埼玉県川口市の死亡事故で殺人の故意を否認したい

2019-12-27

埼玉県川口市の死亡事故で殺人の故意を否認したい

死亡事故を起こしてしまったものの、殺人故意否認するケース等について紹介し、その刑事責任について弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所さいたま支部が解説します。

<事件例1>

ある日、埼玉県川口市のラブホテルにて、女性Vさんの死体が発見されました。
埼玉県警武南警察署は、殺人罪の疑いで捜査を進めたところ、Vさんと一緒にラブホテルに入り、一人で出て行った男Aを割り出し、間もなくAを殺人罪の疑いで逮捕しました。
警察の調べに対し、Aは、「風俗店でVと知り合い、ホテルで性交をした。Vとの同意のもとで暴力的なプレイに興じたが、事故によりVが死亡してしまった。自分がVを故意に殺したわけではないが、Vが死亡してしまた恐くなって逃げてしまった」と供述し、殺人罪故意否認しています。

<事件例2>

ある日、埼玉県川口市のラブホテルにて、女性Vさんの死体が発見されました。
埼玉県警武南警察署の調べによれば、Vの死因は、違法薬物の過剰摂取によるものと鑑定され、Vさんと一緒にラブホテルに入り、一人で出て行った男Aについて、殺人罪または保護責任者遺棄致死罪、および麻薬取締法違反の疑いで行方を負っています。

(上記いずれの刑事事件例もフィクションです。)

上記刑事事件例は、今年12月19日午後6時半ごろ、埼玉県川越市脇田本町のラブホテルの店長から、「ベッドの上で女性が倒れていて意識がない」と110番通報があった事案をモデルにしています。
埼玉県警川越警察署の警察官が駆けつけると、ベッドの上で女性が衣服を着けていない状態で死亡しており、警察は女性の遺体を司法解剖して死因を調べるとともに、事件に巻き込まれた可能性もあるとみて捜査を開始しました。
※この刑事事件については弊所が受任した案件ではございません。

一般に、ホテルや宿泊所などで死体が発見された場合、捜査機関は死者が生前に一人であったのか他の者と一緒であったのかを防犯カメラや目撃情報から割り出し、一人であった場合には自殺による死亡と判断されることが多いものの、少しでも他の者の関係が疑われる場合には、殺人罪などの可能性を含めて慎重に捜査を開始します。

被害者の死亡が他者による影響を受けた場合であっても、上記2つの刑事事件例のように、殺人の行為や故意否認するケースが稀に報道されることがあります。

一つが、SMプレイのように、被害者との同意のもとでプレイをしている最中に、行為をやり過ぎてしまったゆえに意図せず死亡事故につながってしまった例であり、もう一つが、性行為の感度を高める違法薬物等を使用した結果、その違法薬物の効果で過剰に反応(オーバードーズ)し、使用者が死亡してしまう例であります。

殺人罪の場合、死刑または無期懲役もしくは5年以上の懲役が科されることになります(刑法第199条)。

しかし、殺人罪が成立するには殺人故意が必要とされており(刑法第38条1項)、上記刑事事件例のように、死亡事故に至った経緯や、殺人故意の適切な否認を行った場合、保護責任者遺棄致死罪(刑法第219条)や、傷害致死罪(刑法第205条)あるいは過失致死罪(刑法第210条)等のより軽い罪状へ変更される可能性が残されています。

このような死亡事故に関わる重大な刑事事件では、自分の主張を適切に刑事手続きに反映してもらうためにも、刑事事件の経験豊富な刑事弁護士弁護を依頼することが望ましいと言えます。

埼玉県川口市死亡事故を起こしてしまったものの、殺人故意否認したいとお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所への初回無料の法律相談または初回接見サービスをご検討ください。

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