埼玉県本庄市であおり運転の証拠映像で逮捕

2019-02-09

埼玉県本庄市であおり運転の証拠映像で逮捕

ある日曜日の夕方、会社員Vさんとその奥さんが埼玉県本庄市の道路を自動車でドライブしていると、後方からスピードを出してきた軽自動車を運転するAさんが激しくクラクションを鳴らしてきました。
どうやらAさんは片道一車線にも関わらず、前方を走るVさんに道を譲るよう後方から合図しているようで、Vさんが道を譲らないことに業を煮やして、Vさんの車に急接近を繰り返して物理的な圧力を加える「あおり運転」を行いました。
Aさんの異常なあおり運転にVさんは恐くなり、奥さんにAさんのあおり運転を携帯電話の動画機能で撮影するよう指示し、次の交差点で左折してAさんのあおり運転から逃れた後、埼玉県警本庄警察署に直行してあおり運転の被害にあった旨を申告し、Aさんのあおり運転の様子を撮影した動画のデータを警察に提供しました。
本庄警察署は、前方のVさんの車にクラクションを鳴らしながら急接近を繰り返す様子を確認し、当該あおり運転行為が刑事上の犯罪行為に該当すると判断し、暴行罪の疑いでAさんを逮捕しました。
警察の調べに対し、Aさんは「記憶にありません」とあおり運転の事実を否認しています。
(フィクションです。)

昨今の重大犯罪の検挙率アップの背景には、街頭監視カメラの増加や機能向上による捜査能力の向上が挙げらると指摘されています。
同様に、自動車事故を未然に防ぐための技術革新も日進月歩で進化しており、昨今では危険物を自動で感知してブレーキをかける仕組みや、視認性の低い後方や後ろ側面を移す車内カメラ等が増えてきています。
そして、昨今の「あおり運転」による悲惨な死亡事故の社会的影響から、自動車の運転状況を客観的に記録するためのドライブレコーダーも爆発的に広まっており、運転手の間で自動車運転における安全意識が急速に高まっています。

刑事事件の関係では、警察庁が全国の警察署に対して「あおり運転」の危険性を国民に周知徹底するよう呼びかけ、人の生命や安全を脅かすあおり運転に対して、あらゆる法令を適用して厳格に処罰していくことを通達しています。

これを受けて、最近では、車の急接近をする「あおり運転」に対して暴行罪を適用して処罰するケースが多く報道されるようになり、その報道が増えるにつれて、全国のドライバーが自分や同乗者の安全を確保するためにドライブレコーダーを設置する流れが加速しています。

暴行罪の法定刑は、2年以下の懲役または30万円以下の罰金または拘留もしくは科料とされています。
通常、30万円以下の罰金が見込まれる場合には、被疑者が罪を認めていることを前提に、検察官が公開の刑事裁判を開かずに略式に処分を求め、それを裁判所が決定した場合には、裁判を開くことなく30万円以下の罰金命令が下され、罰金を裁判所に納付することで迅速に刑事手続が終了することになります。

しかし、検察官が懲役を見込む場合には、検察官は起訴し、裁判所が認めることで公開の刑事裁判が開かれることになります。

この点、今のところ「あおり運転」による暴行罪で起訴されたケースは見当たりませんが、上記のように「あおり運転」を行った客観的証拠映像等が残っているにも関わらず、被疑者が否認をつづけ、かつ「あおり運転」の態様が悪質な場合には、検察官が起訴する可能性も少なからずあるでしょう。

埼玉県本庄市で「あおり運転」によって刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所への初回無料の法律相談または初回接見サービスをご検討ください。
埼玉県警本庄警察署への初回接見費用:41,460円)

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