線路への置物で事件化 埼玉県羽生市の少年事件に詳しい弁護士に相談を
埼玉県羽生市の高校1年生のAさんは、同じ学校の友人らとともに、学校の体育準備室からカラーコーンを盗み出し、市内の線路上にカラーコーンを設置するといういたずらを行いました。
線路上にカラーコーンが置かれているのを運転士が発見し、安全確認の上で数分遅れで電車は運行を再開しました。
通報を受けた埼玉県警羽生警察署は電車往来危険罪の疑いで捜査を開始し、犯人の目撃情報を募っていることを知ったAさんは、不安になって両親に相談し、両親と弁護士に相談することのなりました。
(フィクションです。)
【少年によるいたずらで事件化】
上記刑事事件例に似た事案として、今年8月5日、名古屋市の名鉄瀬戸線の守山自衛隊前駅近くで、線路上にパイロン(カラーコーン)が置かれているの運転士が発見し、パイロンは割れた状態で下り線の線路上に二つ置かれていたことから、守山警察署は電車往来危険罪の疑いで調べを進めています。
上記事件の被疑者が少年かどうかは不明ですが、過去に、道路上で走行している自動車や線路上の電車に対する投石、落石または置石等、少年によるいたずらで刑事事件化した例は多く、中には逮捕された例も珍しくありません。
公道や鉄道など、往来に対するいたずらについては、その態様に応じて次の犯罪が成立する可能性があります。
1つ目は往来妨害罪で、陸路等を損壊または閉塞し、往来の妨害を生じさせた場合、2年以下の懲役または20万円以下の罰金が科されます。
2つ目は往来危険罪で、鉄道や標識を損壊したり、その他の方法により、汽車や電車の往来の危険を生じさせた場合、2年以上の有期懲役が科されます。
少年事件の場合でも、まったく逮捕されないということはなく、検察官が事件を家庭裁判所に送った場合には、家庭裁判所の調査官との綿密な遣り取りの上で少年の処遇を決まっていきますので、事件化のおそれがある段階でも、早めに弁護士に相談し、家庭裁判所への不送致や審判不開始の可能性を探っていくことが大切です。
埼玉県羽生市で、線路への置物等、往来に対する危険で少年事件化のご不安の方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回接見サービスをご検討ください。
(埼玉県警羽生警察署への初回接見費用:41,200円)