埼玉県三郷市の刑事事件に強い弁護士 高齢運転者の交通犯罪増加傾向
埼玉県三郷市在住の年金受給者Aさん(70歳)は、自動車で病院へ通院する途中、赤信号を見落として交差点に進入してしまい、1台の車に衝突し、通行人1名に接触してしまいました。
Aさんは駆け付けた埼玉県警吉川警察署の警察官から過失運転致傷罪の疑いで取調べを受け、一旦家に帰されました。
Aさんは今後、事件が裁判沙汰になるのか(起訴されるのか)不安になり、刑事事件に詳しい弁護士に相談することにしました。
(※フィクションです)
【高齢者の自動車運転の刑事事件リスク】
埼玉県警察本部が作成した資料によれば、埼玉県の人口は他県からの流入により、毎年約2万人ずつ増加しており、それに伴って免許人口も増加しています。
また、高齢化社会の影響で、高齢者免許人口も同様に年々増加しており、こちらは毎年4、5万人ほど増加しています。
平成28年度の埼玉県の人身事故件数は27,816人で、死者数151人、負傷者数34,212人です。
この3つの数字は対前年で減少している一方で、高齢者の死傷者数はほぼ横ばいであり、交通事故全体における高齢者事故の割合が存在感を増していると読み取ることができます。
昨年度、高齢運転者による高速道路の逆走等が報道で取り上げられ、高齢運転者の運転免許返納の推進も社会問題となりつつあります。
なお、平成29年3月施行の高齢運転者対策の推進に関する規定により、認知機能検査の臨時的実施や高齢者講習の臨時実施などの法対応も整備されています。
過失運転致死傷罪(自動車運転死傷行為処罰法第5条)は、7年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金を定める非常に重い罪です。
過失運転致傷罪の疑いで刑事事件化した場合、不起訴処分となることは非常に少なく、違法性の度合いや前歴等も踏まえ、軽くても数十万の罰金または3年以上の執行猶予処分、重い場合で1年以上の実刑判決となるでしょう。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件専門の法律事務所として多くの交通犯罪事件を取り扱っております。
交通犯罪は迅速な示談成立によって刑事処分に大きな影響を与えますので、事件化した場合にはすぐに弁護士にご相談ください。
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(埼玉県警吉川警察署への初回接見サービス費用:41,000円)