少年の道路交通法違反保護事件で保護観察処分を獲得
本件は、当時未成年の男性被疑者(少年)が、無免許で自動車を運転し、他の自動車と衝突する交通事故を起こしたにも関わらず警察への事故報告をしなかったという道路交通法違反被疑事件でした。
本件は、被疑者が逮捕された後、いったん裁判所による勾留が決定しましたが、弁護士による勾留決定に対する不服申し立て(準抗告)が認容され、被疑者は釈放され、その後は在宅事件として捜査が進行しました。
弁護士は、被害者に対する謝罪や被害弁償を慎重に進め、被害者から刑事責任を問わない文言(宥恕)を含む示談の締結に成功しました。
事件が家庭裁判所に送致された後は、少年の記録を丁寧に読み込み、家庭裁判所との調査官と面談を積み重ねて、穏便な処遇を求める付添人意見書を提出しました。
最終的に、本件は家庭裁判所の審判において保護観察処分となり、少年事件の手続きに不安を覚えていた契約者に大変満足いただける結果となりました。