Archive for the ‘未分類’ Category

建物所有者の刑事事件・業務上過失致死傷罪 埼玉県さいたま市の刑事事件弁護士に相談を

2018-02-04

建物所有者の刑事事件・業務上過失致死傷罪 埼玉県さいたま市の刑事事件弁護士に相談を

埼玉県さいたま市の商業ビル所有者Aさんは、市内で複数のビルを所有していますが、いずれも築年数30年超の古い物件ばかりです。
ある日、Aさん所有のビルに火災が発生し、2名の死者が出ました。
消防と警察が調査したところ、当該ビルは建築基準法の基準を満たしておらず、埼玉県警浦和警察署業務上過失致死罪の疑いでAさんを書類送検しました。
(※フィクションです。)

【建物所有者ゆえの刑事責任~建築基準法不適合の建物と業務上過失致傷罪~】

一般に冬は火災の多い季節と言われますが、昨今でも北海道の自立支援施設の火災で11名が死亡した火災やさいたま市大宮区の風俗店火災で5名が死亡した件など、火災の報道が続発しています。

日本で建物を建築するにあたっては、国土交通省の監督の下、建築基準法の基いて様々なルールを守る必要があり、建築基準法違反について、個人に対しては3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金、法人に対しては1億円以下の罰金が科されることがあります。

一方、建築基準法違反による刑事責任とは別に、そのような違法な建物を所有・管理していることから生じた死亡・負傷事故について、別の業務上過失致傷罪による刑事責任が発生する可能性があることに注意が必要です。

刑法211条の業務上過失致死傷罪は、業務上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた者に対して、5年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金を科しています。

判例によれば、本条の「業務」とは、人が社会生活上の地位に基づき反復・継続して行う行為であって、他人の生命・身体等に危害の加える恐れがあるものを言い、その目的が収入を得るためであると否とは問わないとされています。

平成19年の兵庫県の消防法違反のカラオケ店における火災で3名の死者を出した業務上過失致死罪刑事事件では、禁錮4年の実刑判決が言い渡されています。

建築基準法違反や消防法違反による業務上過失致死罪では、高い確率で実刑判決が予想されるため、事件の弁護は刑事事件に強い弁護士にご依頼ください。

埼玉県さいたま市建物所有者業務上過失致死傷罪刑事事件でお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回無料の法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
埼玉県浦和警察署への初回接見費用:35,900円)

ダンスクラブの無許可営業で逮捕 埼玉県さいたま市の刑事事件に詳しい弁護士

2018-01-29

ダンスクラブの無許可営業で逮捕 埼玉県さいたま市の刑事事件に詳しい弁護士

埼玉県さいたま市で深夜のダンスクラブを経営するAさんは、風俗営業法上の許可なく営業したとして、埼玉県警大宮東警察署によって、風俗営業法違反(特定遊興飲食店の無許可営業)の疑いで逮捕されました。
Aさんは、ダンスクラブの経営は昔から続けており、風俗営業法違反の意図はなかったと主張したく、1日でも早い身柄解放と少しでも刑事事件の処罰が軽くなるよう、刑事事件に詳しい弁護士への依頼を家族に求めました。
(※フィクションです。)

【全国初摘発~ダンスクラブの無許可営業による風俗営業法違反~】

上記事例と類似の実際の逮捕事件として、今年1月29日の警視庁発表により、深夜に大音量の音楽を流すダンスクラブ無許可営業したとして、ダンスクラブ経営者ら3人を風俗営業法違反(特定遊興飲食店の無許可営業)の疑いで逮捕したと発表しました。

無許可営業による風俗営業法違反の事実について、3人とも容疑を認めているようです。

2016年の風俗営業法改正で、店内の明るさが、上映前の映画館に相当する照度10ルクスを超え、午前0~6時に酒類を提供し、音楽を流して客にダンスを踊らせるなどするクラブを「特定遊興飲食店営業」と新たに分類し、繁華街などの一部地域でのみ、許可制で営業が可能になりました。

この店は深夜のダンスクラブ営業の禁止地域内にあり、被疑者らは無許可営業を続けていました。

今回の刑事事件のように、風俗営業法改正後の同法令適用による摘発は全国初です。

なお、特定遊興飲食店の無許可営業による風俗営業法違反の場合、2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金または併科を科されます(風俗店営業法第49条第1号)。

風俗営業法違反のような被害者のいない刑事事件では、無許可営業に対する過失の程度や、謝罪と更生の念を表明し、再発防止の取組みを示す等の弁護活動を行っていきます。

風俗営業法違反の過去の量刑について言えば、30~100万円程度の罰金が多く、場合により6月~1年程度の懲役刑が科されることがあるようです。

埼玉県さいたま市ダンスクラブ無許可営業による風俗営業法違反刑事事件でお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回無料の法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
埼玉県大宮東警察署への初回接見費用:36,200円)

無資格の士業違反で逮捕 埼玉県川口市の刑事事件専門弁護士に相談

2018-01-24

無資格の士業違反で逮捕 埼玉県川口市の刑事事件専門弁護士に相談

埼玉県川口市在住の元法務局員のAさんは、年金の受給とは別に、前職の知識と経験を生かして市内の主に中国人を相手に、飲食店等の会社登記手続きの代行業務を行っていました。
しかし、会社登記手続きを代行するには司法書士等の専門資格が必要であるところ、Aさんは無資格であることが判明し、Aさんは埼玉県警武南警察署によって司法書士法違反の疑いで逮捕されました。
Aさんの奥さんは、Aさんに実刑が下ることは避けたいと考え、刑事事件に詳しい弁護士弁護を依頼するつもりです。
(※フィクションです。)

【無資格で士業を行うと、その罰則は?】

弁護士司法書士のように、士の名称がついた国家資格を必要とする専門職業を「士業」と言うことがあります。

士業では、例えば、弁護士法や司法書士法のように、それぞれの士業が行うことができる業務の範囲や手続き等を明文化し、その規定に違反した場合には罰則を科すことによって、公益性や当該士業に対する国民の信頼を保護しています。

今年1月24日、大阪市西成区釜ケ崎(あいりん地区)において、中国人が経営する「カラオケ居酒屋」の会社設立登記手続きの代理業務を無資格で行ったとして、元大阪入国管理局次長で行政書士の男が、司法書士法違反の疑いで逮捕されました。

上記刑事事件司法書士法の場合、無資格者が司法書士業務を行うことを禁じており、これに違反すると1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されます。

無資格士業違反刑事事件化してしまった場合、取調べの段階から捜査機関に対して適切な対応を行わなければ、内容に異論のある不適切な調書等が作成されてしまう可能性があり、その後の刑事手続きにおいて非常に不利な証拠として残ってしまうこともあります。

よって、無資格士業違反刑事事件化し、警察から取調べを要請されたり逮捕された場合には、すぐに刑事事件に詳しい弁護士に事件を依頼してください。

刑事事件の初期から適切な対応をとることで、逮捕を免れたり、より軽い処分を得られる可能性が高まるでしょう。

埼玉県川口市無資格士業違反刑事事件でお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回無料の法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
埼玉県武南警察署への初回接見費用:38,400円)

男性が女湯に入ると公然わいせつにも?川口市の刑事事件に強い弁護士

2018-01-18

男性が女湯に入ると公然わいせつにも?川口市の刑事事件に強い弁護士

埼玉県川口市の銭湯で、女装して女湯に入ったとして、埼玉県武南警察署は建造物侵入罪の疑いで会社員Aさんを現行犯逮捕しました。
Aさんの家族は、今後どのような刑事手続きで、Aさんがどのような処罰されるのか不安で、刑事事件に詳しい弁護士に相談することにしました。
(※フィクションです。)

【女装しての女湯侵入は建造物侵入罪だけでは終わらない?】

建造物侵入罪を定める刑法130条は、「正当な理由がなく、人の看守する建造物に侵入した者について、3年以下の懲役又は10万円以下の罰金に処する」しています。
「侵入」とは、管理権者の意思に反する立入りを言い、そもそも銭湯は男女別に湯を分けている性質上、男性が女湯に入ることを許していないと言え、銭湯管理権者の意思に反した立ち入りとして、男性が女装して女湯に入る行為によって建造物侵入罪が成立することになるでしょう。

ただし、上記事例では、建造物侵入罪に留まらず、公然わいせつ罪(174条)も成立する可能性があります。
「公然」とは、不特定または多数人が認識できる状態を言い、判例によれば、入場券等によって外部の人が入れない場所であっても公然性にかけることはない、との判断があります。
公然わいせつ罪は、健全な性秩序や性的風俗を保護法益としており、いわゆる「被害者のいない犯罪」の一種です。
仮に建造物侵入罪だけでなく公然わいせつ罪の刑事責任も追及された場合、銭湯の管理権者との間で示談が成立して、建造物侵入罪は不起訴処分になったとしても、公然わいせつ罪での刑事責任が残ることになります。

また、女湯に侵入する際に隠しカメラ等を持っていたり撮影したりしていれば、盗撮などの別の犯罪が成立することもあり得ます。
このような場合、最初の被疑事実(建造物侵入罪)で逮捕された段階で、すぐに刑事事件に詳しい弁護士に相談し、刑事事件全体の見通しを得ることが良いでしょう。

埼玉県川口市の建造物侵入罪、公然わいせつ罪等でお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回無料の法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
埼玉県警武南警察署への初回接見費用:38,400円)

家庭内の性的虐待で逮捕されたら 春日部市の監護者性交罪のご相談受付中

2018-01-17

家庭内の性的虐待で逮捕されたら 春日部市の監護者性交罪のご相談受付中

埼玉県春日部市の公務員Aさんは、娘のVさんに対して、Vさんが中学生になった頃からわいせつな行為を行うようになり、最終的には性的な関係を結ぶようになりました。
その後、家族の通報により、AさんはVさんに対する監護者性交罪の疑いで、埼玉県警春日部警察署によって逮捕されました。
(※フィクションです。)

【処罰範囲が広がり、法定刑も重くなった改正刑法の性犯罪

今年1月15日、静岡県警察富士警察署は、自宅で18歳未満の娘にみだらな行為(性的虐待)をしたとして、被害者の父親を監護者性交罪の疑いで逮捕しました。

性犯罪を厳罰化する改正刑法が昨年7月13日に施行されて以降、静岡県内では初めて新設の「監護者性交罪」を適用した逮捕事件となりました。

被疑事実は昨年12月中旬頃、自宅で10代の娘に性的虐待を加えたというもので、警察の調べに対して被疑者は容疑を否認しているようです。

刑法改正によって新設された監護者性交罪(刑法179条第2項)は、18歳未満の者に対し、その者を現に監護する者であることによる影響力があることに乗じて性交等をした者は、177条(強制性交等罪)の例によると定めています。

監護者性交罪は、強制性交等罪とは異なり、家庭内での性的虐待を処罰することを明確化したもので、監護者の被監護者に対する影響力の大きさを考慮して、強制性交等罪で要件とされる暴行や脅迫等の要件がなくとも成立するとしています。

監護者」とは、主に被害者の父や母を念頭に置いていますが、同一の住居で生活し、経済的・社会的に保護する立場にある者という趣旨ですので、必ずしも監護者と被害者の間に生物学的な血縁関係がある必要はありません。

よって、再婚相手の連れ子に対する性的虐待も同様に処罰されることになります。

なお、監護者性交罪の法定刑は強制性交等罪に準じるので、5年以上の有期懲役で処罰されることになります。

埼玉県春日部市の家庭内の性的虐待逮捕された方、または刑事事件化をお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回無料の法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
埼玉県春日部警察署への初回接見費用:38,200円)

少年事件でも刑事処分? 所沢市の少年事件で逆送を争う弁護士

2018-01-16

少年事件でも刑事処分される? 所沢市の少年事件・刑事事件に強い弁護士

埼玉県所沢市在住の高校生Aさんは、友人らと窃盗を繰り返していました。ある日、いつものように空き家に入り窃盗をしていたところ、家主にみつかり、もみ合いの末、持っていたバールで頭を殴って死亡させました。Aさんらは、埼玉県警所沢警察署によって強盗殺人罪の疑いで逮捕されました。
所沢警察署からAさんの母親に逮捕の連絡が行き、「刑事処分も覚悟したほうがよいです」と言われ、Aさんの母親はすぐに弁護士に事件を依頼することにしました。
(※フィクションです。)

少年事件で刑事処分の可能性がある場合とは】

少年事件は、原則として警察や検察官から管轄の家庭裁判所に事件が送られ、家庭裁判所の調査官による調査等を経て、審判を通じて少年の更生に適切な処置が判断されるという手続きになります。

しかし、少年法第20条は、死刑、懲役または禁錮に当たる罪について、家庭裁判所の調査の結果、罪質や情状に照らして刑事処分を相当と認めるときは、管轄の検察庁に事件を送致し、成人の刑事事件と同じく処分の有無や内容について判断されることになります。

一度検察庁から家庭裁判所に送致された事件が、ふたたび検察庁に戻ってくることから、この流れを逆送(逆送致)と呼んでいます。

また、犯罪行為時16歳の少年が故意の犯罪行為で被害者を死亡させた事件については、原則として全て逆送しなければなりません。

少年事件刑事処分が相当とされる判断の基準として、判例によれば、非行少年に対しては保護処分による性格矯正の可能な限り保護処分で臨むべきであり、それが不可能な場合や保護処分に付することが刑事司法の正義の感情に著しくもとる場合には、刑事処分を相当とするとしています。

また、保護処分によっては少年の矯正の見込みがない場合や、保護処分による矯正が不可能とは言えないまでも、事案の内容や社会的影響に鑑みて保護処分に付するのが相当でない場合には、刑事処分を相当とすると判断しています。

上記のような強盗殺人の場合、逆送対象事件となります。

ですから、少年事件が発覚した段階で、すぐに少年事件および刑事事件に詳しい弁護士に相談するのが良いでしょう。

埼玉県所沢市少年事件・刑事事件でお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回無料の法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
埼玉県警所沢警察署への初回接見費用:40,800円)

公務員が守秘義務違反をしたら 桶川市の刑事事件専門の弁護士に相談を

2018-01-15

公務員が守秘義務違反をしたら 桶川市の刑事事件専門の弁護士に相談を

埼玉県桶川市の市役所職員Aさんは、市内在住の女性Vさんの夫を名乗る男性Xさんから、Vさんの戸籍謄本の閲覧を申請され、Xさんの身分証明を確認せずにVさんの戸籍謄本をXさんに交付しました。
後日、VさんがXさんからストーカー被害を受けていることが判明し、埼玉県警上尾警察署はXさんをストーカー規制法違反の疑いで逮捕し、その捜査線上で、Aさんの地方公務員法の守秘義務違反について事情を聞かれることになりました。
(※フィクションです。)

【様々な職業で法定されている守秘義務とその罰則~地方公務員の場合~】

昨今では、ストーカー事件や特殊詐欺事件等で個人情報の漏洩リスクが広く認識されるようになりました。

2012年に神奈川県逗子市で発生したストーカー殺人事件では、被害者女性の住所を元交際相手の男側に漏らしたとして、被害者の遺族が逗子市を相手取り、1千万円の慰謝料を求める民事訴訟を起こしています。

このストーカー殺人事件では、元交際相手の男が探偵に被害者女性の住所を調べるよう依頼し、この探偵が別の探偵にさらに依頼をして、この探偵が逗子市納税課に夫を名乗り、納税通知に関する問い合わせを装って市職員から被害者女性の住所を聞き出しました。

一般に、市役所等ではたとえ本人の申請であっても個人情報を証明する書類等の提出を求めるところ、上記事件に関する民事裁判では、逗子市は職員が夫が本人かどうかの確認を怠ったうえ、ストーカー被害に遭っている被害者の住所にかかっていた閲覧制限を見逃したことを認めるているようです。

地方公務員法第34条第1項では、「職員は、職務上知り得た秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後も、また、同様とする。」とされており、同法第60条では、第34条1項の守秘義務に違反して秘密を漏洩した者は、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科されます。

なお、守秘義務違反に対する罰則は、守秘義務を負う公務員だけでなく、秘密の漏洩を企てた者、命令した者、容認した者、教唆した者、幇助した者も罰則を負うことになります。

埼玉県警桶川市公務員守秘義務違反で刑事事件してお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回無料の法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
埼玉県上尾警察署への初回接見費用:36,400円)

たばこの不始末による失火罪で弁護士 久喜市の刑事事件の相談受付中

2018-01-14

たばこの不始末による失火罪で弁護士 久喜市の刑事事件の相談受付中

埼玉県久喜市在住の会社員Aさんは、友人Bさんと遊びに行くため、Bさんの住むアパート前でたばこを吸って待っていました。
間もなくBさんが出てきたため、Aさんはたばこの吸殻を玄関に捨てて足で踏みつけました。
しかし、たばこの火は消えておらず、アパートの玄関マットに引火し、そのまま炎は一階部分に燃え広がりました。
アパート住人が火事に気付き、消防に通報しましたが、マンションの1階部分は全焼してしまいました。
Aさんらは埼玉県警久喜警察署から失火罪の疑いで事情聴取を要請されました。
Aさんらは、今後どうなるか不安で、刑事事件専門の弁護士に相談へ行きました。
(※フィクションです)

たばこの不始末で失火罪~他の犯罪の可能性も?~】

刑法116条は、失火により現住建造物等や他人の所有する非現住建造物等を燃やしてしまった者に対して、50万円以下の罰金を定めています
前者を現住建造物等失火罪、後者を非現住建造物等失火罪と言うことがあります。

失火」とは、過失により出火させることを言い、刑法108条以下における、意図的に目的物の燃焼を惹起させる「放火」と反対の意味を持ちます。

喫煙者は自分のたばこを始末する義務を負っているところ、Aさんはたばこを踏みつけるだけで火が消えたと思い込み、十分に始末せずに立ち去ってしまったことに過失があると言うことができるでしょう。

また、たばこ不始末以外でも、火が燃え移ることを知りながら、または容易に予想できる状態でありながら、何ら消火活動を行うことなく立ち去った場合には、消化義務を怠ったと認定する判例があります。

上記事例では、現住建造物等失火罪の成立は免れないと考えられますが、例えばAさんがたばこを投げ捨てるだけで踏みつけて消化することをしなかった場合や、容易に火が燃え移ることが予見できる場所にたばこを投げ捨てた場合等には、捜査機関側は放火罪の疑いで捜査を進めることもあり得るでしょう。

放火罪は不作為でも成立するとされていますし、例えば現住建造物放火罪は、最低でも5年以上の懲役という非常に重い刑が科されます。

たばこの不始末失火罪等の疑いをかけられた場合には、他の放火罪に該当しないかも含め、早めに刑事事件に強い弁護士に相談すると良いでしょう。

埼玉県久喜市たばこの不始末による失火罪等でお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回無料の法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
埼玉県警久喜警察署への初回接見費用:38,600円)

走行中の電車に悪戯して威力業務妨害で逮捕 熊谷市の刑事事件に強い弁護士に相談

2018-01-13

走行中の電車に悪戯して威力業務妨害で逮捕 熊谷市の刑事事件に強い弁護士に相談

埼玉県熊谷市の高校生Aさんとその友人らは、悪戯で走行中の電車に何度も石を投げていたところ、石がドアガラス1枚を割り、電車の運行を止めてしまいました。
Aさんらが石を投げる様子を目撃していた通行人からの証言により、Aさんらは埼玉県警熊谷警察署によって威力業務妨害罪と器物損壊罪の容疑で逮捕されました。
Aさんの両親は大学受験を控えるAさんの身柄を少しでも早く出したいと考えており、刑事事件に詳しい弁護士に相談することにしました。
(※フィクションです。)

【未成年者の悪戯刑事事件に発展することも…】

今年1月9日、走行中の電車に石を投げたとして、警視庁小金井署は印刷工場作業員の男を威力業務妨害罪と器物損壊罪の容疑で逮捕しました。

警察によると、被疑者は昨年12月14日午後7時頃、国分寺市の線路近くから、走行中のJR武蔵野線の下り電車に石を投げてドアガラス1枚を割り、運行を妨害した疑いがもたれています。

この影響で電車は23分間停車し、被疑者は被疑事実を認めているようです。

被疑者が石を投げる様子を通行人が目撃していたことが逮捕のきっかけとなり、警察は事件の前日にも走行中の電車のガラス2枚が割れる事件があったため、同被疑者の余罪かどうか捜査を進めています。

走行中の電車や車に対する投石などの悪戯は、毎年何件か必ず報道されています。

犯行時間は闇に紛れる夜間であることがほとんどで、目撃者や監視カメラ、指紋採取等の捜査によって被疑者が特定されることが多いようです。

少年が逮捕された場合、刑事弁護人がついていれば、保護者の方の監督や身元引受能力を示し、逃亡や証拠隠滅の恐れがないことを訴え、少しでも早く身柄を解放するよう働きかけを行います。

身柄が解放された後は、家庭裁判所に事件が送られ、少年審判に備えて、少年にとって最善の更生環境を整え、余りに重い審判結果を回避すべく、裁判所書記官や調査官とやりとりを行います。

あいち刑事事件総合法律事務所は刑事事件・少年事件に強い経験豊富な弁護士事務所として、多くの刑事事件・少年事件をお引き受けしております。

埼玉県熊谷市の電車等への悪戯による少年事件でお悩みの方は、弊所の無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
埼玉県警熊谷警察署への初回接見費用:40,060円)

保険金目的で事故を起こしたら 蓮田市の刑事事件(傷害事件)に強い弁護士

2018-01-12

保険金目的で事故を起こしたら 蓮田市の刑事事件(傷害事件)に強い弁護士

埼玉県蓮田市在住のフリーターAさんは、お金に困っていた友人Bさんから、事故に見せかけて保険金を請求するので、Aさんが運転する車でBさんに軽くぶつけてくれと依頼されました。
当初、これを断っていたAさんでしたが、Aさんもお金に困っており、Bさんから保険金の半分を分けることを約束し、これを了承しました。
そうして、蓮田市内の深夜の路上で、AさんはBさんに車をぶつけたところ、予想外に強くぶつけてしまい、Bさんは頸椎を捻挫してしまいました。
Aさんは、事故の経緯について埼玉県警岩槻警察署で取調べを受けることになりました。
(※フィクションです。)

保険金目的の傷害行為はどんな罪になる?】

他人を怪我させるつもりで車を運転し、他人にぶつけた結果怪我をさせた行為は、傷害罪(刑法204条)が成立するように思われます。
ただ、今回の場合、被害者であるBさんが怪我をすることに同意していますが、この場合でも傷害罪が成立するのか問題となります。

傷害罪については、相手の同意がある場合、刑事上違法ではなくなることがあります(スポーツや医療行為など)が、被害者の同意ある場合でも傷害罪の成立を認める下級審判例があります。

これらの判例では、同意傷害が公序良俗(民法90条)に反する場合は違法性は阻却されないとして、傷害罪を認める判断をしています。

この判例に従えば、上記事例では、保険会社から保険金を騙し取る目的であり、これは違法で公序良俗に反しますので、Bさんの同意は無効であり、傷害罪が成立することになります。

なお、予定通りBさんの怪我が軽微であり、Bさんが保険会社に保険金を請求した場合、詐欺罪(刑法246条)という別の犯罪が成立することになります。

その場合、Aさんも詐欺罪の共同正犯として刑事責任を負うことになるでしょう。

埼玉県警蓮田市保険金目的の事故に関する刑事事件でお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回無料の法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
埼玉県岩槻警察署への初回接見費用:37,500円)

« Older Entries Newer Entries »

keyboard_arrow_up

0120631881 無料相談予約はこちら LINE予約はこちら