埼玉県川越市の威力業務妨害事件で逮捕 事件の早期解決に弁護士
埼玉県川越市在住の21歳の大学生Aさんは、川越市役所に「爆発物を仕掛けた」という内容のメールを送ったとして、埼玉県川越警察署の警察官に威力業務妨害罪で逮捕されてしまいました。
Aさんは、いたずらの延長くらいのことだと思っていたので、逮捕になってしまことに戸惑っています。
(フィクションです。)
~威力業務妨害とは~
威力業務妨害罪とは、「威力」を用いて他人の業務を妨害する罪のことをいい、刑法第234条で禁じられており、罪を犯すと「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」に処せられるます。
威力業務妨害罪の指す、「威力」とは、人の意思を制圧するに足る勢力のことで、暴行・脅迫にとどまらず、そこまでに至らない行為であっても、およそ人の自由な意思を制圧するような勢力の一切を含んでいます。
そのため、上記事例のAさんのような場合は、偽計業務妨害罪との判別が難しい所ですが、爆破・殺害予告メールや電話は、脅迫という有形的な行為が「威力」であるとされることが多く、威力業務妨害罪にあたる可能性が高いです。
もし威力業務妨害罪で逮捕・起訴されてしまうと、過去の量刑では懲役1年程度の実刑、あるいは執行猶予3年程度となることが多いようです。
威力業務妨害罪は親告罪ではありませんが、被害者が存在する犯罪です。
そのため、被害者との示談を成立させたり、被害弁償を行うことで、事件自体を早期に解決することができる可能性が高まります。
威力業務妨害罪は、それに該当する行為が非常に広範に捉えられています。
最近では、ネットの掲示板やSNSにいたずら半分に書き込まれた犯行予告にも厳しい取り締まりがなされるようになってきています。
被害が軽微であれば、不起訴処分や略式罰金で処理される可能性も高いですが、悪質な場合は懲役刑が課される可能性もありますので、示談の成立や、真摯な反省を十分に訴えていくことが大切になるため、早期に弁護士に相談していくことが必要です。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門で取り扱っている法律事務所です。
威力業務妨害事件の容疑で逮捕されお困りの方は、ぜひ弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所までご相談ください。
(埼玉県川越警察署への初見接見費用:3万8700円)