スマホ見ながら自転車運転による死亡事故で重過失致死罪 埼玉県和光市の少年事件弁護士
埼玉県和光市内の男子大学生Aさん(19歳)は、夜にスマホを見ながら無灯火の自転車を運転したところ、歩行者Vさんと衝突しました。
Vさんは頭を強く打って搬送先の病院で間もなく死亡しました。
埼玉県警朝霞警察署は、Aさんを重過失致死罪の容疑でさいたま地方検察庁に送致しました。
(平成30年8月24日毎日新聞の記事を元に、場所等の事実を変更したフィクションです。)
【またしてもスマホ見ながらの自転車運転で死亡事故】
上記少年事件は、今年6月に、茨城県つくば市で未成年の男子大学生がスマホを見ながらの自転車の不注意運転により歩行者に衝突し、死亡させてしまった事故をモデルにしています。
少年は、今月2日に警察から検察庁に送致され、9日に家庭裁判所へ送致されました。
昨年12月に神奈川県川崎市の女子大学生が自転車による死亡事故を起こし、重過失致死罪の疑いで起訴された刑事事件が記憶に新しいところです。
川崎市の事件では、現在公判が進んでおり、検察官は論告において、「少なくとも5~6秒間はスマホを見て完全に脇見運転しており、安全運転の意識が欠如している」と指摘し、禁錮2年を求刑しました。
つくば市の事件では、被疑者が未成年者であるため、罪を犯した少年は、少年の性格や環境に対する矯正や保護を行う必要があるかという点から、今後家庭裁判所が審判を開始するかどうかを判断していきますが、(重)過失とはいえ、被害者を死亡させた罪であるため、今後は審判が開始され、何らかの処遇が決定される可能性は高いと思われます。
少年事件の場合、成人の刑事事件における違法性の判断というよりも、少年の今後の健全な育成に必要な処置が必要がどうかが主眼となるため、刑事事件の弁護活動とは異なるアプローチが必要であり、被害者またはそのご遺族に対する賠償の他にも、内省を示す様々な活動が必要となるため、少年事件の経験豊富な弁護士に付添人活動を依頼することが望ましいでしょう。
埼玉県和光市で、スマホ見ながら自転車運転で死亡を含む重大な事故を起こしてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回接見サービスをご検討ください。
(埼玉県警朝霞警察署への初回接見費用:39,600円)