少年による窃盗罪の傾向 埼玉県さいたま市の刑事事件・少年事件専門弁護士
埼玉県さいたま市在住の大学生Aさん(18歳)は、スマホの無料通信アプリを使用して、万引き(窃盗)を共同して行う仲間を集め、埼玉県内で組織的な万引き(窃盗)行為を繰り返し、盗品をフリマアプリを介して売買し、数百万円の利益を得ていました。
このたび、埼玉県警浦和東警察署がAさん宅を訪れ、窃盗罪の疑いでAさんを逮捕しました。
(上記いずれもフィクションです。)
【近年の少年による窃盗行為の動機はネット転売?】
平成29年度の総務省の情報通信白書によれば、スマホの世帯保有率は約71%に達し、高校生ではスマホ所有率は約94%に及ぶようです。
スマホの普及と定着に伴い、新しいサービスが急増している中で、ネット上でのフリーマーケットも盛んであり、市場規模は3000億円超、3500万ダウンロードを超えたそうです。
昨今、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所さいたま支部に寄せられている窃盗事件の相談においても、盗品をフリマアプリを介して販売していたという事例が数多く見受けられます。
最近の実際の刑事事件例として、今年3月4日、埼玉県川口市在住の、19歳で大学2年の少年2人を窃盗罪の疑いで逮捕したと警視庁が発表しました。
警視庁少年事件課によると、2人は他の少年2人とともに昨年10月ごろから無料通信アプリで「短期大学」というグループを作って情報交換し、行動を共にしていたようで、これまで300点近く万引き(窃盗)し、フリマアプリの転売によって約370万円の利益を得ていたようです。
フリマアプリの転売で利益を上げている窃盗事件では、ほぼ例外なく、複数の窃盗行為を行っていることが多く、最初の刑事事件で逮捕された後でも再逮捕によって身柄拘束の期間が長期化する可能性が大きいです。
少年による窃盗罪で逮捕に至った場合には、すぐに刑事事件・少年事件に詳しい弁護士に相談または接見依頼をすることをお勧めします。
埼玉県さいたま市の少年による窃盗事件でお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の法律相談または初回接見サービスをご検討ください。
(埼玉県警浦和東警察署への初回接見費用:37,700円)