自転車でひき逃げして刑事事件に 埼玉県東松山市の刑事事件に強い弁護士
埼玉県東松山市在住の大学生Aさん、単位取得のかかった大学のテストの時間に間に合わうよう、大急ぎで自転車をこいでいたところ、通行中の男子中学生Vさんの側面に衝突してしまいました。
Vさんは倒れて苦しみもがいていたものの、Aさんは時間惜しさにその場を去り(ひき逃げ)、自転車を駅の駐輪場に乗り捨て、そのまま大学へ向かいました。
後日、Aさん宅に埼玉県警東松山警察署の警察官が訪れ、過失傷害罪の疑いで事情を聴きたいと警察署への同行を求めてきました。
(フィクションです。)
【社会問題化する自転車の衝突事故と刑事事件リスク】
埼玉県では、「埼玉県自転車の安全な利用の促進に関する条例」が改正され、平成30年4月から、自転車を運転する者の自転車保険の加入が義務化されました。
この背景には、スマホ等の普及による「ながら運転」等により、自転車運転による死亡事故や傷害事故が社会的注目を集めるようになり、被害者に対する救済の必要性が強く認識されるようになったことが挙げられます。
昨年12月7日に、神奈川県の女子大学生がスマホを操作しながら自転車を運転し、歩行者の女性と衝突して死亡させ、重過失致死罪の疑いで書類送検されたのは記憶に新しい所です。
そして、今年4月9日、北海道中央区で、小学2年の男子児童が走行中の自転車にはねられ、左足骨折の重傷を負う事故が起きました。
自転車の運転者は現場から逃走(ひき逃げ)し、警察は過失傷害罪の疑いで犯人の行方を追っています。
故意犯である暴行罪や傷害罪とは異なり、過失犯である過失傷害罪の場合は、刑事事件化した場合でも逮捕リスクはそれほど高くないのが一般的ですが、上記刑事事件のように被疑者が逃亡してしまった場合には、逮捕の必要性と緊急性が格段に高まるため、捜査機関の追及も厳しいものとなるでしょう。
自転車で他人に衝突してしまい、過失傷害罪が成立する場合、逃亡や証拠隠滅が強く疑われる事情がない限りは、逮捕リスクは低く、弁護士の適切な介入により示談が成立すれば不起訴処分を得る可能性は高いと見込まれます。
埼玉県東松山市の自転車運転による刑事事件やその可能性でお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の法律相談または初回接見サービスをご検討ください。
(埼玉県警東松山警察署への初回接見費用:41,400円)