傷害致死罪で裁判員裁判へ 埼玉県富士見市の刑事事件弁護士に依頼を
埼玉県富士見市在住の自営業Aさんは、友人同士の飲み会で盛り上がっていたところ、別の客グループと口論になり、殴り合いの乱闘になりました。
Aさんは空手の有段者であり、Aさんが喧嘩相手のVさんの腹を強く蹴ったところ、Vさんは嘔吐して激しく苦しみ、病院に搬送されたものの間もなく死亡しました。
Aさんは傷害致死罪の疑いで逮捕、起訴され、さいたま地方裁判所川越支部で裁判員裁判が開かれることになりました。
(フィクションです。)
【重大刑事事件と裁判員裁判】
司法の専門家である裁判官の判断に対して、有権者を司法判断に参加させることで、国民の司法に対する理解と信頼を促進することが期待できるとして、2009年5月、裁判員の参加する刑事裁判に関する法律(裁判員法)が施行され、同年8月、裁判員制度を導入した初の公判が東京地裁で開かれました。
ただし、裁判員裁判は、原則として裁判員6名と裁判官3名の合議体で行われ、裁判員には複数回の公判出席や守秘義務が課せられる等のコストがかかるため、一定以上の重大事件のみに適用されることになっています。
裁判員裁判の対象となる重大事件とは、①死刑または無期の懲役若しくは禁錮に当たる罪に係る事件、②死刑又は無期若しくは短期一年以上の懲役若しくは禁錮に当たる罪のうち、故意の犯罪行為により被害者を死亡させた罪に係るもの、のいずれかを言い、主な例として、最高裁のHPでは、殺人罪、強盗致死傷罪、傷害致死罪、危険運転致死罪、現住建造物等放火罪、身代金目的誘拐罪、保護責任者遺棄致死罪、覚せい剤取締法違反(密輸入)等を列挙しています。
平成29年6月に、格闘家で元ジムトレーナーの男性が、知人男性を蹴り死亡させたとして傷害致死罪に問われた事件で、今年10月23日、千葉地裁で裁判員裁判の初公判が開かれています。
裁判員裁判の問題点として、裁判員が被害者の心情や処罰感情を強く意識した結果、量刑相場を大幅に超える判決を言い渡してしまう危険が指摘されており、裁判員裁判の刑事裁判では、刑事弁護人は、法律のプロではない裁判員に対する分かり易く効果的な弁論の準備が必要となり、熟練度が要求されます。
埼玉県富士見市で、傷害致死罪等により裁判員裁判となる可能性がある方は、刑事事件の経験豊富な弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回無料の法律相談、または初回接見サービスをご検討ください。
(埼玉県警東入間警察署への初回接見費用:38,900円)