Archive for the ‘刑事事件’ Category

覗き目的の建造物侵入罪で逮捕 埼玉県三郷市の刑事事件弁護士に依頼を

2018-10-26

覗き目的の建造物侵入罪で逮捕 埼玉県三郷市の刑事事件弁護士に依頼を

埼玉県在住のAさんは、埼玉県三郷市にある温泉施設において、覗き目的で女湯に忍び込んだとして従業員にその場で取り押さえられ、建造物侵入罪の疑いで現行犯逮捕されました。
Aさんは埼玉県警吉川警察署に留置され取調べを受けていますが、「男湯と女湯を間違えて入ってしまい、無人だったため気付かなかった」と被疑事実を否認しています。
(平成30年10月26日読売新聞の記事を元に、場所や態様を変更したフィクションです。)

【様々な覗き行為と刑事責任】

刑事責任を追及される「覗き」行為は、その態様によって様々な刑事責任が発生する可能性があります。

公共の場、例えば駅の階段やエスカレーター等で、人の隠している部分をいた場合、各都道府県によって異なりますが、迷惑行為防止条例に違反することがあります。

公共の場所以外、例えば、他人の住居・浴室・脱衣所・トイレ等において、人の隠している部分をいた場合、軽犯罪法に違反する可能性があります。

そして、他人の住居や建造物く場合、その前提として他人の住居・建造物侵入しているため、住居侵入罪建造物侵入罪が成立する可能性があります。

軽犯罪法違反単独の場合、拘留または科料という軽い処罰となりますが、同時に住居侵入罪建造物侵入罪が成立する場合には、3年以下の懲役または10万円以下の罰金で処罰されることになります。

実際の刑事事件例では、覗き犯罪で刑事事件化するのは、ほとんどが現行犯逮捕のケースです。

覗き行為がその場で発覚しなければ、後日逮捕される可能性は低く、在宅のまま捜査が続くケースが多いですが、後日逮捕される可能性はゼロとは言えません。

上記被疑者の主張が真実であれば、誤って(故意なく)覗き行為をした場合には、建造物侵入罪の故意がなく、無実(冤罪)と判断される可能性もありますが、その過程における捜査機関の追求に対して適切に対応するためにも、刑事事件を得意とする弁護士に助言をもらうことが大切です。

埼玉県三郷市で、覗き目的の建造物侵入罪刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回無料の法律相談、または初回接見サービスをご検討ください。
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強引な運転で殺人未遂罪で逮捕 埼玉県加須市の刑事事件弁護士に依頼を

2018-10-25

強引な運転で殺人未遂罪で逮捕 埼玉県加須市の刑事事件弁護士に依頼を

<事例1>
埼玉県加須市在住の会社員男性Aさんは、交際中の女性Vさんとのドライブデート中に口論となり、AさんがVさんを中傷する言葉を言って車を発進させようとしたところ、興奮したVさんがAさんの車にしがみついてきました。
AさんはVさんがしがみついたまま、3キロほど車を運転し続けたとして、埼玉県警加須警察署によって殺人未遂罪の疑いで現行犯逮捕されました。
(平成30年10月24日NNN24の記事を元に、場所等の事実を変更したフィクションです。)

<事例2>
埼玉県加須市在住の会社員男性Aさんは、自宅で酒を飲んだ後、車で近所のコンビニに行こうとしたところ、巡回中していた埼玉県警加須警察署のパトカーに呼び止められました。
Aさんは車の窓越しに呼気検査の協力を求められたところ、酒気帯び運転の発覚を恐れて、警察官が前方にいるにも関わらず車を急発進させて逃走を試みました。
間もなく、Aさんは殺人未遂罪および公務執行妨害罪の疑いで現行犯逮捕されました。
(フィクションです。)

【強引、乱暴な車の運転で思わぬ重大犯罪に発展】

上記刑事事件<事例1>は、今年10月24日、交際相手の男性を車のボンネットに乗せたまま7キロ以上走行させたとして、福岡県久留米市の女性が殺人未遂罪逮捕された事案をモデルにしています。

上記被疑者は、交際相手との別れ話のもつれから口論になり、男性が車の前にいたにもかかわらず車を急発進させ、ボンネットにしがみついた男性を振り払おうと急発進などを繰り返した上、そのままの状態で約7.3キロを走行した疑いがあり、幸い、男性は車が止まった際に飛び降り、ケガはなかったようです。

被疑者は「男性は降りようと思えば降りられた。何回か止まったが、男性が降りなかった」などと被疑事実を否認しているようです。

殺人罪における故意とは、明確に人を殺すという意思は勿論のこと、この行為により人を殺してしまうかもしれないという可能性の認識があれば足りると解されています。

故に、人を轢いてしまう可能性を認識しながら、それでも構わず強引、乱暴な運転を行った場合、殺人の可能性を認識していたと判断され、殺人未遂罪が成立する余地があります。

殺人罪は極めて重罪であり、その未遂罪であっても、検察官によって起訴され、実刑判決を下される可能性が高いため、刑事事件の早い段階で刑事事件を得意とする弁護士に依頼することが大切です。

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自動車の盗難を偽った保険金詐欺で逮捕 埼玉県さいたま市の刑事事件弁護士に接見依頼

2018-10-24

自動車の盗難を偽った保険金詐欺で逮捕 埼玉県さいたま市の刑事事件弁護士に接見依頼

埼玉県さいたま市自動車整備会社を営むAさんは、整備のため取引先から預かっていた高級外車について、盗まれたと虚偽の申告をして保険金を騙し取ろうとしたとして、埼玉県警岩槻警察署によって詐欺未遂罪の疑いでた逮捕されました。
(フィクションです。)

【虚偽や過大な保険金請求による詐欺被害】

上記刑事事件例は、今年10月23日、整備のため取引先から預かっていた英マクラーレン社製のレーシングカーが盗まれたと偽り、保険金をだまし取ろうとしたとして、自動車整備販売会社社長と運送会社運転手が、岐阜県警加茂警察署によって詐欺未遂罪の容疑で逮捕された事件をモデルにしています。

警察の調べによると、当該レーシングカーにかけられていた保険金額は数千万円におよぶとされており、警察が、公道を走れない車が被害に遭ったことを不審に思い、詐欺罪の疑いで捜査を進めていたようです。

その結果、供述などから美濃加茂市内の駐車場で、盗難されたと届出されたいたはずのレーシングカーを発見し、詐欺罪の有力な証拠となりました。

自動車保険では、特に車両価額単価の高い高級外車について、事故の損害額を過剰に申告するであるとか、虚偽の自動車盗難を申告する等によって、保険金を騙し取ろうとする契約者が絶えず存在するため、一定以上の高額の車両については、自動車保険の引受を制限する例も珍しくありません。

保険会社は、多数かつ多種多様な保険詐欺の被害を受けてきたため、詐欺罪刑事事件の疑いがある場合には、すぐに被害届または刑事告訴を行いますので、被疑者から保険会社に示談を申し出たとしても、示談を受けてくれる可能性は極めてゼロに近いでしょう。

保険金詐欺刑事事件は、逮捕リスクが非常に高いため、身柄が拘束された初期の段階で刑事事件弁護士接見を依頼し、警察の取調べに対して不適切な供述をして後の刑事手続に不利な影響を及ぼさないよう、手段を講じていくことが大切です。

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傷害致死罪で裁判員裁判へ 埼玉県富士見市の刑事事件弁護士に依頼を

2018-10-23

傷害致死罪で裁判員裁判へ 埼玉県富士見市の刑事事件弁護士に依頼を

埼玉県富士見市在住の自営業Aさんは、友人同士の飲み会で盛り上がっていたところ、別の客グループと口論になり、殴り合いの乱闘になりました。
Aさんは空手の有段者であり、Aさんが喧嘩相手のVさんの腹を強く蹴ったところ、Vさんは嘔吐して激しく苦しみ、病院に搬送されたものの間もなく死亡しました。
Aさんは傷害致死罪の疑いで逮捕起訴され、さいたま地方裁判所川越支部で裁判員裁判が開かれることになりました。
(フィクションです。)

【重大刑事事件と裁判員裁判】

司法の専門家である裁判官の判断に対して、有権者を司法判断に参加させることで、国民の司法に対する理解と信頼を促進することが期待できるとして、2009年5月、裁判員の参加する刑事裁判に関する法律(裁判員法)が施行され、同年8月、裁判員制度を導入した初の公判が東京地裁で開かれました。

ただし、裁判員裁判は、原則として裁判員6名と裁判官3名の合議体で行われ、裁判員には複数回の公判出席や守秘義務が課せられる等のコストがかかるため、一定以上の重大事件のみに適用されることになっています。

裁判員裁判の対象となる重大事件とは、①死刑または無期の懲役若しくは禁錮に当たる罪に係る事件、②死刑又は無期若しくは短期一年以上の懲役若しくは禁錮に当たる罪のうち、故意の犯罪行為により被害者を死亡させた罪に係るもの、のいずれかを言い、主な例として、最高裁のHPでは、殺人罪、強盗致死傷罪、傷害致死罪、危険運転致死罪、現住建造物等放火罪、身代金目的誘拐罪、保護責任者遺棄致死罪、覚せい剤取締法違反(密輸入)等を列挙しています。

平成29年6月に、格闘家で元ジムトレーナーの男性が、知人男性を蹴り死亡させたとして傷害致死罪に問われた事件で、今年10月23日、千葉地裁で裁判員裁判の初公判が開かれています。

裁判員裁判の問題点として、裁判員が被害者の心情や処罰感情を強く意識した結果、量刑相場を大幅に超える判決を言い渡してしまう危険が指摘されており、裁判員裁判刑事裁判では、刑事弁護人は、法律のプロではない裁判員に対する分かり易く効果的な弁論の準備が必要となり、熟練度が要求されます。

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電車内で性犯罪をして線路を逃走 埼玉県深谷市の刑事事件弁護士に相談を

2018-10-22

電車内で性犯罪をして線路を逃走 埼玉県深谷市の刑事事件弁護士に相談を

埼玉県在住の大学生Aさんは、大学への通学途中のJR高崎線を走行中の電車内にて、近くに立っていた女性会社員Vさんの尻やふとももを触る等のわいせつ行為を行いました。
近くにいた別の女性がAさんの痴漢行為を指摘し、次の岡部駅で降りて駅職員を呼ぼうとしたところ、Aさんは隙を見て線路上を逃走しました。
その後、埼玉県警深谷警察署は、監視カメラと目撃者の情報からAさんの身元を解明し、Aさんは埼玉県迷惑行為防止条例違反痴漢)および威力業務妨害罪の疑いで逮捕しました。
(フィクションです。)

【電車内での性犯罪後、線路へ逃走】

上記刑事事件に類似の事例として、今年10月9日、JR新宿駅の電車内で会社員の女性を盗撮したとして駅員から事情を聴かれていた男性が、埼京線のホームから線路上に立ち入り、複数の線路を横断して敷地外に逃走したとして、東京都迷惑防止条例違反盗撮)の疑いで逮捕されました。

また、今年10月22日、京王井の頭線の電車内で、女子大学生の尻を触ったため、この女子大生に明大前駅で降ろされたところ、ホームから線路に飛び降りて逃走したとして、大学生男性が威力業務妨害罪と東京都迷惑防止条例違反痴漢)の疑いで逮捕されました。

このように、電車内での痴漢盗撮等の性犯罪後、逮捕を免れるために線路上を逃走する背景には、一部では、電車内での性犯罪の発覚を免れる手引きやマニュアルを記載する闇サイト的存在があり、あえて線路上を逃走することで、電車の運行システムを混乱させたり、安全確認の手間を増やすことによって、犯人の特定を遅らせることができるからだ、という説もあるようです。

しかし、性犯罪後に線路上を逃走した場合、威力業務妨害罪鉄道営業法違反新幹線特例法違反の罪が成立する場合があり、併合罪として重く罰せられる可能性が高いでしょう。

それだけでなく、故意の線路立入により鉄道事業者に損害を与えた場合には、鉄道会社から高額の民事上の損害賠償請求を受けることもあり得るでしょう。

このような場合、性犯罪の被害者に対する示談以外に、鉄道会社に対する対応が必要な場合も考えられ、様々な刑事事件の示談に経験豊富な弁護士に依頼することが望ましいでしょう。

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児童を車に連れ込んでわいせつ行為で逮捕 埼玉県飯能市の性犯罪の刑事事件に強い弁護士

2018-10-21

児童を車に連れ込んでわいせつ行為で逮捕 埼玉県飯能市の性犯罪の刑事事件に強い弁護士

埼玉県飯能市の自営業Aさんは、下校途中の小学生女子児童Vに声を掛け、健康検査であると騙して自分の車にVを乗せ、検診であると偽ってVの身体を触りました。
Vが帰宅後、この出来事を母親に申告し、母親は110番通報しました。
埼玉県警飯能警察署は、被害現場付近の防犯カメラからAさん所有の自動車を割り出し、Aさんを強制わいせつ罪およびわいせつ目的誘拐罪の疑いで逮捕しました。
警察の調べに対し「身に覚えがありません」と逮捕事実を否認しています。
(平成30年10月17日産経デジタルの記事を元に、場所等の一部事実を変更したフィクションです。)

【わいせつ行為の手段で様々な罪に発展】

上記刑事事件例は、小学生の女子児童を自分の車に乗せ、体を触るなどし、連れ回したとして、神奈川県警は、強制わいせつ罪わいせつ目的誘拐罪の疑いで、同県相模原市の無職男性を逮捕した事案をモデルにしています。

上記刑事事件では、一緒に帰宅途中だった小学4年の女子児童2人に対し「私は医師で、小学校の給食に虫の卵が入っていたから検査させてほしい。」などと声をかけ、1人ずつ自己所有の軽自動車の車内に誘い込み、体を触るなどのわいせつな行為をしたうえ、横浜市内の路上で解放するまで約30分間、連れ回したとの疑いがあります。

被疑者は逮捕事実を否認していますが、横浜市内で同様に10代女性が声を掛けられる事案があったとして、警察は余罪を追及しています。

わいせつ目的で人を誘拐し、その結果わいせつ行為を行った場合、行動の自由を保護する目的と、性的自由を保護する目的から、それぞれ別個に犯罪が成立しますが、2つの罪が手段と結果になっているため、「牽連犯」となり(判例)、その最も重い刑により処罰されることになります(刑法第54条第1項)。

被害者が未成年の女子児童である場合、被害者ひとりでは法律行為に制限があるため、その両親等が示談相手になりますが、被疑者本人が示談を申し入れることは事実上不可能ですので、性犯罪刑事事件の示談に経験豊富な弁護士に依頼することが最も効果的と言えるでしょう。

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少年による殺人事件 埼玉県和光市の刑事事件弁護士

2018-10-20

少年による殺人事件 埼玉県和光市の刑事事件弁護士

埼玉県和光市のマンション一室で、高齢女性Vさんが血を流して倒れているのを別居している親族が発見し、119番通報しました。
Vさんは搬送先の病院で間もなく死亡しました。
埼玉県警朝霞警察署は、Vさんの孫にあたる少年Aが事件発生後に行方不明となっていたことから、事件と何らかの関係があると見て行方を追いました。
警察は間もなくAを発見し、任意の取調べで事情を聞いたところ、Vに対する殺人を認める趣旨の供述をしました。
(平成30年10月19日共同通信社の記事を元に、一部事実を変更したフィクションです。)

【少年の重大犯罪の行方は?】

刑法に定められた犯罪と罰則は、日本国内で罪を犯したすべての者に適用されます(刑法第1条)。

よって、例え少年(20歳未満の者)であっても、犯罪を犯した場合には、その構成要件に該当する罪が成立し、罪を犯した疑いが高く、捜査機関が必要だと判断した場合には、逮捕・勾留される場合があります(逆に、微罪であるとか、参考人程度の疑いであるとか、その他刑事手続に悪影響を及ぼす危険性がないと判断される場合には、在宅のまま捜査が続くこともあります)。

そして、このような少年事件は、少年の健全な育成と適切な保護処分を与える必要から、家庭裁判所に送られ、審判を決定されるのが原則です(少年法第3条など)。

しかし、死刑・懲役・禁錮にあたる罪質や情状の重大な事件で刑事処分が相当と判断される事件や、16歳以上の少年が故意に被害者を死亡させた事件等では、家庭裁判所は事件を検察官に送致することになります。

この後、検察官が起訴した場合には、成人の刑事事件と同じく、公開の刑事裁判が開かれ、刑事処罰を下される可能性もあります。

このような少年による殺人等の重大事件では、国選弁護人を指定できるようになる以前から、刑事事件少年事件双方に詳しい弁護士に事件を依頼し、初期の取調べ対応から万全の準備で手続きを進めることが重要です。

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埼玉県警朝霞警察署への初回接見費用:39,600円)

怒りに任せた暴力で殺人未遂罪 埼玉県戸田市の刑事事件弁護士

2018-10-19

怒りに任せた暴力で殺人未遂罪 埼玉県戸田市の刑事事件弁護士

埼玉県戸田市に住む会社員Aさんは、同じマンションの住人Vさんと仲が悪く、この度マンション設備の使用マナーを巡って口論となり、マンション7階に住むAさんが、マンション共有の庭に立っていたVさんに対して、怒りに任せて自転車を投げつけたところ、自転車がVさんの方に当たり、Vさんは鎖骨を骨折する重傷を負いました。
Vさんは埼玉県警蕨警察署に被害届を出し、Aさんは殺人未遂罪の疑いで逮捕されました。
(平成30年10月19日朝日新聞の記事を元に、場所等の事実を変更したフィクションです。)

【「殺すつもりはない」けど成立し得る殺人未遂罪】

上記刑事事件例は、今年8月、大阪府堺市で、14階建ての府営住宅から自転車が投げ落とされ、当たった女性が重傷を負った事件で、今年10月19日、同府営住宅に住む無職男性が殺人未遂罪の疑いで逮捕された事案をモデルにしています。

警察によれば、被疑者は府営住宅12階から地上にいる何者かと口論をしており、その相手に対して自転車を投げつけたものと見ており、被疑者は「怒りにまかせて自転車を投げた」と説明しつつも、「被疑者を狙ったつもりはない」と供述しているようです。

刑法199条は、人を殺した場合、死刑または無期もしくは5年以上の懲役を科し(殺人罪)、同203条により、その未遂罪も処罰されます(殺人未遂罪)。

人を殺す準備をした段階では、刑法201条の殺人予備罪が成立するにすぎませんが、行為者が殺意をもって他人の生命に対する現実的危険性のある行為を開始した場合には、殺人の「実行着手」があったと解されています。

また、上記事件では被疑者は被害者に対する殺意(殺人の故意)を否認しているようですが、判例では、自分の行為によって他人の死の結果が生じることを意図することに留まらず、その可能性があることを予見しながらあえて行為を行った場合にも殺意(殺人の故意)は認められると解しています。

よって、高所から重量のある物体を投げつけて、その結果、当たれば死ぬかもしれないと予見し、その上で行為に及んでいる以上、殺人行為の実行着手が認められ、殺人未遂罪が成立することを免れることは難しいと思われます。

このような場合、真っ向から殺意を否認するよりも、効果的な情状主張を行い、より軽い処罰を求める方向が有効な面もあるため、刑事事件専門の弁護士に依頼することが大切です。

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埼玉県警蕨警察署への初回接見費用:37,300円)

身分を偽って借金をして詐欺罪で逮捕 埼玉県東松山市の刑事事件弁護士

2018-10-18

身分を偽って借金をして詐欺罪で逮捕 埼玉県東松山市の刑事事件弁護士

埼玉県東松山市在住の自称自営業のAさんは、東証一部上場の会社員であると身分を偽って金銭を借り入れたとして、埼玉県警東松山警察署によって詐欺罪の疑いで逮捕されました。
(フィクションです。)

【身分を偽って金銭やサービスを提供させる罪】

上記事案に類似の刑事事件として、埼玉県警は今年10月16日までに、指定暴力団組員であるにも関わらず、会社員と偽って一戸建ての賃借権を不正に取得したとして、指定暴力団の男性と、不動産会社代表の男性ら計3人を、詐欺罪の疑いで逮捕しました。

警察の逮捕事実によれば、暴力団組員の男性が、会社員と身分を偽って債務保証を取得したうえで、埼玉県草加市内の不動産店において、同市内の一戸建て住宅の賃借権を不正に取得したとされています。

暴力団組員の男性が一戸建て住宅を賃借した後、当該物件を暴力団関係者が頻繁に出入りするようになり、「ヤクザがたむろしている」と埼玉県警に匿名の通報があったことから、当該物件の賃借権取得の詐欺罪へ捜査が発展したようです。

信用保証協会は、信用保証協会法に基づき、主債務者の身元や信用を入念に調査し、暴力団等の反社会的勢力である場合には、信用保証を与えないのが原則です。

本来の事実を知れば債務保証を与えなかった重要な事実について欺罔を用いて、他人から財物や財産上の利益を得た場合、刑法上の詐欺罪が成立することになります。

なお、反社会勢力の人間が身分を偽る際に、文書等を偽造している場合には、私文書偽造罪同行使罪が成立する可能性がありますが、判例によれば私文書偽造罪詐欺罪は包括して一罪として取り扱うとされています。

この場合、法定刑の広い詐欺罪の範囲内で、私文書偽造同行使罪の違法性も考慮して、通常より重い処罰が下されることになるでしょう。

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建造物侵入罪と窃盗罪、被害者が同じ場合異なる場合 埼玉県川口市の刑事事件弁護士に相談を

2018-10-17

建造物侵入罪と窃盗罪、被害者が同じ場合異なる場合 埼玉県川口市の刑事事件弁護士に相談を

<事例1>
ある朝、埼玉県川口市の病院Vの入り口のガラスが破壊されているのを同病院の職員が発見しました。
調べたところ、何者かがガラスを破壊して病院に侵入し、処置室に保管していた液体の麻酔薬10本(1本につき5ミリリットル)が紛失していました。
Vは埼玉県警武南警察署に対して、建造物侵入罪および窃盗罪の被害届を出し、警察は病院内の監視カメラや付近の目撃情報の捜査を開始しました。
(平成30年10月17日神戸新聞NEXTの記事を元に、場所等の事実を変更したフィクションです。)

<事例2>
無職Aさんは、深夜、埼玉県川口市所在の高校に侵入し、部室棟などから女子生徒の着替えやユニフォーム等を窃取したとして、埼玉県警武南警察署によって建造物侵入罪および窃盗罪の疑いで逮捕されました。
(フィクションです。)

他人の所有・使用・管理する邸宅や建造物侵入して財物を窃取する犯罪では、一般に、建造物侵入罪(刑法第130条)および窃盗罪(刑法第235条)が成立し、併合罪(刑法第45条)として処理され、通常の窃盗罪より重く処罰される傾向にあります。

邸宅や建造物侵入するために、戸やガラスを破壊することも多く見受けられ、理論的には、人の建造物を損壊することで建造物等損壊罪(刑法260条)が成立しますが、2つ以上の犯罪が全体から見て手段と結果の関係にある場合においては、「牽連犯」として1つの行為ととらえ、成立する最も重い罪で処断されることになります(刑法第54条第1項)。

また、通常は、邸宅または建造物の所有者が財物の所有者であるところ、上記事例2のように、建物の所有者(学校法人)と財物の所有者(個々の女子生徒)として、所有者=被害者が異なる場合もあります。

この場合、建造物の所有者に対する建造物侵入罪と、財物の所有者に対する窃盗罪の示談を、それぞれ別の被害者に行う必要があり、そもそも誰が被害者なのかを特定することを含め、刑事事件に詳しい弁護士に事件を依頼する必要性が高いと言えるでしょう。

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