子どもに対するわいせつ行為で重大性犯罪 埼玉県和光市の刑事事件弁護士
埼玉県和光市の無職Aさんは、夕方頃、市内の公園で遊んでいる少女A(9歳)に声を掛け、人目につかない公衆トイレ裏でAに胸や股間を触る等のわいせつ行為を行ったところ、Aが泣き始めて大声をあげそうになったため、Aの首を絞めて意識を朦朧とさせた上で、Aに対して自分の陰部を押し付けるわいせつ行為を行いました。
後日、埼玉県警朝霞警察署は、Aさんを強制わいせつ致傷罪の疑いで逮捕し、10日間の勾留のうえ、勾留延長も決定しました。
(フィクションです。)
【性犯罪における罪の加重】
性犯罪の中でも、被疑者と被害者が初対面で、被疑者が故意をもってわいせつ行為を働きかける場合、被害者は恐怖で竦んでしまうこともありますが、暴れたり大声をあげて抵抗することも多くあります。
この場合、被疑者は自分の性犯罪の発覚を恐れたり、または自己の性犯罪を遂行させるため、被害者に対して追加の暴行を加えて抵抗の意思をなくそうと試みることがしばしばあります。
しかし、性犯罪の行為における暴行により被害者を負傷させてしまった場合、極めて重い罪の加重が予想されます。
強制わいせつ罪は、13歳以上の者に対して、暴行または脅迫を用いてわいせつ行為を行った場合、または13歳未満の者に対して、わいせつ行為を行った場合、6月以上10年以下懲役が科されます。
強制わいせつ罪における暴行またはわいせつ行為によって被害者に負傷させた場合、罪が加重され、無期または3年以上の懲役が科されます。
この場合、3年以内の懲役刑であれば適用の可能性がある執行猶予の可能性がほとんどなくなり、実刑判決が下される可能性が極めて高く、事件の当初から一貫して捜査対応を行っていないと、後々不利になる場面も出てくる可能性があります。
子どもに対する性犯罪、特に子どもを負傷させてしまった事案では、刑事事件化または逮捕直後に刑事事件に強い弁護士に相談または接見を依頼し、適切な捜査対応の助言をもらうことが有効です。
埼玉県和光市で、子どもに対する強制わいせつ致傷罪等の性犯罪で刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回無料の法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
(埼玉県警朝霞警察署への初回接見費用:39,600円)