埼玉県さいたま市の刑事事件に強い弁護士 本人なりすましで誤認逮捕
ネット上で「人気男性アイドルグループのチケットを転売します」と書かれているのを発見した埼玉県さいたま市に住む女子高生Bさんは、ネットにその旨書き込んだとみられるAさんに連絡をし、指定のお金を振り込みました。
しかし、後日、一向にチケットが送られてこないため、埼玉県警浦和東警察署に被害届をだしました。その後、警察官がAさん宅を訪れ、Aさんを詐欺罪の容疑で逮捕しました。
Aさんは身に覚えのない事実に動揺する中、ついに10日間の勾留が決定してしまいました。なお、真実は、Aさんの振りをしたCさんが本人に成りすまして金を受け取っていました。
(フィクションです。)
【誤認逮捕の実態】
誤認逮捕とは、警察などの捜査機関が、犯罪事実を行っていない人を逮捕してしまうことです。
警察庁の正式な発表はありませんが、保博司氏の著書『誤認逮捕』によると、2010年に343件の誤認逮捕が発生しているそうです。
年間約40万件の検挙数で考えれば、0.086%の確率で誤認逮捕が生じていることになります。
この誤認逮捕の発生確率が多いのか少ないのかは議論がありますが、誤認逮捕に巻き込まれ、勾留されてしまう人たちが現実に存在するのです。
なお、上記事例は平成29年9月11日に徳島県警三好警察署が誤認逮捕を謝罪した事案を題材にしています。
この事件では被疑者は19日間の不当な勾留を受け、処分保留で釈放されました。
その後、被疑者になりすましていた別の人物が浮かび上がり、このたびの誤認逮捕の謝罪となりました。
誤認逮捕は、自分に全く身に覚えがなくても突然起きてしまいます。
「やっていないものはやっていない」と無罪主張を貫くことも一つの選択肢ですが、反面、警察の自白偏重の捜査姿勢の中、無罪主張を貫きとおすのも難しい面があります。
ですので、このような誤認逮捕事案では弁護士を呼んで対応することが得策と言えます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件専門の法律事務所として、誤認逮捕に巻き込まれてしまった方のお力になります。
万が一の誤認逮捕に備え、信頼できる刑事弁護人にいつでも連絡がとれるようにしておくことをお勧めいたします。
(埼玉県警浦和東警察署への初回接見サービス費用:37,700円)