埼玉県ふじみ野市の強制わいせつ罪で不起訴処分 刑事事件弁護士に示談を依頼
埼玉県ふじみ野市で女性を触ったとして、埼玉県警察が3月に強制わいせつ罪の疑いで逮捕した中学教諭の男性(32歳)について、さいたま地方検察庁は4月16日、不起訴処分としました。
検察庁は不起訴処分とした理由は明らかにしていません。
(平成30年4月17日朝日新聞の記事から引用しています。)
【強制わいせつ罪における示談の効力と不起訴処分】
刑事訴訟法において、被害者の告訴がなければ検察官が起訴することができない犯罪を「親告罪」と言います。
かつて、強制わいせつ罪や強姦罪のような性犯罪は、被害者に対するプライバシー尊重の観点から親告罪とされていました(改正前の刑法180条)。
しかし、これら性犯罪に対する厳罰化の流れを受け、昨年の平成29年7月13日施行の刑法改正により、強制わいせつ罪や強姦罪(強制性交等罪)は親告罪ではなくなりました。
とはいえ、例え親告罪でない罪であっても、一般的な「被害者が存在する罪」として、被害者に対して被害の弁償を行い、事件の解決に向けて合意に至ること(=示談)は有効であり、実務上でも、検察官は刑事弁護人から送付された示談書を考慮して、その刑事事件について起訴するかしないか(終局処分)の重要な判断材料としています。
特に、示談において取り交わされる約束の中でも、示談の成立をもって被害者が被疑者の刑事処罰を求めないこと(宥恕)を取り付けた場合には、検察官の終局処分判断に大きな影響を及ぼし、比較的法定刑の軽い罪(例えば器物損壊罪等)であれば、不起訴処分を獲得できる可能性が極めて高いと言えます。
示談の成立にあたっては、もちろんどれだけの示談金を提示するかという点も重要ですが、強制わいせつ罪等の性犯罪においては被害者の嫌悪感や怒りに対して刑事弁護人が正面から向き合い、被疑者の謝罪や悔悟の念を誠意を込めて伝えていくことも刑事弁護人の重要な役割です。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所さいたま支部では、強制わいせつ罪の刑事事件につき、示談を成立させ、不起訴処分を獲得した事例が多数ありますので、性犯罪の示談交渉を含む難しい事件ではぜひ弊所の刑事事件専門の弁護士に依頼することをお勧め致します。
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(埼玉県ふじみ野市所管の東入間警察署への初回接見費用:38,900円)