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被疑者の逃走・逃亡に関する罪 埼玉県行田市の刑事事件弁護士に相談

2018-08-18

被疑者の逃走・逃亡に関する罪 埼玉県行田市の刑事事件弁護士に相談

<事例1>
埼玉県行田市在住の無職Aさんは、市内のデパートで食料品を万引き(窃盗)し、埼玉県警行田警察署によって窃盗罪の疑いで逮捕されました。
行田警察署での取調べ中、Aさんは警察官が席を外した隙を見計らって警察署施設の一部を破壊して逃亡しました。
行田警察署は付近の住民に注意を呼び掛けるとともに、加重逃走罪の疑いでAさんの行方を追っています。

<事例2>
埼玉県行田市在住のフリーターBさんは、旧友のAさんから金を貸してほしいと言われ、理由を聞くと、Aさんは警察から逃亡していると言いました。
BさんはAさんに金を貸すべきか、行田警察署に通報するべきか悩みました。
(上記いずれの事例もフィクションです。)

昨今、大阪府警富田林警察署の取調べ室から逃走した被疑者の報道が大々的になされており、さらに以前には愛媛県今治市の松山刑務所大井造船作業場から受刑者が逃走した事件も記憶に新しい所です。

上記事例1について、逃走罪を定める刑法第97条は、裁判の執行により拘禁された既決または未決の者が逃走した場合、1年以下の懲役を科すとしています。

逃走罪で対象となる「既決の者」とは、主に確定裁判を受け懲役刑や禁錮刑を受けている者を言い、「未決の者」とは、裁判所の勾留決定により勾留されている者を言います。

加重逃走罪を定める刑法第98条は、上記の者に加えて、勾引状の執行を受けた者が、拘禁場または拘禁器具を損壊したり、暴行・脅迫を用いたり、2人以上で通謀して逃走した場合、3月以上5年以下の懲役を科します。

「勾引状の執行」とは、逮捕状による逮捕の場合を含み(判例)、通常逮捕された者が逃走しようとした際、特に違法性の高い上記行為について厳しく処罰しています。

他方、法令により拘禁された者を逃走させる目的で、器具を提供したり、その他逃走を容易にする行為をした場合、3年以下の懲役を科されます(逃走援助罪)。

特に逃走援助罪の場合、逮捕中の者とは知らずに金を貸してしまったと逃走援助罪の故意を否認するケースも考えられ、刑事事件に詳しい弁護士の適切な支援を受けることが大切です。

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電車にしがみつき威力業務妨害罪で逮捕 埼玉県志木市の刑事事件弁護士に早期依頼

2018-08-16

電車にしがみつき威力業務妨害罪で逮捕 埼玉県志木市の刑事事件弁護士に早期依頼

会社員Aさんは、会社の残業で遅くなり、埼玉県志木市志木駅の最終電車に乗るため、既にドアが閉まり今にも発車を始める電車に対して「開けてくれ、乗せてくれ」と言って、ドアにしがみつきました。
駅員がAさんを電車から引き剥がそうとするものの、Aさんは電車しがみつき続けたため、駆けつけた埼玉県警朝霞警察署の警察官がAさんを威力業務妨害罪の容疑で現行犯逮捕しました。
(フィクションです。)

【焦りや酒酔いによる電車トラブルの大きな代償】

上記刑事事件例は、今年4月3日、神戸市のJR三ノ宮駅において、電車が低速で発進し始めた瞬間、ホームに走り込んできた男がドアにしがみつき、ドアを開けようとし始めたため、駅員の通報で駆けつけた兵庫県警機動パトロール隊員に、電車の運行を妨害したとして威力業務妨害罪の容疑で現行犯逮捕された事例をモデルにしていますが、同様の事例は全国で多数発生しているようです。

このような事例の中には、最終電車を乗り過ごすことで高額な深夜タクシーやホテルでの宿泊を強いられることにより焦って電車の利用に固執してしまったケースと、酩酊状態で正常な判断ができずに電車を無理に引き留めてしまったケースに大別され、いずれの場合でも、不当な被疑事実の否認をせず、事実を認めて反省し、家族による身元引受人が確保できた場合には、釈放されることが多いようです。

逆に、酒に酔って覚えていないと主張する場合、駅のような極めて公共的な場所については誰もがアクセスすることができ、駅員や目撃者等に対する威迫等による証拠隠滅が強く疑われるため、逮捕に引きつづき、最大10日間の勾留が決定される可能性は決して少なくありません。

被疑者が会社勤めをしている場合、10日間の勾留、さらに勾留が延長された場合には最大20日間社会から切り離されることになり、懲戒免職等を含めた会社からの処分の可能性は極めて高くなるでしょう。

刑事事件逮捕されてしまった場合、早期の釈放を目指すのか、冤罪等の事実の主張を目指すのか、刑事事件専門の弁護士としっかり話し合い、それぞれの場合における不利益等も理解した上で、納得のいく最善の刑事弁護を進めてもらうことが何よりも重要です。

埼玉県志木市で、電車しがみつき威力業務妨害罪刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回接見サービスをご検討ください。
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警察官の職務質問で暴れて公務執行妨害罪 埼玉県越谷市の刑事事件に強い弁護士

2018-08-15

警察官の職務質問で暴れて公務執行妨害罪 埼玉県越谷市の刑事事件に強い弁護士

埼玉県越谷市在住の自称自営業のAさんが、駅付近の繁華街を歩いていると、巡回していた埼玉県警越谷警察署警察官職務質問を受けました。
Aさんが何の用かと聞くと、警察官は、Aさんの歩行がふらついており、薬物使用者に特徴的な歩き方と思われたため、手荷物検査を行いたいと言いました。
Aさんが任意の調べであれば断ると言って立ち去ろうとすると、警察官がAさんに背後から回り込んで再度手荷物検査を依頼してきました。
Aさんはカッとなってナイフを取り出し、警察官に対して「どけ、殺すぞ」と言ってナイフを突きつけましたが、警察官は拳銃を抜いて威嚇し、応援を呼んでAさんを包囲し、公務執行妨害罪および銃刀法違反の疑いでAさんを現行犯逮捕しました。
(フィクションです。)

【市民の捜査協力義務と適切な任意捜査協力のかたち】

上記刑事事件例は、今年2月に大阪・京橋の繁華街で発生した公務執行妨害罪逮捕事案をモデルにしています。

大阪の事件では、警察官はナイフを構えた被疑者に対して投降するよう呼びかけた上で、被疑者の太ももに向けて発砲し、負傷した被疑者はその場で取り押さえられ、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕されました。

国際的に比較的治安の良い日本で、警察官が発砲に至った事件として報道で大きく取り上げられましたが、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所でも、警察官を突き飛ばしたり、振り払って転倒させる等により公務執行妨害罪の疑いで逮捕されてしまった方の接見依頼や受任を受けることがあります。

警察官職務質問中の事案が特に多いところですが、公務員の職務執行に対して暴行又は脅迫を加えた場合、3年以下の懲役もしくは禁錮または50万円以下の罰金を科されます。

公務執行妨害罪刑事事件化すると、性質上、多くの場合現行犯逮捕されることになり、高い確率で起訴されることになるでしょう。

公務執行妨害罪の過去の量刑を見ると、前科が無く暴行や脅迫の程度が比較的軽い事案で30万円程度の罰金が科されるケースがあり、また前科がある場合や暴行や脅迫の程度が重い事案では懲役1年程度の実刑判決が下されるケースが多いようです。

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刑事事件の逮捕事案と報道 埼玉県さいたま市の性犯罪刑事事件を弁護士が語る

2018-08-13

刑事事件の逮捕事案と報道 埼玉県さいたま市の刑事事件を弁護士が語る

JR湘南新宿ラインの車内で女性Vさんの身体を触ったとして、埼玉県警大宮警察署は、東京都の会社員Aさんを強制わいせつ罪の疑いで逮捕しました。
AさんはVさんの背後から、Vさんの下半身を触った疑いがあり、Aさんの行為に気付いた目撃者がAさんの痴漢行為を指摘し、大宮駅でAさんを降車させ駅員に通報しました。
警察の調べに対し、Aさんは「Vさんを触ったが、そこまでひどいことはしていない」と被疑事実を一部否認しています。
(平成30年8月10日朝日新聞の記事から引用しています。)

【刑事事件化と逮捕の有無、そして報道の在り方】

一般に、ある犯罪事実が警察を主とする捜査機関に発覚した時、捜査機関は捜査を開始し、これを刑事事件化と言います。

刑事事件の流れでは、逮捕、(検察官)送致起訴、そして判決の言い渡しの時に事件が報道されることが多いです。

現行犯であれば、逮捕状がなくても誰でも逮捕することができますし(現行犯逮捕。刑訴法第212条、213条)、また、捜査機関は、被疑者が犯行を行ったと疑うに足りる相当な理由がある時は、裁判所に逮捕状を請求した後、被疑者を逮捕することができます(通常捕。刑訴法第199条等)。

また、検察官は、犯人の性格・年齢・境遇、犯罪の軽重・情状、犯罪後の状況等を考慮し、起訴するかしないかを判断することができます(起訴便宜主義。刑訴法第248条)。

刑事事件弁護士は、逮捕起訴において、その必要性や要件を争う機会があり、事件の内容や進行状況に応じて、できるだけ逮捕をしないよう働きかけたり、迅速な示談の成立等により検察官への送致前に事件を終了させたり、送致された場合には起訴の必要が無いことを検察官に働きかけていきます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所には、法律相談において刑事事件の報道を阻止または回避してほしいとのご依頼をいただくことがありますが、つまり、逮捕を回避すること、事件の送致を回避すること、不起訴処分の獲得を目指すこと、そして公開の刑事裁判ではなく略式の罰金命令にするよう働きかけること等により、事件が報道される機会を少なくしていくことができます。

埼玉県さいたま市で、刑事事件の発生と報道との関係にご不安の方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回接見サービスをご検討ください。
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天然記念物の動物所持で文化財保護法違反 埼玉県北本市の刑事事件弁護士に相談を

2018-08-11

天然記念物の動物所持で文化財保護法違反 埼玉県北本市の刑事事件弁護士に相談を

埼玉県北本市の飲食店従業員Aさん(22歳)は、国の天然記念物のカメやトカゲを無許可で捕まえて飼育したとして、埼玉県警鴻巣警察署は、文化財保護法違反の疑いで取調べを受け、後日、書類送検されました。
Aさんは「昆虫や爬虫類が好きだった」と供述し、被疑事実を認めています。
(平成30年8月8日朝日新聞の記事を元に、事実の一部を変更したフィクションです。)

【ペットブーム?~SNSや動画配信の定着と刑事事件化~】

上記刑事事件例は、埼玉県北本市の男性被疑者が、国の天然記念物のカメやトカゲを無許可で捕まえて飼育した疑いで、文化財保護法違反で書類送検された事案をモデルにしています。

警視庁生活環境課によると、被疑者は、国の天然記念物で沖縄県石垣島などに生息するトカゲ1匹とカメ4匹を文化庁長官の許可なく捕獲し、自宅で飼育したとされており、被疑者がツイッターに投稿した法令保護対象のトカゲを飼育している写真を見た人からの通報で犯罪が発覚しました。

被疑者は、上記動物とは別に、捕まえた昆虫などをネットオークションで販売していたことから、中には別の天然記念物が含まれていた可能性もあるとして余罪の捜査も進んでいます。

文化財保護法によれば、文部科学大臣は、記念物のうち重要なものを史跡・名勝・天然記念物に指定することができ、指定された記念物等の現状を変更またはその保有に影響を及ぼす行為をして、これを滅失・毀損・衰亡に至らしめた者は、5年以下の懲役若しくは禁錮又は30万円以下の罰金が科されます。

また、記念物等を滅失・毀損・衰亡に至らしめない場合でも、監督官庁による命令違反等により、5万円から30万円あたりの罰金または過料が科されることもあります。

文化財保護法違反のような社会的法益に対する犯罪では、記念物等の所有者がいる場合には示談を、所有者がいない事案では、情状主張により軽い罪を求めていく必要があり、刑事事件の経験豊富な弁護士に相談することが望ましいと言えます。

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線路への悪質ないたずらで捜査開始 埼玉県桶川市の刑事事件に詳しい弁護士

2018-08-09

線路への悪質ないたずらで捜査開始 埼玉県桶川市の刑事事件に詳しい弁護士

埼玉県在住の無職Aさんは、いたずら目的で、深夜、埼玉県桶川市のJR高崎線の線路上に盗んだ自転車を乗り捨てました。
その後、夜間の貨物列車がこの自転車に衝突しましたが、幸いにも怪我人はなく、列車にも損傷はありませんでした。
埼玉県警上尾警察署は、何者かが悪質ないたずらを行ったとみて、列車往来危険罪威力業務妨害罪の疑いで捜査を開始しました。
(平成30年8月8日時事通信社の記事を元に、場所や態様の事実を創作または変更したフィクションです。)

先日も、線路上にカラーコーンを置いたことによる電車往来危険罪刑事事件例を紹介したところですが、今年8月8日にも、静岡県浜松市西区のJR東海道線の舞阪-高塚駅間において、線路上に置かれていた自転車に、上り貨物列車が衝突したという事件が起こりました。

同区間では、8月6日にも貨物列車が線路上にあった複数のコンクリートブロックに衝突する事故があり、警察は、何者かが悪質ないたずらを続けたとみて、列車往来危険罪威力業務妨害罪の疑いで捜査を進めています。

刑法第125条(往来危険罪)については先日のブログで紹介したとおりですが、上記事案では、危険犯である往来危険罪と同時に、人の社会・経済活動等の円滑な遂行を保護する威力業務妨害罪(刑法第234条)が適用されています。

威力業務妨害罪における「威力」とは、一般に人の意思を圧迫するに足る有形・無形の力の行使を言うとされており、鉄道事業者は鉄道事業法により様々な安全確認を義務づけられており、線路へ故意に自転車の放置すれば、鉄道事業者は自転車を取り除き、安全点検を行わなければならず、それによって電車のダイヤが乱れる等の不利益が生じる以上、威力業務妨害罪が成立する見込みは高いと思われます。

このような線路に対するいたずら刑事事件では、被疑者が事件現場である線路への立ち入りを防止することが難しく、証拠隠滅の可能性が疑われるため、逮捕やその後の勾留の可能性は非常に高いと思われます。

埼玉県桶川市で、線路への悪質ないたずらにより刑事事件化、または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回接見サービスをご利用いただき、適切な事件の見込みと捜査対応の知識を得ることを強くお勧めいたします。
埼玉県警上尾警察署への初回接見費用:36,400円)

線路への置物で事件化 埼玉県羽生市の少年事件に詳しい弁護士に相談を

2018-08-07

線路への置物で事件化 埼玉県羽生市の少年事件に詳しい弁護士に相談を

埼玉県羽生市の高校1年生のAさんは、同じ学校の友人らとともに、学校の体育準備室からカラーコーンを盗み出し、市内の線路上にカラーコーンを設置するといういたずらを行いました。
線路上にカラーコーンが置かれているのを運転士が発見し、安全確認の上で数分遅れで電車は運行を再開しました。
通報を受けた埼玉県警羽生警察署電車往来危険罪の疑いで捜査を開始し、犯人の目撃情報を募っていることを知ったAさんは、不安になって両親に相談し、両親と弁護士に相談することのなりました。
(フィクションです。)

【少年によるいたずらで事件化】

上記刑事事件例に似た事案として、今年8月5日、名古屋市の名鉄瀬戸線の守山自衛隊前駅近くで、線路上にパイロン(カラーコーン)が置かれているの運転士が発見し、パイロンは割れた状態で下り線の線路上に二つ置かれていたことから、守山警察署は電車往来危険罪の疑いで調べを進めています。

上記事件の被疑者が少年かどうかは不明ですが、過去に、道路上で走行している自動車や線路上の電車に対する投石、落石または置石等、少年によるいたずらで刑事事件化した例は多く、中には逮捕された例も珍しくありません。

公道や鉄道など、往来に対するいたずらについては、その態様に応じて次の犯罪が成立する可能性があります。

1つ目は往来妨害罪で、陸路等を損壊または閉塞し、往来の妨害を生じさせた場合、2年以下の懲役または20万円以下の罰金が科されます。

2つ目は往来危険罪で、鉄道や標識を損壊したり、その他の方法により、汽車や電車往来の危険を生じさせた場合、2年以上の有期懲役が科されます。

少年事件の場合でも、まったく逮捕されないということはなく、検察官が事件を家庭裁判所に送った場合には、家庭裁判所の調査官との綿密な遣り取りの上で少年の処遇を決まっていきますので、事件化のおそれがある段階でも、早めに弁護士に相談し、家庭裁判所への不送致や審判不開始の可能性を探っていくことが大切です。

埼玉県羽生市で、線路への置物等、往来に対する危険で少年事件化のご不安の方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回接見サービスをご検討ください。
埼玉県警羽生警察署への初回接見費用:41,200円)

共犯者間の共謀事実の否認 埼玉県三郷市の刑事事件弁護士に相談

2018-07-28

共謀共同正犯の否認 埼玉県三郷市の刑事事件弁護士に相談

埼玉県三郷市の無職Aさんは、交際相手のBさんとともに、市内で盗めそうな乗用車を物色していたところ、エンジンをつけたまま駐車してあった乗用車を発見し、この車に乗ってその場から離れました。
ところが、乗用車の盗取から間もなく、信号停止中に埼玉県警吉川警察署の警察官が職務質問をしてきたため、Aさんは職務質問を逃れようと盗難車を急発進させて逃亡しました。
その後、2キロほどパトカーの追跡を受けたのちに盗難車は停止し、AさんおよびBさんは、共謀による公務執行妨害罪の疑いで現行犯逮捕されました。
警察は、Vさんに乗用車を窃取した窃盗罪や他の余罪を含め、捜査を進めていますが、Aさんは乗用車の窃盗について「自分1人でやったことで、Bとは共謀していない」と供述しています。
(2018年7月26日読売新聞の記事を元に、場所や犯行態様に変更を加えたフィクションです。)

【共謀共同正犯と共謀事実の否認】

刑法第60条では、2人以上で共同して犯罪を実行した場合、すべて正犯として刑事上の責任を負うとしています(共同正犯)。

そして、判例によれば、2人以上の者が犯罪を共謀した場合、一部の者が犯罪を実行した場合には、その実行行為に加担しなかった者も共同正犯となると解しています(共謀共同正犯)。

共謀共同正犯が成立するためには、2人以上の者が、特定の犯罪を行うため、共同意思の下に一体となって互いに他人の行為を利用し、各自の意思を実行に移すことを内容とする謀議をなし、よって犯罪を実行した事実が必要と解されています(最高裁判例)。

この点、上記刑事事件例では、Aさんは単独犯として犯行は認めているものの、共謀の事実は否認しており、Bさんの無罪もしくは少なくとも刑の減軽が期待できる幇助犯に過ぎないと主張したいと考えられますが、このような主張をしたい場合には、刑事裁判の経験が豊富で事実の否認の主張を得意とする刑事事件弁護士弁護を依頼するのが良いでしょう。

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警察から逃走して公務執行妨害罪で逮捕 埼玉県北葛飾郡の刑事事件弁護士

2018-07-28

警察官から逃走して公務執行妨害罪で逮捕 埼玉県北葛飾郡の刑事事件弁護士

埼玉県在住の無職Aさんは、交際相手のBさんとともに、埼玉県北葛飾郡のコンビニにエンジンをつけたまま駐車してあったVさんの乗用車を窃取し、その盗難車に乗って逃走しました。
Vさんは埼玉県警杉戸警察署に通報し、連絡を受けた警察官がAさんに職務質問をしようとしたところ、Aさんは職務質問を逃れようと盗難車を急発進させて逃走しました。
その後、2キロほどパトカーの追跡を受けたのちに盗難車は停止し、AさんおよびBさんは、公務執行妨害罪の疑いで現行犯逮捕されました。
(2018年7月26日読売新聞の記事を元に、場所や犯行態様に変更を加えたフィクションです。)

【刑事責任を逃れようとさらに罪を重ねてしまう犯罪】

刑法第95条第1項は、公務員の職務執行に対して、暴行又は脅迫を加えた場合、3年以下の懲役もしくは禁錮、または50万円以下の罰金が科されます。

警察官による職務質問は、警察官職務執行法第2条1項を根拠とし、「何らかの犯罪」を疑うに足りる相当な場合に行われる行政警察活動であり、当然、公務執行妨害罪で保護されるべき職務です。

一般的に、犯罪の発覚を恐れる等の理由で、ただ単に警察官から逃走するだけでは刑法上の犯罪行為には該当しませんが、職務質問を振り切るため、少しでも警察官に対して直接であると間接であるとを問わず不法な有形力の行使があった場合には、公務執行妨害罪の成立する可能性が高いでしょう。

公務執行妨害罪は、個々の公務員に対する不法な侵害というよりも、円滑な公務の執行を保護する社会的法益の刑罰であるため、このような刑事事件では、示談の余地はなく、真摯の反省を示す情状主張が非常に重要であり、刑事事件を専門とする経験豊富な弁護士弁護を依頼することをお勧めします。

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店舗に対する逆恨みの刑事事件で逮捕 埼玉県鶴ヶ島市の刑事事件弁護士

2018-07-21

店舗に対する逆恨みの刑事事件で逮捕 埼玉県鶴ヶ島市の刑事事件弁護士

埼玉県鶴ヶ島市の無職Aさんは、パチンコ店Vで大負けしたことを逆恨みし、自家用車でパチンコ店正面から突っ込み、正面玄関を破壊しました。
Vは開店前のため客はおらず、幸い怪我人は出ませんでした。
埼玉県警西入間警察署は、Aさんが意図的にVに車で突っ込んだとして、建造物損壊罪の疑いで現行犯逮捕しました。
(平成30年7月20日共同通信社の記事を元に、場所等の一部事実を変更したフィクションです。)

上記刑事事件例は、今年7月20日、仙台市宮城野区のパチンコ店に軽乗用車が突っ込み、建造物損壊罪の疑いで軽乗用車を運転していた男性を現行犯逮捕した事件をモデルにしています。

建造物損壊罪を定める刑法第260条は、他人の建造物または艦船を損壊した場合、5年以下の懲役を科し、よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断するとしています。

他人の物を損壊する罪は、建造物(建造物損壊罪)と、権利または義務に関する他人の文書または電磁的記録(私用文章毀棄罪)については特に重い法定刑で保護し、それ以外の物については器物損壊罪が広く処罰することになります。

上記事件では、幸いにも客や歩行者の負傷者がゼロだったため、建造物損壊致死傷罪の成立には至りませんでしたが、例えば、開店準備中のスタッフ等を邪魔する意図があって自動車で突っ込んだ場合には、建造物損壊罪と同時に威力業務妨害罪(刑法第234条)が同時に成立することもあり得ます。

店舗に対する逆恨みで違法な行動をとった場合、その行動により負傷者が出たのか、店舗の業務が阻害されたのか、店舗建造物や商品に対する損壊はどの程度か等の多くの事情により、複数の罪が成立し、併合罪として重い刑罰が科せられる可能性も十分考えられますので、刑事事件の発覚または逮捕された場合には、すぐに刑事事件に詳しい弁護士に相談し、刑事事件と処罰の見通しを知ることが大切です。

埼玉県鶴ヶ島市で、店舗に対する逆恨み刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の法律相談または初回接見サービスをご検討ください。
埼玉県警西入間警察署への初回接見費用:39,400円)

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