Archive for the ‘暴力事件’ Category

埼玉県新座市で刃物を持って学校に侵入で逮捕

2019-06-15

埼玉県新座市で刃物を持って学校に侵入で逮捕

埼玉県新座市在住の無職Aさん(77歳)は、自宅近くにある市立中学校から生徒の声が近隣周辺に聞こえることに苛立ちを感じており、ある日、その怒りを抑えることができず、刃物を持って中学校の敷地内に侵入し、校舎内にいた教師Vさんに対して刃物を突き付け、「この学校はどんな教育をしているんだ。生徒の大声が迷惑だ」等の暴言を吐きました。
他の教師が110番通報し、Aさんは駆けつけた埼玉県警新座警察署の警察官によって、建造物侵入罪および暴力行為等処罰法違反の疑いで現行犯逮捕されました。
警察の調べ対してAさんは逮捕事実を認めているとのことですが、Aさん逮捕の連絡を受けたAさんの妻は、高齢の夫をきちんと監督するので釈放してほしいと願い、刑事事件に詳しい弁護士弁護を依頼するつもりです。
(※フィクションです)

上記刑事事件例は、今年6月14日午前7時ごろ、兵庫県川西市の市立中学校刃物を持った男性(83歳)が侵入し、応対した教頭らに「登下校時の生徒がうるさい」などと話し、刃物を突きつけたとして、駆け付けた兵庫県警川西警察署の警察官によって、建造物侵入罪暴力行為等処罰法違反の疑いで緊急逮捕された事案をモデルにしています。

警察の発表によれば、被疑者が侵入した学校の門は開いており、部外者である被疑者が学校の正面玄関から入ったのを教員が発見し、校長室に誘導し、教頭らが応対したところ、被疑者が刃物を持ち出し「自転車がパンクしたのは生徒のせいではないか」と苦情を言い、生徒にも危害を加える発言をしたのことです。
約20分後、教職員に説得されて被疑者が学校を出た後、駆けつけた警察官らが被疑者を取り押さえ緊急逮捕したとのことです。

事件があった日は、一部の教員らは登校していたものの生徒はおらず、幸い負傷者はなかった模様です。
警察の調べに対し、被疑者は逮捕事実を認めているようです。

昨今では、高齢者による犯罪、社会に不満を持つ者による通り魔的な犯罪が大きく話題になっているところ、そのような問題に連なる新たな刑事事件が発生してしまいました。

幼稚園や学校のように、多くの子ども達が集まる教育施設は活気があるのは当然ですが、それに対してそのような教育施設から生ずる騒音に対して反対意見を上げる人もおり、近隣住民の反対などを受けて保育園開設を断念した事案が全国的に複数発生しているほか、神戸地方裁判所では、近隣に居住する男性が保育園からの園児の声などによって精神的苦痛を受けているとして慰謝料と防音設備の設置を求めた民事訴訟が提起されるなどの事案も生じています。

近隣施設に対する騒音のような問題は、本来であれば、当事者間の話し合いを行いを行ったり、関係官公庁や市町村の相談窓口等も利用して、ゆっくりと当事者間の合意をつくることが本来の姿ですが、これらのプロセスを無視して、暴力的な手段で自分の意見を伝えることは、様々な法令に違反する可能性があり、かつ併合罪になる結果として思い刑が科されることにもなりかねません。

他人の住居や施設に侵入して暴力的な方法で自分の意見を伝える行為は、その態様によって、建造物侵入罪(住居侵入罪)、暴行罪傷害罪脅迫罪威力業務妨害罪等の罪が成立する可能性があり、特に刃物を使用した暴行や脅迫については暴力行為処罰法違反等の特別法違反も成立する可能性があります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所さいたま支部でも、刃物を持って会社の社員を脅迫して逮捕されてしまった事案を受任しており、被疑者の方の意向の受け、被害者の方との示談交渉を成立させたケースもございますので、このような事案は刑事事件を専門とする弁護士にご依頼していたくことを強くお勧めします。

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埼玉県北葛飾郡で目にレーザーを当てて傷害罪

2019-06-13

埼玉県北葛飾郡で目にレーザーを当てて傷害罪

埼玉県北葛飾郡在住の無職Aさん(19歳)は、地元の友人らと共謀して、道路上を通行する人に対して、そののあたりに高出力のレーザーポインターを照射させる悪戯をしていました。
Aさんらが何人かの通行人にレーザーポインターを照射させていたところ、その内の一人の高齢者女性Vさんがに強いレーザーを当てられたことで眩暈がしてしまい転倒してしまいました。
Vさんはもともと脚が弱く杖をついて歩行していたところ、倒れた際に脚をアスファルトに打ち付け、脚を骨折してしまいました。
Vさんの転倒を助けた歩行者が救急車と110番通報をしたため、Aさんらは大事になったと不安になって逃走し、後日、Aさんらは埼玉県警杉戸警察署によって傷害罪の疑いで逮捕されました。
(※フィクションです)

他人に対して直接的に暴力を振るうことは犯罪行為として広く一般に理解されているところですが、そこを逆手にとって、直接相手に触れさえしなければ有形力を行使してよいだろうと考え、悪質な悪戯や嫌がらせを行ってしまい、刑事事件に発展してしまうケースがしばしば報道されます。

そのような事例の中で昨今話題になったものは、深夜の視界の悪い道路上にロープ等を張り、そこを通りかかる自動車やバイクがひっかける悪戯を試みて、実際にその道路を通りがかったバイクの運転手を転倒させて負傷させてしまったために殺人未遂罪で逮捕された例があります。

また、頭書刑事事件例で取り上げたように、技術の向上によって極めて高出力のレーザーを照射するレーザーポインターが市販で購入できるようになった事情を背景に、そのレーザーポインターを自動車やバスの運転手等の目に照射して威力業務妨害罪で逮捕された事例があります。

具体的には、平成29年7月、東京都目黒区の路上で車を運転中、同じ車線にバスが割り込んできたことに腹を立て、バスに車を横付けし、持っていたレーザーポインターをバス運転手の左に照射したとして、無職男性が威力業務妨害罪の疑いで逮捕されました。

被疑者男性がレーザーポインターでバス運転手のを照射したため、バス運転手は一時的に視覚不良となり、バス会社本社に連絡し、終点まで運転したところで、その後の運行は別の運転手に交代したと言います。
幸いにもバスの乗客・乗員に怪我はなかったようですが、これによりバス会社は、バス運行の遅延や急な人員交代で業務を妨害された被害が発生しています。

ある眼科医によれば、強いレーザー光線をに照射されると、太陽を直接見るのと同様に網膜にダメージを与え、急に目見えなくなり、視力が回復するのに時間がかかると言われており、そのような状態でバランスを崩してしまった被害者が転倒して負傷した場合には、傷害罪が成立することもあり得ます。

特に、少年らが軽い気持ちで悪戯を行った場合であっても、レーザーポインターをに照射させて転倒させる等の悪質な場合には逮捕に至ることも十分に考えられ、逮捕に引き続き勾留が決定したり、家庭裁判所に送致された後でも観護措置が取られるなどして、身柄を拘束されて家庭から切り離される可能性は十分考えられます。

このような事例で被疑事実を認めているのであれば、刑事事件少年事件に強い弁護士を通じて、被害者に対する謝罪と損害賠償を試みることが何よりも重要です。

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埼玉県久喜市で酒に酔って暴力犯罪で逮捕

2019-06-05

埼玉県久喜市で酒に酔って暴力犯罪で逮捕

埼玉県久喜市の居酒屋でおを楽しんでいた会社員Aさんらは、店長であるVとも友人であることから、店を貸し切り状態にして、仲間内だけでを楽しんでいました。
ところが、全員が大いに酔った状態で、ふとしたきっかけでAさんとVさんが口論になり、酒に酔って気が大きくなったAさんはVさんを複数回殴りつけ気絶させてしまいました。
全員が酔っていたため、Vさんは翌日に従業員が出勤してくるまで店の中に放置されており、店で顔から血を流して倒れていたVさんを見つけた従業員が警察に通報しました。
埼玉県警久喜警察署は、AさんがVさんを殴って負傷させたとして、傷害罪の疑いでAさんを逮捕しました。
警察の調べに対し、Aさんは「酔っていて覚えていない」と被疑事実を否認しています。
(※フィクションです)

上記刑事事件例は、今年6月5日5日午前3時半ごろ、酒にい、飲食店で注意した男性店主を殴ったとして、暴行罪の疑いで無職女性が現行犯逮捕された事案をモデルにしています。
警察によれば、被疑者女性は午前1時30分ごろに1人で来店し、酒に酔った状態で店主に「カウンターから出てこい」などと叫んだり、複数人の客に絡んでいたりしたことを、店主が口頭で注意したところ腹を立て、店主の顔を2発殴り、胸ぐらをつかんだ疑いがありますが、警察の調べに対し、被疑者は「酒に酔って覚えていない」と事実を否認しているとのことです。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所さいたま支部でも、夜のおの席や、おを飲んだ後での繁華街や道路において、酒に酔って気が大きくなった被疑者が暴行をふるい、暴行罪傷害罪刑事事件化する例がしばしば寄せられるところ、多くの場合、現行犯逮捕や、それに匹敵するような、犯行後1日未満の内のスピーディな通常逮捕によって被疑者が逮捕された状態でご相談が寄せられることが多いです。

その理由として、酒に酔った被疑者は、酩酊状態で気が大きくなった結果暴行を行っており、その暴行の事実を隠蔽したり証拠を隠滅する等に気が回ることがなく、また自分の行った行為の違法性もその時点では認識しておらず、犯行後すぐに被疑者を特定することが比較的容易であることが原因にあると考えられます。

このような事案では、多くの被疑者は暴力犯罪の疑いで逮捕されたこと自体にショックを受けており、「酔っていて覚えていない」等と自己防衛的な供述をすることが多く見られます。

しかし、上述のように、公共の場所や人目のある場所において、被疑者が酒に酔った状態で暴力犯罪を行った場合、捜査機関は防犯カメラや目撃者等の証拠収集によって被疑者の犯行を特定することが比較的容易であり、明らかに被疑者が暴行を行っている証拠映像が残っている場合に、被疑事実を否認する供述を行うことは、罪証隠滅の疑いを増すことによって、逮捕につづいて勾留が決定するリスクを高めてしまうデメリットにつながります。

このような場合、刑事事件に経験豊富な弁護士に警察の留置場や検察庁内での接見を依頼し、被疑者に事の重大性を認識させつつ、刑事手続の展開を説明しつつ、適切な捜査対応のアドバイスを与えることにより、今後の刑事事件で被疑者が不利になる供述を残さないようにする等、様々な手を打つことが必要になります。

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埼玉県さいたま市でしつけ?虐待?傷害罪で逮捕

2019-06-01

埼玉県さいたま市でしつけ?虐待?傷害罪で逮捕

埼玉県さいたま市在住の会社員Aさんは、4年前に妻Bさんと結婚し、Bさんには前夫との間の子どもV1とV2がいました。
AさんはV1やV2が新しい家族になじめるよう努力しましたが、V1は思春期で親に反抗することがあり、またV2は家族関係が変わったことで精神的に不安定で内向的になっていたこともあり、V1もV2もAとBの言うことを聞かないことが度々ありました。
このような状況でAさんは我慢の限界を超えてしまい、どうしても言いつけを守らないV1とV2に対して、平手で頬を叩く等の「しつけ」をするようになりましたが、それでも子どもたちの態度に改善が見られなかったため、より厳しい「しつけ」と称して、ペット用のスタンガンを用いて、低出力の電量をV1やV2の身体に流す体罰を行うようになりました。
その後、V1とV2の身体に複数の痣があることが周囲の者に発覚し、近隣住人から虐待の可能性があるとの通告を受けた児童相談所がV1とV2を保護し、埼玉県警浦和東警察署に通報を行い、Aさんは傷害罪の疑いで逮捕されました。
警察の調べに対し、Aさんは「しつけとしてやった」と被疑事実を認めています。
(※フィクションです)

上記刑事事件例は、今年5月29日、スタンガンで子供3人に虐待を加えたとして、福岡県警が、被害者である子ども達の父親の無職男性を暴行罪傷害罪の疑いで逮捕した事案をモデルにしています。
警察の調べに対し、「しつけとしてやった」と被疑事実を認めているようです。

上記事案では、虐待を受けていた17歳の長女が「父親からスタンガンで虐待を受けている」と学校に相談して事実が発覚し、児童相談所がすぐに3人を保護し、福岡県警に通報して刑事事件化となりました。関係者によると、被疑者である父親は長女が小学生だったころにも暴行を加え、過去に児童相談所が保護した経験があったと言います。

被疑者が「しつけ」と称して使用したスタンガンはペット用で、首輪の形状をしており、子供たちに自分でスタンガンを体に押し付けさせ、被疑者がリモコンで操作して電流を流したとされています。
警察では、日常的な虐待があったとみて、他の暴行や傷害の余罪を調べています。

今年5月31日、法務大臣は閣議後の記者会見で、親権者が子どもを戒めることを認める民法の「懲戒権」の規定の見直しを法制審議会に諮問することを明らかにしました。
懲戒権に基づく「しつけ」を口実に虐待が正当化されているとの指摘があることから、法制審では懲戒権を削除すべきかどうかなどが議論されるとみられています。

子どもに対する教育の在り方として、どこまでが「しつけ」でどこまでが「虐待」となるのかについては、人それぞれが異なる意見を持っているだけでなく、時代の変遷により考えが変わることもあると思いますが、昨今では、被害者である子どもが死に至る悲惨な虐待事案の報道が過熱しており、世論の処罰感情も高まっているように感じます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所さいたま支部においても、家庭内での子どもに対する暴行罪傷害罪の事案で相談いただくことがあり、特に傷害罪の罪状で刑事事件化した場合には、被疑者である親が警察に逮捕される確率が非常に高いように見受けられます。

子どもに対する暴行罪傷害罪刑事事件が難しいのは、事件の性質上、問題解決の合意(示談)という形に結びつくことはかなり困難で、どうしても被疑者が再犯を行ってしまうことへの疑念を抱かれてしまうことは避けられません。

例えば、父親が被疑者の場合、自分の子どもが虐待された母親(被疑者の妻)も被疑者に対して強い怒りを感じているケースも多く、このような場合、弁護士刑事事件の代理人というだけでなく、家庭内環境の調整人としての役割を担うことになり、より繊細で慎重な対応が要求されることになります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所さいたま支部で取り扱った子どもに対する傷害被疑事件では、刑事事件に強い弁護士が精力的に弁護活動や家庭内環境の調整に注力し、現在のところすべて不起訴処分を勝ち取っています。

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埼玉県加須市でコンビニ強盗で逮捕

2019-05-31

埼玉県加須市でコンビニ強盗で逮捕

ある日の深夜、埼玉県加須市にあるコンビニ店に、無職Aさんが刃物を持って押し入り、店員Vさんに対して刃物を押し付けて「レジにある金を全部よこせ」と脅迫しました。
Vさんはレジにあった紙幣(合計6万円相当)をAさんに渡し、Aさんは紙幣を奪ってコンビニ裏に止めてあった原付バイクで逃走しました。
Vさんはすぐに埼玉県警加須警察署に110番通報し、警察はコンビニ内や道路上の防犯カメラを解析して強盗犯人の身元を割り出し、Aさんを強盗罪の疑いで逮捕しました。
Aさんは警察で厳しい取調べを受けている中、AさんがVさんを刃物で脅した際、Vさんが若干ながら負傷していたと警察官から聴き、罪状が強盗致傷罪となった場合には罪が重くなると聞かされました。
(※フィクションです)

上記刑事事件例は、今年5月30日、高知県のドラッグストアで現金を強奪したとして、高知市の無職男性を強盗罪の疑いで緊急逮捕した事案をモデルにしています。
男は女性店員に刃物を突きつけて「1500円を出せ」と脅し、店員が要求通りの金を渡すと逃走しました。
逮捕後の調べに対し、被疑者は遊行費の使用目的で金が必要だったと犯行の動機を語っているようです。

被疑者は強盗現場からバイクで逃走したものの、「どうせばれる。逃げ切れない」と思い直し、約半日後に警察署に出頭し、警察署が強盗罪の疑いで緊急逮捕に至りました。

暴行または脅迫を用いて他人の財物を奪うことを「強盗」と言い、強盗罪は5年以上の有期懲役という非常に重い法定刑で処断されることになります(刑法第236条)。

強盗罪における「暴行」または「脅迫」とは、社会通念上、一般に被害者の反抗を抑圧するに足りる程度のものである必要があると解されており、その判断は不特定多数人の客観的基準により判断されるものであり、実際に被害者個人の主観を基準とするものではないとされています(判例)。

そして、被害者に対して匕首(あいくち、大型ナイフに相当する刃物)を示して脅迫して金品を奪取する行為について、たとえ被害者の心が強く、たまたま犯人の脅迫行為に犯行を抑圧されなかったとしても、刃物を示しての金品奪取は社会通念上被害者の反抗を抑圧するに足りる強度の暴行や脅迫に当たるとして、強盗罪の既遂が成立すると判断しています(最高裁判例)。

また、強盗が人を負傷させた時は、無期または6年以上の懲役が科されるところ(強盗致傷罪、刑法第240条)、ここで言う「負傷」とは、例えば被害者が刃物を自分から握ったために手や指に切創が出来た場合や、犯人が金品を奪った後に犯人の追跡を容易にすることができないように、被害者の手首を手錠で縛り、地面に自分から倒れさせた場合等の負傷も含むとされていることから、広く、犯人が被害者の反抗の抑圧に乗じて行った暴行や脅迫による負傷を含めると解することができそうです。

上記の法定刑で示した通り、強盗罪または強盗致傷罪刑事事件化した場合、極めて高い確率で公開の刑事裁判となり、実刑判決が下されることが予想されますが、上記の高知県の強盗事案のように、場合によっては自首(刑法第42条第1項)が成立して刑の減軽が期待できる余地も残されており、早い段階で刑事事件に詳しい弁護士に相談することが望ましいでしょう。

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埼玉県さいたま市でタクシー料金の踏み倒しで強盗事件

2019-05-25

埼玉県さいたま市でタクシー料金の踏み倒しで強盗事件

埼玉県さいたま市在住の会社員Aさんは、仕事後に居酒屋でお酒を楽しんだ後、終電を逃してしまったため、タクシーで自宅まで帰りました。
しかし、酔って絡むように話しかけたタクシー運転手Vさんが冷淡な態度をとっていたこと、その夜は週末で道路が混雑していたこと、道路状況から判断して、Vさんが指定された場所ではなく若干離れた場所で停車させたこと等がAさんを苛立たせ、酒に酔っていたAさんは強い態度で「金は払わない」と言いました。
Vさんがタクシー料金を払うようAさんに食い下がったところ、AさんはVさんの顔面を鞄で殴りつけ、タクシー料金踏み倒して、徒歩で家に帰宅しました。
Vさんは強盗事件として110番通報し、翌日、埼玉県警岩槻警察署はAさんを強盗罪の疑いで逮捕しました。
(フィクションです。)

上記刑事事件は、今年5月23日、北海道警苫小牧において、タクシー運転手に暴行し乗車料金を払わなかったとして、自称廃品回収業の男性が強盗罪の疑いで緊急逮捕された事案をモデルにしています。
暴行を受けたタクシー運転手は病院に搬送されたが約1時間半後に死亡したため、警察は強盗致死罪への罪状の切り替えを視野に捜査を進めています。

警察の発表によると、被疑者は5月22日午後11時15分頃、タクシー運転手である被害者男性の顔面を殴るなどの暴行を加え、タクシー料金約1000円を踏み倒した疑いがあり、被害者が「客に殴られた。金を払ってくれない」と110番して、警察官が現場へ急行したところ、被害者がタクシー付近で血を流して倒れていたといいます。

被疑者は事件当時酒に酔っており、調べに対し「到着した場所が違うので金を払いたくなかった」などと供述している模様です。

強盗とは、暴行または脅迫を用いて、他人の財物を奪う(強取)する行為を言い、強盗罪は5年以上の有期懲役という非常に重い法定刑で処罰されます(刑法第236条第1項)。

さらに、強盗によって人を負傷させた場合には、無期または6年以上の懲役、死亡させたときは死刑または無期懲役と罪が加重されます(刑法第240条)。

刑罰の執行猶予制度には、前科や前に言い渡された刑に関する要件の他に、今回起こしてしまった事件の法定刑が、3年以下の懲役もしくは禁錮、または50万円以下の罰金である場合に、被疑者・被告人の情状を考慮して刑の全部の執行を猶予することができるとされています(刑法第25条第1項)。

つまり、強盗罪の疑いで検察官によって起訴され、裁判所が強盗罪の成立を認定した場合には、事実上、確実に実刑判決が下ることになると言えます。

ただし、強盗の被害者に対して示談が成立する可能性がまったく無いかと言えばそういう訳でもなく、確かに強盗罪という重大事件であることから被害者の処罰感情が非常に大きい傾向は否定できないものの、被害者に対する示談が成立し、犯罪の情状において酌量できる事情として減刑(酌量減軽、刑法第66条)が適用された刑事裁判例も見受けられます。

強盗罪のような財産犯罪で最も重大な刑事事件であっても、刑事事件に長けた弁護士に依頼することで、少しでも最善の結果を獲得できる可能性を高めることは可能です。

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埼玉県警岩槻警察署への初回接見費用:37,500円)

埼玉県戸田市で道路にロープを張って殺人未遂罪の少年事件

2019-05-21

埼玉県戸田市で道路にロープを張って殺人未遂罪の少年事件

埼玉県戸田市在住の高校生Aさん(17歳)は、悪戯目的で同級生のBと共謀して、夜には人通りの少ない市内の道路の街路樹にロープを張り、自動車がひっかかってトラブルになら様子を携帯電話の動画機能で撮影しようと待機していました。
ところが、そのロープの張られた道路に原付自転車を運転した女性Vが走行してきたため、Vはロープの存在には気付かず、減速することなくロープに当たってしまい、バランスを崩したVは原付自転車ごと転倒し、腕の骨を折る重傷を負いました。
事故現場の検証をした埼玉県警蕨警察署は、Vの事故原因として道路の街路樹にロープが張ってあり、これが道路を走行する自動車やバイクの通行を妨げたとみて、場合によっては死者が出てもおかしくない悪質な違法行為であると判断し、殺人未遂罪の疑いで捜査を開始しました。
当初は悪戯目的であった行為が思わぬ重大刑事事件に発展したことが怖くなったAさんは、両親に事情を説明したところ、警察に出頭する前に、刑事事件に詳しい弁護士に対してAさんがどのような処分となるのか聞くべく、法律相談に行くことにしました。
(フィクションです。)

上記刑事事件例は、今年5月2日、大阪府寝屋川市の道路上にロープを張り、ミニバイクで通行中の77歳女性を転倒させて負傷させたとして殺人未遂罪の疑いで少年逮捕された事案をモデルにしています。

警察の調べに対し、被疑者少年は「ニュースになるほど大事になるとは思いませんでした」と供述していますが、路上にロープや針金などを張る危険な行為が刑事事件化する例が後を絶ちません。
犯罪分析の専門家によれば、このような悪質な悪戯を動画に撮影して、過激な動画で注目を集めようとする傾向が若者を中心に見られると指摘しており、被疑者が仕掛けた罠に被害者が引っかかるのを待つという悪質なドッキリに似た娯楽的要素が強く、被害者が被害に遭うことに直接加担している訳でもないため、心理的ハードルが低い犯罪形態であると分析しています。

上記刑事事件では、新聞配達のアルバイトをしている被害者女性は職場に向かうためミニバイクを走らせていたところ、突如強い衝撃を受けてバイクごと転倒し、地面に体を打ち付け、左脚を骨折してしまいました。

警察が現場周辺の防犯カメラを確認すると、ロープを張るような動きをする不審な2人組が撮影されており、大阪府寝屋川市内に住む私立高校2年の少年2人(いずれも16歳)が殺人未遂罪と往来妨害罪の疑いで逮捕されました。

逮捕された少年らは、「転んだ人をみて楽しもうと思っていた」と供述しており、実際、現場近くで被害者女性が転倒する様子を見ていたことから、社会的非難が集まっています。

昭和59年には、東京都葛飾区の道路に張られたロープで転倒したオートバイに乗っていた当時17歳の男子高校生が死亡しており、あまりに危険な行為である点と犯罪に至る動機や実行の難易度があまりに軽いことから、少年による犯行であっても、まず家庭裁判所による審判が開かれることは間違いなく、被害者の被害の程度や態様の悪質さ、少年らの内省状況によっては、重い処遇が決定する可能性もあるでしょう。

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埼玉県警蕨警察署への初回接見費用:37,300円)

埼玉県新座市で家庭内暴力で逮捕

2019-05-17

埼玉県新座市で家庭内暴力で逮捕

埼玉県新座市在住の主婦Vさんは、会社員である夫Aの家庭内暴力に悩まされており、ある日、Vさんが作った夕食について会社から帰ってきたAは「冷めていて不味い。こんな飯を食わせるのか」と急に怒り出し、Vさんの顔を3度ほど平手で殴る暴行を行いました。
Vさんの顔が腫れて病院に行くと、医師はVさんの鼻骨が骨折しているとして全治4か月の重傷と診断しました。
Aの家庭内暴力に耐えきれなくなったVさんは、怪我の診断書を持って埼玉県警新座警察署に夫の暴行被害の相談に行き、警察は傷害罪の疑いでAを逮捕しました。
(フィクションです。)

上記刑事事件例は、今年5月16日、愛知県名古屋市の男性(75歳)が妻(64歳)の顔を殴り、大けがをさせたとして、傷害罪の疑いで逮捕された事案をモデルにしています。
具体的には、16日午前、名古屋市の集合住宅の被疑者男性から「妻の意識や呼吸がない」と119番通報があり、女性は病院に運ばれたものの、その後間もなく死亡が確認されました。
死亡したのは女性は顔が腫れていたため、不審に思った病院が、刑事事件の可能性があるとして警察に通報し、警察は被害者を殴って鼻を骨折させるなどした傷害罪の疑いで、被害者の逮捕に踏み切りました。

警察の調べに対し、被疑者「ご飯の支度をしてくれなかった」と動機を語っており、警察は傷害致死罪での立件を視野に、死亡した経緯などくわしく調べています。

昨今では、千葉県野田市において父親による家庭内暴力によって10歳の娘が暴行の果てに死亡してしまった事件を中心に、家庭内暴力に対する厳しい処罰を求める意見と家庭内暴力が顕在化する前に事前に第三者による介入を強く求める意見が主張されるようになっています。

従来、家庭内で発生した刑事事件については、家族間特有の緊密な人間関係に基づく関係の破綻などが動機となっていることが多く、特に被害者が加害者(被疑者)が家族同士であることもあって、被害の申告によって事件が公開されることを嫌がる傾向が強く、警察等の捜査機関も家庭内での紛争に基づく刑事事件では、特に被害が深刻な場合にのみ介入し、その程度を超えないものについては極めて介入に消極的であるのが通常でした。

しかし、昨今では、家庭内暴力を規制する特別法(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律)が制定されたり、平成29年の刑法改正によって、親などの監護者による子に対する性的行為を処罰する規定(刑法第179条、監護者わいせつ罪および監護者性交等罪)が新設される等の動きがあり、閉鎖的な家庭環境ゆえに被害の声を上げられない被害者の救済に向けた取組みが進んでいます。

このような事情を背景に、刑事弁護分野においても、家庭内暴力によって刑事事件化した場合には、迅速な逮捕に踏み切るケースが多くなってきている印象があり、実際、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所さいたま支部で受任となった家庭内暴力による傷害被疑事件でも、被疑者が逮捕された段階で、被疑者のご両親からお話が寄せられました。

家庭内暴力による傷害罪刑事事件では、被疑者の身柄を拘束しなければ、家庭という密室ゆえに罪証(証拠)隠滅が図られる可能性が高く、また、再犯によって更なる深刻な被害が生じる可能性もあるため、延長を含めて最大20日間の勾留が決定される見込みが非常に強いです。

それゆえ、刑事事件化した場合には、早期に刑事事件を専門とする弁護士に事件を依頼し、複雑な家庭内の人間関係の整理と、被疑者が捜査妨害や再犯を行わないよう環境調整を行い、在宅での事件が進められるよう被疑者の身柄釈放に向けた活動を早期に行ってもらうことが重要となるでしょう。

埼玉県新座市家庭内暴力による傷害罪等で刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回無料相談や初回接見サービスをご検討ください。
埼玉県警新座警察署への初回接見費用:38,700円)

埼玉県加須市で電車内・駅構内における暴力事件で傷害罪

2019-05-16

埼玉県加須市で電車内・駅構内における暴力で傷害罪

埼玉県在住の会社員Aさんは、通勤に利用する東武伊勢崎線の加須駅付近を走行中の電車内において、込み合った車内において身体を何度もぶつかったことに腹を立て、相手Vの顔面を手拳で殴りつけ、鼻の骨を折る重傷を負わせました。
Vは埼玉県警加須警察署に被害を訴え、警察は現場付近の防犯カメラからAさんとVがもみ合っている映像を押収したうえで、Aさんを傷害罪の疑いで逮捕しました。
警察の調べに対し、Aさんは逮捕事実を認めており、警察は東武伊勢崎線社内または駅構内において同様の傷害事件が発生していたことから、Aさんの余罪の可能性を含めて捜査を進めています。
(フィクションです。)

上記刑事事件例は、今年5月15日、JR外房線大網-永田駅間を走行中の下り電車内で、男性を殴って怪我を負わせたとして、傷害罪の疑いで千葉市中央区の自称とび職の男(23歳)が逮捕された事案をモデルにしています。

具体的な逮捕事実は、被疑者は、今年4月22日午後8時ごろ、JR外房線大網-永田駅間を走行中の下り電車内で、男性会社員(18歳)の右頬を拳で1回殴り、あごの骨を折る重傷を負わせた疑いがあり、車両の連結部付近にいた男性とすれ違いざまに体がぶつかり怒りに駆られて犯行に及んだとしています。

警察の調べににより、防犯カメラ映像などから被疑者が捜査線上に上がり、内房・外房線では今年3月以降、電車内で女性が男に声を掛けられ殴られる事件が数件発生しているのに対し、被疑者が同事件への関与をほのめかす供述をしていることから、警察は余罪の可能性を調べています。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所さいたま支部においても、電車内駅構内において、混雑や遅延によってイライラしたために小競り合いや喧嘩となり、暴行罪や傷害罪刑事事件化してしまった方のご相談が寄せられることがあります。

その内何件かは弊所にて受任となりましたが、電車内駅構内という多数の人目につく公共の場所における犯罪であるために、現行犯逮捕や事後的な被疑者の特定による逮捕に至るケースも多くあります。

このようなケースでは、被害者が逮捕事実を素直に認め、捜査機関に対して協力的な対応を行うことを前提に、被害者との接触を断ち、被害者に対する威迫や暴力による罪証(証拠)隠滅のおそれがないことを示すべく、例えば被害者と遭遇するおそれのある交通機関の利用の一時自粛や同居の家族による監督を徹底する等して、身柄拘束からの釈放を訴えかけ、在宅での捜査へ切り替えるよう働きかけを行います。

また、仮に釈放された場合であっても、それをもって事件が終了とはならず、例えば傷害罪であれば15年以下の懲役または50万円以下の罰金という法定刑の範囲内で、検察官が当該事件に対する刑事処分を決定していきます。

上記刑事事件程度の暴行による傷害罪刑事事件であれば、量刑相場としては罰金20万から30万円程度が科されることが予想され、被疑事実について同意していおり被疑者が望むのであれば、検察官が罰金の略式命令を求める手続きを行い、裁判所がそれを認めた場合には、公開の刑事裁判を開くことなく、罰金の納付をもって即時事件が終了することになります。

このような事案で不起訴処分を勝ち取るには、被害者に対する示談の締結がほぼ必須と思われます。
罰金という前科を避けたいのであれば、想定される罰金額よりも多少多めの示談金を提示し、かつ、被害者に対する謝罪と再犯防止や二度と接触しないよう誓約する旨を約束して示談に応じて頂けることは多いとことです。

ただし、電車内または駅構内でのいざこざから興奮冷めやらず、被疑者に対して強い憤りを抱えている被害者も多いため、刑事事件の示談交渉に経験豊富な弁護士に依頼することが安全と言えます。

埼玉県加須市電車内駅構内における暴力傷害罪刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回無料相談や初回接見サービスをご検討ください。
埼玉県警加須警察署への初回接見費用:40,000円)

埼玉県本庄市で女性を車で連れまわして逮捕監禁罪で逮捕

2019-05-11

埼玉県本庄市で女性を車で連れまわして逮捕監禁罪で逮捕

埼玉県本庄市在住の無職Aさん(28歳)は、市内を自動車で走行していたところ、自分の好みの女性Vさんを見かけたため声を掛け、一緒に食事にいかないか等と誘って自分の自動車に誘いました。
AさんはVさんと食事をし、その後カラオケに行き、ドライブをする等楽しみましたが、Vさんが暗くなってきたのでそろそろ帰りたいと言い出すと、「ふざけんなよ。まだまだこれからだよ」等の威圧的な言葉でVさんの帰宅をさせず、その翌日までVさんを連れまわしました。
その後、無理な連れまわしから解放されたVさんは警察の被害を訴えたため、埼玉県警児玉警察署は捜査を開始し、Aさんを逮捕監禁罪の疑いで逮捕しました。
警察の調べに対し、Aさんは「誘ったらVは嫌がらなかった。無理矢理監禁したことはない」と被疑事実を否認しています。
(フィクションです。)

女性に対して男性がアプローチをかけることについて、行き過ぎた行為は時に刑事事件へ発展することがあります。

今年4月19日、群馬県太田市の無職男性が、ストーカー規制法違反の疑いで逮捕された事件について、同被疑者は逮捕前に、被害者女性を車で追い回し、自分の車に無理矢理乗せて連れまわした疑いがあるとして、今年5月9日、逮捕監禁罪の疑いで再逮捕されました。

上記刑事事件において、被疑者は被害者女性に対して「別れることに納得がいかなかった」とストーカー行為の事実を認めており、被害者に対する執着心から、被害者女性が乗る車の窓ガラスを金属バットでたたき割って女性を車の外に連れ出し、自分の車に無理やり乗せた上、翌日にかけて、千葉県内まで連れまわした疑いが持たれています。

被害者女性によれば、被疑者は女性を連れ去る際、「家族を殺す」などと脅していたとのことです。

不法に人を逮捕し、または監禁した場合、3月以上7年以下の懲役が科されます(刑法第220条、逮捕監禁罪)。

逮捕とは、直接に人の身体の自由を拘束することを言い、監禁とは、有形的手段であると無形的手段であるとを問わず、一定の場所からの脱出を不可能にして、継続して人の行動の自由を不法に拘束することを言うとされています(判例)。

頭書刑事事件例のように、最初はドライブのつもりで被疑者の車に乗ったにも関わらず、途中で降りたいと申し出たにもかかわらず車から降ろしてもらえなかった場合、どの時点から監禁と言えるのかが時に問題となります。

この点、判例によれば、脅迫等が行われた場合には、その脅迫をもって一定の場所から立ち去ることが出来なくなる程度の強い脅迫が必要と解しており、また、仮に被害者がただのドライブと誤信していた場合であっても、その誤信が解けてその車から降りたいと申し出たにも関わらず、走行中の車から降ろしてもらえず脱出が容易にできなくなっている場合には監禁罪が成立するとしています。

一般に、逮捕監禁罪刑事事件は、ただ単に被害者を逮捕または監禁しただけでなく、被害者に対して暴行を加えたり、またはわいせつな行為や強制性交等を迫ることが付随することが類型的に多く、暴行罪、傷害罪、強制わいせつ罪、強制性交等罪等の複数の罪と併合罪になることが多く見受けられます。

また、刑事弁護の観点からは、被害者は逮捕または監禁の事実に大きなショックと怒りを感じており、被疑者からの示談の申し出を拒否して厳罰を望むケースも多く、一般的に示談交渉のハードルはかなり高いと言えます。

このような場合、たとえ示談に応じてもらえなかったとしても、少なくとも被害弁償のみは受け取っていただける場合が少なからずあり、その点は検察官の処分の際に考慮される情状資料となるため、自分の行いを反省して被害者に謝罪と賠償の意を示し、少しでも軽い処分を望むのであれば、刑事事件の示談交渉に長けた刑事事件弁護士に依頼することをお勧めします。

埼玉県本庄市で女性を車で連れまわし逮捕監禁罪刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回無料相談や初回接見サービスをご検討ください。
埼玉県警児玉警察署への初回接見費用:44,760円)

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