埼玉県さいたま市でしつけ?虐待?傷害罪で逮捕

2019-06-01

埼玉県さいたま市でしつけ?虐待?傷害罪で逮捕

埼玉県さいたま市在住の会社員Aさんは、4年前に妻Bさんと結婚し、Bさんには前夫との間の子どもV1とV2がいました。
AさんはV1やV2が新しい家族になじめるよう努力しましたが、V1は思春期で親に反抗することがあり、またV2は家族関係が変わったことで精神的に不安定で内向的になっていたこともあり、V1もV2もAとBの言うことを聞かないことが度々ありました。
このような状況でAさんは我慢の限界を超えてしまい、どうしても言いつけを守らないV1とV2に対して、平手で頬を叩く等の「しつけ」をするようになりましたが、それでも子どもたちの態度に改善が見られなかったため、より厳しい「しつけ」と称して、ペット用のスタンガンを用いて、低出力の電量をV1やV2の身体に流す体罰を行うようになりました。
その後、V1とV2の身体に複数の痣があることが周囲の者に発覚し、近隣住人から虐待の可能性があるとの通告を受けた児童相談所がV1とV2を保護し、埼玉県警浦和東警察署に通報を行い、Aさんは傷害罪の疑いで逮捕されました。
警察の調べに対し、Aさんは「しつけとしてやった」と被疑事実を認めています。
(※フィクションです)

上記刑事事件例は、今年5月29日、スタンガンで子供3人に虐待を加えたとして、福岡県警が、被害者である子ども達の父親の無職男性を暴行罪傷害罪の疑いで逮捕した事案をモデルにしています。
警察の調べに対し、「しつけとしてやった」と被疑事実を認めているようです。

上記事案では、虐待を受けていた17歳の長女が「父親からスタンガンで虐待を受けている」と学校に相談して事実が発覚し、児童相談所がすぐに3人を保護し、福岡県警に通報して刑事事件化となりました。関係者によると、被疑者である父親は長女が小学生だったころにも暴行を加え、過去に児童相談所が保護した経験があったと言います。

被疑者が「しつけ」と称して使用したスタンガンはペット用で、首輪の形状をしており、子供たちに自分でスタンガンを体に押し付けさせ、被疑者がリモコンで操作して電流を流したとされています。
警察では、日常的な虐待があったとみて、他の暴行や傷害の余罪を調べています。

今年5月31日、法務大臣は閣議後の記者会見で、親権者が子どもを戒めることを認める民法の「懲戒権」の規定の見直しを法制審議会に諮問することを明らかにしました。
懲戒権に基づく「しつけ」を口実に虐待が正当化されているとの指摘があることから、法制審では懲戒権を削除すべきかどうかなどが議論されるとみられています。

子どもに対する教育の在り方として、どこまでが「しつけ」でどこまでが「虐待」となるのかについては、人それぞれが異なる意見を持っているだけでなく、時代の変遷により考えが変わることもあると思いますが、昨今では、被害者である子どもが死に至る悲惨な虐待事案の報道が過熱しており、世論の処罰感情も高まっているように感じます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所さいたま支部においても、家庭内での子どもに対する暴行罪傷害罪の事案で相談いただくことがあり、特に傷害罪の罪状で刑事事件化した場合には、被疑者である親が警察に逮捕される確率が非常に高いように見受けられます。

子どもに対する暴行罪傷害罪刑事事件が難しいのは、事件の性質上、問題解決の合意(示談)という形に結びつくことはかなり困難で、どうしても被疑者が再犯を行ってしまうことへの疑念を抱かれてしまうことは避けられません。

例えば、父親が被疑者の場合、自分の子どもが虐待された母親(被疑者の妻)も被疑者に対して強い怒りを感じているケースも多く、このような場合、弁護士刑事事件の代理人というだけでなく、家庭内環境の調整人としての役割を担うことになり、より繊細で慎重な対応が要求されることになります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所さいたま支部で取り扱った子どもに対する傷害被疑事件では、刑事事件に強い弁護士が精力的に弁護活動や家庭内環境の調整に注力し、現在のところすべて不起訴処分を勝ち取っています。

埼玉県さいたま市で、子どもに対する虐待の疑いで刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回無料相談や初回接見サービスをご検討ください。

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