埼玉県さいたま市の刑事事件 自首の対応を弁護士に相談!
ある日Vさん(90歳女性)宅の隣に住むBさんによって死体で発見されました。
Vさんは首を刃物で刺されており、大宮警察署により殺人事件として捜査が開始されました。
しかし、捜査機関によって犯人が発覚する前にVさんの孫のAさんが「祖母を殺した」と大宮警察署に出頭し、Aさんは同警察署の警察官によって緊急逮捕されました。
(8月28日TBSNEWSのニュースを参照。なお、地名などは変更しています)
Aさんは自分が犯人であることを警察に名乗り出ています。
しかし、自分が犯人である事を名乗り出たとしても自首が成立するとは限らず、自首は「捜査機関に発覚する前に」する必要があります。
「捜査機関に発覚する前」とは「犯罪事実が全く捜査機関に発覚していない場合」や「犯罪事実が発覚しても、その犯人が誰であるか全く発覚していない場合」とされています。
上記の事案ではAさんは捜査機関に犯人が発覚する前に自ら警察署に罪を申告していますから自首が成立すると思われます。
自首が成立した場合、刑が任意的に軽減されます。
ここで注意する必要があるのは、文字通り刑の減軽が必ずなされるわけではない(任意的である)ことです。
先に述べたように、自首は「発覚していない」犯罪事実等を警察に申告することです。
ですから、親告罪の犯罪や示談で警察介入前に穏便に事が済むことが可能だった事件まで、自首することで警察に発覚することになり、場合によっては逮捕・マスコミへの報道がされる可能性もあります。
そうなれば、会社や学校に広まり、退社・退学などを迫られたり、社会的な信用に傷をつけてしまうという事態が生じる恐れもある点、留意が必要です
ですので、自首の際にはまずは弁護士にご相談することをお勧めします。
軽微な事件であれば事件が公になる前に対策をすることも可能ですし、本件のような重大事件の場合には自首の前に弁護士が事件を把握することで早期に弁護活動に取り組むことも考えられます。
また、必要であれば自首の準備や同行をすることもできるでしょう。
あいち刑事事件総合法律事務所では刑事事件を専門に取り扱う弁護士が多数在籍しております.
弊所ではこれらの弁護士による初回接見や初回無料法律相談も行っております。
まずはフリーダイヤル(0120-631-881)までお問い合わせください。
(大宮警察署への初回接見料:3万5000円)