われた事件で、水戸地方裁判所は懲役12年6月の実刑判決を言い渡しました。

また、料理店でのケンカの末に相手を死に至らしめたとして傷害致死罪に問われた事件では、懲役7年が言い渡されました。

上記事例1と2では、実際に人の生命が奪われたという保護法益の侵害とは別に、被害者の人数や犯行態様の悪質性も大きく考慮され、量刑に反映されたものと推測されます。

実刑判決の可能性がある刑事事件の場合、刑事事件の経験豊富な弁護士に相談することで、処分と量刑の見通しを知り、そのうえで必要な刑事弁護に取り組むことができるでしょう。

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被害者が示談交渉で加害者に?ふじみ野市の脅迫罪に詳しい刑事専門弁護士

2017-12-28

被害者が示談交渉で加害者に?ふじみ野市の脅迫罪に詳しい刑事専門弁護士

ある日、埼玉県ふじみ野市在住の会社員Aさんの高校生の娘が電車内で痴漢被害に遭いました。
その痴漢行為の加害者Vさんが、埼玉県警東入間警察署の取調べを受け、弁護士を通じて被害者の法的代理人(保護者)であるAさんに示談交渉を持ちかけてきました。
Aさんは大事な娘が被害に遭ったことに怒りを隠せず、Vさんとの示談交渉の場で「絶対に許さない。お前を社会的に抹殺してやる。」等と強い言葉でVさんを批難し、結局示談はまとまりませんでした。
その後、Vさん代理の弁護士からAさんの言動が脅迫罪に該当するとして、Vさんが埼玉県警東入間警察署に被害届を提出したと連絡がありました。
(※フィクションです。)

【感情的になりやすい示談交渉の場で気を付けるべきこと】

弁護士を通じて被害者の方と示談交渉を行い、被害の弁償や宥恕の合意を得ること等は非常に重要なプロセスと言えます。
しかし、示談交渉において、被害者の方が行き過ぎた言動や要求をしてしまい、一転して刑事事件加害者になることが時折あるようです。

例えば、
被害者または被害者の代理人として加害者に対する怒りや憤りが言動となって表面化してしまい、行き過ぎた復讐心による脅迫的言動を行ってしまうケース
例:「お前も同じ目に合わせてやろうか」と脅迫する等

被害者であることを理由に、自分の利益を最大限に引き上げようとするために脅迫的な言動等を行ってしまうケース
例:「〇百万円以上の示談金であれば応じてやる」「この事実を広められたくなければ〇〇円払え」「土下座して謝罪しろ」等のように利益目的の恐喝・強要を行う等
といったケースが挙げられます。
上記いずれの場合でも、脅迫罪や恐喝罪、強要罪といった犯罪になる可能性があります。

本来、示談交渉の場は、問題となっている被疑事実に関して、被害弁償の範囲について話し合ったり、問題解決の条件等で合意を目指すものです。
被害者の立場であることを逆手にとって、こちらから過度な要求や過剰な言動を行ってしまえば、被害者から一転して刑事事件加害者の立場になりうるので厳に注意をしてください。
しかし、もしも示談交渉をきっかけに、被害者という立場から刑事事件加害者という立場になってお困りの場合は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
弊所の弁護士は、脅迫罪や恐喝罪といった暴力事件にも対応している、刑事専門弁護士です。
埼玉県警東入間警察署への初回接見費用:38,900円)

ネグレクトから刑事事件へ 飯能市の保護責任者遺棄罪に強い弁護士

2017-12-27

ネグレクトから刑事事件へ 飯能市の保護責任者遺棄罪に強い弁護士

埼玉県飯能市在住の会社員Aさん夫婦は、精神疾患のある息子Vさんがときどき暴れるため、部屋に閉じ込めて世話をしていましたが、Vさんは栄養不足による衰弱と冷暖房のない環境のため衰弱し、やがて死んでしまいました。
Aさん夫婦はVさんの死を悲しんだものの、Vさんの死を公にすることを恐れ、死体を隠していましたが、近隣住人の通報により埼玉県警飯能警察署の警察官がAさん夫婦宅を訪れ、Aさん夫婦は死体遺棄罪や保護責任者遺棄致死罪等の疑いで逮捕されました。
(※フィクションです。)

【ネグレクトで発生しうる様々な犯罪】

社会保障審議会の資料によると、平成25年4月から平成26年3月までの1年間に、子どもへの虐待で死亡した事例は36人に及び、過去10年間での子どもへの虐待による死亡者数は582人に及ぶそうです。
子どもへの虐待の中に、ネグレクトと呼ばれる虐待があります。
ネグレクトは、育児放棄を指す言葉で、親などの子どもを養育すべき者が衣服や食事等の世話をしないことを言います。
例えば、今年12月、大阪府寝屋川市で50代夫婦が精神疾患のある娘を劣悪な環境で生活させ、死に至らしめた事件が起こりました。
被害者は低栄養状態で、体重は19キロ程しかなかったとのことで、ネグレクトも疑われる事件です。
この事件の被疑者である夫婦は死体遺棄罪で逮捕されたようですが、今後の捜査の進展次第では別の犯罪での立件もあるかもしれません。

一般的に、子どものネグレクトに対する刑事責任としては、保護責任者遺棄罪(刑法218条)、同致死罪(刑法219条)が考えられます。
保護責任者遺棄致死罪の場合、3年以上の有期懲役が科せられることになり、過去の裁判例を見ると、ほぼすべての事件で実刑判決が下されているようです。
さらに、虐待の過程として体罰や暴力行為が行われていれば、傷害罪(刑法204条)や傷害致死罪(刑法205条)等の適用もあり得るでしょう。

このように、子どもへのネグレクトによる刑事事件では、様々な犯罪が成立しえますから、ネグレクトによる刑事事件については、刑事事件の経験豊富な弁護士にご依頼ください。
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ひったくりの刑事責任は…さいたま市の刑事事件の逮捕に強い弁護士

2017-12-26

ひったくりの刑事責任は…さいたま市の刑事事件の逮捕に強い弁護士

<事例1>
埼玉県さいたま市在住の無職Aさんは、自転車で買い物中の主婦Vさんから財布の入ったカバンを奪い、走って逃走しましたが、駆け付けた埼玉県警浦和西警察署の警察官に取り押さえられ、窃盗罪の疑いで現行犯逮捕されました。

<事例2>
埼玉県さいたま市在住のフリーターAさんは、通行中の主婦Vさんから財布の入ったカバンを奪おうとしたところ、Vさんがカバンを離すまいと抵抗したため、Vさんに体当たりを加え、Vさんがカバンから手を離した隙にカバンを奪い、走って逃走しました。
その後、Aさんのもとに、埼玉県警浦和西警察署の警察官が訪れ、Aさんを強盗罪の疑いで逮捕しました。
(※上記いずれの事例もフィクションです。)

【ひったくりの刑事責任~態様によって罪が大きく変わる~】

ひったくりは、物を持ち歩いている歩行者や、前カゴに荷物を入れている自転車等に近づき、すれ違ったり追い抜いたりする瞬間にその物を奪って(ひったくって)逃げる行為であり、基本的には極めて短い時間で犯行を行う窃盗罪の一種と考えられています。
しかし、ひったくり対策として、バッグをたすきがけにする等の情報が周知されている中で、財物を奪う行為に手間取った犯人が暴力的な方法で目的を遂げる事例も少なからずあり、この場合「暴行又は脅迫を用いて他人の財物を強取した」として、ひったくりでも強盗罪(刑法236条)が成立する可能性があります。

強盗罪の法定刑は、5年以上の有期懲役と非常に重く、仮に強盗罪で起訴された場合には、執行猶予がつけられる可能性も非常に低いです(刑の執行猶予の要件として懲役3年以下であることが必要であるため)。
最高裁判例によれば、ひったくり目的で通行中の女性に自動車で接近し、被害者女性をひきずったまま自動車を走行して女性を転倒させた事件で、この行為の過程で強盗の犯意が生じており、その行為も相手方の犯行を抑圧するに足りる暴行と言えるとして、強盗罪の成立を認めています。
たとえ強盗罪が成立しない場合でも、ひったくりの窃盗罪で起訴され、実刑判決を受けた事件も数多くありますので、ひったくりで刑事責任を追及された場合には、すぐに刑事事件に強い弁護士にご依頼ください。

埼玉県さいたま市ひったくりによる窃盗罪や強盗罪の刑事事件でお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回無料の法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
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悪ふざけから刑事事件へ?杉戸町の傷害致死事件に詳しい弁護士

2017-12-20

悪ふざけから刑事事件へ?杉戸町の傷害致死事件に詳しい弁護士

Aさんと同僚のBさんは、埼玉県杉戸町本郷の産業廃棄物処理場で、同僚のVさんの肛門からコンプレッサーで空気を入れ死亡させてしまいました。
埼玉県杉戸警察署は、Aさん・Bさんの2人を傷害致死罪の疑いで逮捕しました。
Aさんらは、単なる悪ふざけで行ったことが、まさか傷害致死事件まで発展すると思わず、困惑しています。
(※平成29年12月18日産経新聞掲載記事を基にしたフィクションです。)

【悪ふざけで刑事事件に発展!実刑判決も?】

上記事例の基となった事件では、会社の同僚同士での悪ふざけが行き過ぎて人を死に至らしめてしまったとして傷害致死罪での立件となりました。
単なる悪ふざけであったとしても、被害者を死亡させ、刑事事件へと発展してしまう可能性があるのです。

悪ふざけから傷害致死事件という刑事事件に発展するおそれのある行為で、我々の生活により身近な例としては、飲み会等における「イッキ飲み」が挙げられます。
例えば、アルコールに弱いからと断る人に対してイッキ飲みを強要し、その結果急性アルコール中毒になって同人を死に至らしめた場合、傷害致死罪が成立する可能性があるのです。
判例によれば、傷害致死罪の成立にあたって、致死の結果の予見可能性は不要とされています。
よって、お酒を強いて勧めた時点で急性アルコール中毒の結果を予見していなくても、傷害致死罪の成立を妨げることにはなりません。
過去には、元ホストクラブ従業員がライバル店のホストに飲酒を強要し、急性アルコール中毒で死なせたとして傷害致死罪に問われた事件で、懲役3年6月の実刑判決が言い渡されたこともあります。
この事件では、被告人は嫌がる被害者に対して怒号で威圧して飲酒させ、客とホストという関係では、被害者は飲酒を断れなかったとして、言葉による飲酒の強要が傷害にあたると判断されました。

多くの人が集まる場所や催しでは、余興としてある程度の悪ふざけが行われることはつきものですが、上記のように行き過ぎた悪ふざけには刑事責任が発生し、かつ実刑判決もあり得ますので、刑事事件化した場合にはすぐに弁護士に相談してください。
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職務質問から逃げて殺人未遂罪?さいたま市の刑事事件に強い弁護士

2017-12-19

職務質問から逃げて殺人未遂罪?さいたま市の刑事事件に強い弁護士

埼玉県さいたま市在住の会社員Aさんは、お酒を飲んだ後、車で帰宅しようとしたところ、埼玉県警大宮西警察署の警察官に職務質問を受けました。
酒気帯び運転の発覚を恐れたAさんは、車の前方にいた警察官に構わず急発進させて逃亡を図ったものの、すぐに後を追われ、殺人未遂罪の疑いで現行犯逮捕されました。
(※フィクションです。)

【捜査機関からの逃亡でさらに負い得る刑事責任リスク】

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、警察官など捜査機関に対する刑事事件でご相談されるケースが見受けられます。
例えば、任意の取調中の警察官に反抗的な態度を示し、胸倉を掴んだとして公務執行妨害罪で逮捕されたケースや、同じく警察官に対して唾を吐きかけて暴行罪で刑事事件化した事例があります。
上記事例に類似の事件は意外に多く発生しており、今年12月16日、神奈川県海老名市で座間警察署の警察官が車中の被疑者を職務質問をしようとしたところ、警察官をひきずったまま運転したとして殺人未遂罪で逮捕されたケースも見られました。
また、今年6月にも、覚せい剤取締法違反の疑いで捜索中の警察官をひきずって車を運転したとして、被疑者が殺人未遂罪および公務執行妨害罪で逮捕された事件が起きています。

殺人罪の法定刑は、死刑または無期もしくは5年以上の懲役ですが、刑法第203条に殺人未遂罪が規定されており、刑法第43条により殺人未遂罪殺人罪の法定刑から減軽することができます。
ただ、刑の減軽が認められる場合であっても、殺人罪の法定刑の最も軽い懲役5年の2分の1が最下限となりますので、それでも重い罪と言えるでしょう。
そして、殺人未遂罪はその性質上、不起訴処分となることはほとんどなく、その法定刑は懲役のみで罰金も期待できず、さらに、過去の裁判例を見ると、ほぼすべての事件で執行猶予がつかず、実刑判決が下されています。
このように、殺人未遂罪はほぼ確実に起訴され、公判手続きに入ることになりますので、事件を起したばかりのご本人や、逮捕・勾留された方のご家族のかたは、すぐに刑事事件に強い弁護士に相談してください。
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埼玉県警大宮西警察署への初回接見費用:37,200円)

無罪判決を目指すなら…埼玉県の刑事事件に強い弁護士に相談を!

2017-12-16

無罪判決を目指すなら…埼玉県の刑事事件に強い弁護士に相談を!

埼玉県さいたま市の福祉施設に入所していた知的障害がある女性に乱暴したとして強姦罪に問われた元施設職員の男性に対する判決公判が埼玉地方裁判所で開かれた。
検察官の懲役7年の求刑に対し、男性側は「合意があった」と無罪を主張していたところ、裁判所は、「乱暴したとするには合理的な疑いが残る」として無罪を言い渡した。
(※平成29年12月13日産経新聞を基にしたフィクションです。)

【無罪判決の分析~供述の変遷と証言の信用性~】

日本国憲法第31条では、「何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。」としてます。
また、刑事事件において起訴された場合(被告事件)、「罪とならないとき」または「被告事件について犯罪の証明がないとき」は、判決で無罪の言い渡しをしなければなりません(刑事訴訟法336条)。
逆から言えば、被告事件で有罪と認定するためには、検察官は、被告人に罪があること、その犯罪事実について立証をしなければなりません。

上記事例の基となった、無罪判決の出た強姦被告事件において、裁判所は、一方的に襲われたとする被害者女性の供述について「変遷しており、十分な信用性があるとは到底いえない」と判断しています。
一般に、一貫性のない供述や不合理な供述の変遷は、その証言の証明力を弱める方向に働きます。
よって、刑事弁護人は、被害者や目撃者等の証言を精密に分析し、その証言の一貫性や論理性を争うことがしばしばあります。
逆に、被疑者や被告人の方も、刑事事件の捜査が始まった段階から捜査機関に対する供述が変遷した場合、その証言の信用性が疑われ、自分に不利な展開になることがあり得ます。
ですので、もし逮捕や任意の取調べなど、刑事事件に関わることになった場合で、どう話していいのか分からないような場合は、弁護士と相談を行ってから供述をするようにする等、専門家である弁護士の力を借りることが望ましいでしょう。

埼玉県内の刑事事件で事実を争い、無罪を勝ち取りたい方は、まずは弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
埼玉県内の警察署への初回接見費用は、0120-631-881にお問い合わせください。)

傷害事件の量刑に詳しい弁護士 さいたま市の刑事事件はすぐにご相談を

2017-12-03

傷害事件の量刑に詳しい弁護士 さいたま市の刑事事件はすぐにご相談を

埼玉県さいたま市在住の会社員Aは、2歳になる自分の息子Vに対して頻繁に殴る蹴る等の暴行を加えていました。
ある日AがVを壁に叩きつけたところ、Vは意識不明となり病院に運ばれたため、Aの日常的な暴行が発覚し、Aは埼玉県警大宮東警察署傷害罪の疑いで逮捕されました。
(※フィクションです)

【幅広い法定刑の傷害罪傷害態様と量刑~】

刑法204条に規定する傷害罪は、人の身体を傷害した者に対して、15年以下の懲役または50万円以下の罰金を科しています。

傷害罪がこのように法定刑の上限に大きな幅を設けているのは、一口に傷害と言っても、全治1週間程度の擦過傷から重度の後遺障害まで様々な被害の程度が考えられること、例えば凶器を用いて人に傷害を負わせる等の違法性の高い行為も処罰できるようにすること等の理由が挙げられます。

平成29年11月30日、1歳だった子供に暴行を加え意識不明の状態にさせた疑いで傷害罪で起訴された父親は、懲役11年(求刑懲役12年)を言い渡たされました。

この傷害被告事件では、被告人の一方的に理不尽な暴行により、被害者は回復の可能性がない脳死状態となっており、わが子の尊厳を無視した無慈悲な暴行だと非難して、検察官の求刑に近い判決を言い渡しています。

傷害罪の量刑について、必ずしも被害の程度と量刑が比例関係にある訳ではありませんが、参考までに過去の傷害罪の被害の程度と量刑の一例をあげましたのでご参考下さい。

罰金20万円→通院加療1日の傷害(前科2犯)、全治1週間の傷害(前科2犯)、加療約2週間の傷害(前科なし)

罰金50万円→被害者1に加療約1週間、被害者2に全治1週間の傷害(前科3犯)

懲役8月→全治1週間(累犯前科3犯)、加療約1月(累犯前科2犯)

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件のプロ集団として過去の刑事事件を研究し、法律相談にいらっしゃる相談者の方に有益な助言ができるよう、日々研鑽を積んでおります。

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本庄市の未成年者による殺人事件に挑む弁護士 少年事件の逆送事案

2017-11-15

本庄市の未成年者による殺人事件に挑む弁護士 少年事件の逆送事案

埼玉県本庄本庄市在住の専門学校生Aさんは、双極性障害の躁鬱症状により暴力欲求が抑えられず、路上で口論となった通行人Vさんをナイフで刺殺してしまいました。
Aさんは埼玉県警本庄警察署の警察官によって現行犯逮捕され、捜査の結果、Aさんによる別の殺人未遂罪や傷害罪の疑いが出てきました。
その後、事件はさいたま家庭裁判所熊谷支部に送致されましたが、家庭裁判所はAさんの事件については少年審判ではなく刑事裁判が相当であると判断し、事件はさいたま地方検察庁熊谷支部に送致されました(逆送)。
(※フィクションです)

【重大な少年事件は刑事処分となる?】

原則として、少年(20歳未満の者)に対しては、非行的性格の矯正や環境の調整による健全な育成の観点から、家庭裁判所の審判に付すことになります(少年法3条)。

しかし、少年が死刑、懲役または禁錮にあたる事件を起こした場合は、家庭裁判所が調査や審判を通じて罪質や情状を検討し、刑事処分が相当かを判断します(同20条1項、同23条1項)。

この点、通常の刑事事件の公判前に家庭裁判所が少年事件についての実質的な違法性判断をしているため、実質的検察官送致とも呼ばれます。

現行法では、犯行時に刑事責任年齢の14歳に達していれば検察官送致(逆送)が可能であり(法20条1項)、犯行時16歳以上の少年が故意で被害者を死亡させた事件については、原則、検察官に送致(逆送)せねばなりません。

近年で言えば、平成29年3月の名古屋地方裁判所における、殺人罪や殺人未遂罪で起訴された元少女の裁判員裁判が逆送された事件として挙げられます。
この事件は、第一審で無期懲役判決が下され、現在は名古屋高等裁判所で控訴審の公判が行われています。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件および少年事件のみを取り扱う専門性の高い法律事務所ですので、少年事件殺人罪その他重大な事件の逆送事案も安心してお任せください。

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痴話喧嘩が刑事事件に発展?羽生市の暴行事件の逮捕で活躍する弁護士

2017-11-13

痴話喧嘩が刑事事件に発展?羽生市の暴行事件の逮捕で活躍する弁護士

埼玉県羽生市在住の自営業の男性Aさんは、交際中の女性Vさんとドライブの途中、ささいな口論から大喧嘩に発展してしまいました。
Vさんは感情の起伏が激しく、興奮すると周りの物に感情をぶつける傾向があったため、AさんはVさんの体を押さえつけて宥めようとしました。
しかし興奮したVさんは、Aさんの制止を暴力行為と勘違いし、大声で悲鳴を上げたため、通行人が埼玉県警羽生警察署に通報し、Aさんは暴行罪の疑いで現行犯逮捕されました。
(※フィクションです)

【男女関係に起因する刑事事件と身柄拘束の傾向】

今まで弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務さいたま支部に寄せられたご相談の中には、10代・20代のカップルの喧嘩から刑事事件に発展したという例が少なからずございます。
今回は、そのような、いわゆる痴話喧嘩から刑事事件に発展してしまった場合について取り上げます。

痴話喧嘩による暴力事件では、多くの場合、相手に対する行き過ぎた感情や嫉妬心などを原因としており、場面としては、カップルが二人だけの状況(例えば自家用車の中)で、片方が別れ話を切り出し、感情的になった結果、刑事事件化するというケースが多いです。

ここで注目すべきなのは、弊所さいたま支部に寄せられた痴話喧嘩から発生した暴行事件・傷害事件については、全てが逮捕に至っていることです。
これは、痴話喧嘩をする間柄=被疑者と被害者が交際している間柄の場合、お互いが相手の住所や連絡先などを知っている場合がほとんどであり、捜査機関側からすると、逮捕して被疑者の身柄を拘束しなければ、さらに加害行為を行ったり、被害者を威迫して被疑者に有利になるような証言を強要する等、罪証隠滅の恐れがあると判断されるからだと思われます。
それゆえ、痴話喧嘩から発生した暴行事件では、事件が発生した段階で速やかに刑事事件に詳しい弁護士に相談し、早急に身柄解放もしくは逮捕の回避に動いてもらうことが必要になってきます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件専門の法律事務所として、このような暴行事件逮捕事案に迅速に対応し、数々の勾留阻止に成功しています。
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