埼玉県さいたま市でイベントで羽目を外して刑事事件化
ハロウィンイベント等の大型イベント等で羽目を外して大騒ぎした結果、暴力犯罪や性犯罪、財産犯罪などで刑事事件化や逮捕されてしまった場合の対応について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所さいたま支部が解説します。
【事件例】
<例1>
埼玉県さいたま市在住の大学生Aさんは、サークルの仲間らとともに、埼玉県大宮駅前で集合してハロウィンイベントを楽しんでいたところ、羽目を外して大騒ぎしていたため、巡回していた埼玉県警大宮警察署の警察官に注意を受けたところ、イベント気分で盛り上がっていたAさんら数名は警察官に対して反抗し、胸を掴む、胸や腕をたたく等の暴行を加えたため、公務執行妨害罪の疑いで現行犯逮捕されました。
<例2>
埼玉県さいたま市在住の会社員Aさんは、夜遅い時間に大宮駅に到着し、これから帰宅しようという所で、ミニスカート姿の若い女性を見かけたため、ハロウィンイベントで混雑している人込みに紛れて女性Vのお尻を触ったところ、Vが大声で悲鳴を上げたため周囲にいた人らに取り押さえられ、駆けつけた埼玉県警大宮警察署の警察官によって埼玉県迷惑行為防止条例違反(痴漢)の疑いで現行犯逮捕されました。
(上記いずれの事例もフィクションです)
上記刑事事件例は、ハロウィンイベントで仮装姿の若者らが集まった東京都渋谷区でトラブルが相次ぎ、警視庁渋谷警察署は今年11月1日、東京都迷惑防止条例違反(痴漢)や窃盗罪、公務執行妨害罪などの疑いで、10月31日夜から11月1日未明にかけて合計9名を逮捕したと発表した事実をモデルにしています。
警察によると、9人は10代から50代のすべて男性で、渋谷駅周辺の繁華街で女子高生の尻を触ったとして東京都迷惑防止条例違反(痴漢)の疑いで、路上で寝ていた男性からバッグを盗んだとして窃盗罪の疑いで、また、警備に当たっていた警察官を殴ったなどとして公務執行妨害罪の疑いでそれぞれ逮捕された模様です。
ここ数年、ハロウィンイベントが日本の特に若者世代へ浸透していく中で、イベントの大規模化が進んでおり、それに伴い、仮装する若者やイベントを楽しもうとする者など、より多くの人々が渋谷駅前などの繁華街へ集中するようになりました。
しかし、イベントが大規模化するにつれ、特に若者たちの間でお祭り騒ぎの感覚が強まり、羽目を外して大騒ぎをした結果、様々な刑事事件に発展することがここ数年問題となっています。
昨年同時期のハロウィンイベントにおいても、軽トラックが横転させられたとして器物損壊罪、イベント参加者同士の喧嘩等で暴行罪、女性のイベント参加者に対する盗撮や痴漢を行ったとして東京都迷惑行為防止条例違反などの疑いで逮捕者計5人も出る騒ぎとなりました。
また、一昨日のハロウィンでは、「ハロウィンで目立ちたくて仮装して暴走した」という理由で、埼玉県越谷市内において、16~17歳の少年計7人が越谷市内でバイクで暴走行為をしたとして、道路交通法違反(共同危険行為)の疑いで逮捕されました。
ハロウィンイベントも日本に定着してきた感があり、そこで発生するトラブルや刑事事件に対応すべく、警察も警戒を強めており、現行犯逮捕された場合には、刑事事件専門の弁護士へ接見を依頼し、事件の見通しを知ることが極めて重要です。
埼玉県さいたま市でイベントで羽目を外して刑事事件化または逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回接見サービスをご利用ください。