埼玉県新座市で公務員による詐欺罪

2019-04-07

埼玉県新座市で公務員による詐欺罪

<事例1>
埼玉県新座警察署の警察官Aさんは、遺体が発見された部屋の清掃に費用がかかると偽り、病死した男性の遺族から現金をだまし取ろうとしたとしました。
遺族は警察に直接お金を支払うということに不審に思い、別の警察官に電話で問い合わせたところ、警察ではそのような費用の請求を行うことはないと回答を受けたため、埼玉県警新座警察署詐欺未遂罪の被害を訴え、Aさんは詐欺未遂罪の疑いで逮捕されました。
警察の調べに対し、Aさんは「お年寄りのご遺族に良心的な葬儀会社を紹介して契約を仲介しようとして金銭を預かろうとして」と供述し、詐欺の事実を否認しています。

<事例2>
埼玉県新座警察署の警察官Aさんは、病死した男性の遺族に対して、死体検案書の提出手続に費用がかかると偽って50万円を請求して金額を受け取りました。
しかし、遺族が費用を支払った領収書を請求したところ、Aさんは領収書は発行できないと不審な様子を見せたため、別の警察官に電話で問い合わせたところ、警察ではそのような費用の請求を行うことはないと回答を受けたため、埼玉県警新座警察署詐欺罪の被害を訴え、Aさんは詐欺罪の疑いで逮捕されました。
Aさんは、逮捕後20日間の勾留をされ、その後検察官がAさんを詐欺罪の疑いで起訴しました。
(平成31年4月4日産経デジタルの記事を元に、場所等の事実を変更したフィクションです。)

埼玉県内の官公庁において、市民に対して本来請求することのない費用を請求する詐欺罪または詐欺未遂罪の事件が相次いでいます。

今年4月4日、遺体が発見された部屋の清掃に費用がかかると偽り、病死した男性の遺族から「部屋の清掃や遺体の搬出にお金がかかる」などと嘘の電話を複数回かけ、現金約40~50万円をだまし取ろうとしたとして、川越市在住の埼玉県警川越警察署の男性巡査を詐欺の疑いで逮捕しました。

不審に思った女性が川越市内の葬儀会社を通じて警察署に相談し、詐欺の事実が発覚したようですが、被疑者は事実を一部否認している模様です。

また、病死した男性の遺族に死体検案書の提出手続きに費用がかかると偽って約80万円を詐取したとして、詐欺罪などの罪に問われた埼玉県警草加警察署の男性元巡査については、今年2月に有罪判決が下されています。

詐欺罪の構成要件において、「欺罔(人を欺くこと)」という主観的要素が絡む行為が要件とされていることから、詐欺罪の被疑者は主観的に詐欺の意図(故意)を否認することが類型的に多いため、数ある財産犯罪の中でも、詐欺罪は罪証(証拠)隠滅の可能性が高いと疑われる傾向が強く、逮捕に引き続き勾留が決定されることが多いです。

他方、公務員による刑事事件は、管轄の警察と当該地方公共団体が情報提供の連携を取っていることが多く、事件が捜査機関に発覚した段階で、被疑者の勤め先の官公庁に事実が連絡されている可能性も強く意識しなければなりません。
また、昨今のマスコミの報道を見るに、公務員による刑事事件は、被疑者段階であっても実名報道される傾向が強く見受けられます。

公務員の方で刑事事件の被疑者になりうる可能性でお悩みの方は、まずは刑事事件化する前に事件を終了できないか可能性を探りつつ、そうでない場合でも、示談等の活動を迅速に行い、速やかに事件を収束できるよう努めることが社会的損失の抑制に役立つと思われます。

埼玉県新座市公務員による詐欺罪その他の罪での刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所への初回無料の法律相談または初回接見サービスをご検討ください。
埼玉県警新座警察署への初回接見費用:38,700円)

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