埼玉県草加市の強盗事件と私選弁護士の活躍
<事例1>
埼玉県草加市にあるパチンコ店の景品交換所において、無職のAさんとBさんは共謀して、現金を搬送していたパチンコ店職員に対して刃物のようなもので脅し、現金および700万円の入った袋を持って逃走しました。
後日、埼玉県警草加警察署は、犯行現場付近の防犯カメラの映像からAさんとBさんの身元を特定し、2人を強盗罪の疑いで逮捕しました。
<事例2>
埼玉県草加市にあるパチンコ店の景品交換所において、無職のAさん他3名は共謀して、1人が見張りをしている間に、2人が現金を搬送していたパチンコ店職員2名を押さえつけ、残りの1人で押さえつけたパチンコ店職員に殴る蹴る等の暴行を加えて抵抗の意思を奪い、職員が搬送していた現金および1000万円が入った袋を奪って逃走しました。
後日、埼玉県警草加警察署は、犯行現場付近の防犯カメラの映像からAさんら4名の身元を特定し、強盗致傷罪の疑いで逮捕しました。
(上記いずれの事案もフィクションです。)
強盗事件は、財産犯罪の中でも最も法定刑の重い重大犯罪であり、被害者の処罰感情も大きく、捜査機関の捜査も極めて厳しくなり、また、暴行や脅迫を用いて財物を奪うという犯行態様からして、被害に気付かずに財産が奪われるということは理論的にあり得ないため、被害者の捜査機関への被害の申し出も迅速であることから、財産犯罪の中でも検挙率は高い傾向にあります。
ただし、まとまっと財産を一気に奪うという点で、未だに強盗事件は定期的に発生しており、今年4月10日にも、横浜市のパチンコ店の景品交換所に男3人が押し入り、勤務していたアルバイトの男性の顔を殴り、現金約1200万円を奪って逃走という強盗致傷罪の刑事事件が発生しており、警察は被疑者らの行方を追っています。
被疑者または被告人が、経済的理由により私選弁護人と契約することができない場合に、国が弁護士費用を負担して選任する弁護人を国選弁護人と言います。
国選弁護人は、被疑者段階(起訴前)と被告人段階(起訴後)で利用できる条件が異なり、被疑者段階では、勾留が決定した時点で、被告人段階では、被告事件の法定刑が、死刑、無期懲役、長期3年以上の懲役または禁錮刑に該当する事件の場合に、国選弁護人を利用することができます。
法定刑が5年以上の有期懲役である強盗罪においては、被疑者段階でも逮捕後に勾留が決定することが多く、被疑者段階および被告人段階(起訴後)どちらも国選弁護人を指定することができる機会が多くなるでしょう。
ただし、国選弁護人は金銭面での負担が一切ないという最大のメリットの裏で、どの弁護士を選ぶという選択肢がないこと、そして指定された弁護士が必ずしも刑事事件に精通しているとは限らないこと、さらに国選弁護人制度における報酬体系は私選弁護人に比べて大分低く、かつ時間をかけた弁護活動が報酬に反映される訳ではないため、あまり弁護活動に熱心ではない弁護士が選任されてしまう可能性があるというデメリットも内包しています。
強盗罪の法定刑は5年以上の有期懲役と非常に重いため、刑事弁護活動として迅速に被害者に対する謝罪や被害弁償を申し出て、少しでも被害者の損害や被害感情を和らげることが何より重要であり、場合によっては、強盗罪からより法定刑の軽い犯罪への罰条変更の可能性も残すことができるため、刑事事件の示談交渉に精通した私選弁護人に速やかに依頼し、弁護活動を開始することが最善の結果を得ることに繋がることと考えます。
埼玉県草加市の強盗事件で刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、刑事事件に精通した私選弁護人事務所である、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所への初回無料の法律相談または初回接見サービスをご検討ください。
(埼玉県警草加警察署への初回接見費用:40,500円)