埼玉県さいたま市の刑事事件に強い弁護士 新幹線特例法違反で逮捕されたら
外交人旅行者のAさんは、さいたま市のホテルに滞在し日本観光を楽しんでいますが、悪戯目的で大宮駅付近の新幹線路線上に立ち入り、写真撮影をしていたところを鉄道警察隊によって取り押さえられ、新幹線特例法違反の疑いで現行犯逮捕されました。
Aさんの身柄は埼玉県警大宮警察署に移されました。
Aさんの恋人(日本人女性)は、Aさんが刑事手続きで適切に取り扱ってもらえるよう、刑事事件に詳しい弁護士に相談することにしました。
(※平成29年11月4日朝日新聞の記事を元に一部改変しています。)
【新幹線特例法違反の逮捕事件】
新幹線という高速移動ができる車両の安全な運行を確保すべく、新幹線鉄道における列車運行の安全を妨げる行為の処罰に関する特例法(新幹線特例法)が定められています。
新幹線特例法における主な罰則と法定刑は以下のとおりです。
・自動列車制御設備や列車集中制御設備等の列車の運行の安全を確保する設備の「損壊」→5年以下の懲役または5万円以下の罰金
・上記設備を無断で操作→1年以下の懲役または5万円以下の罰金
・上記設備を「損傷」→5万円以下の罰金
・列車の運行の妨害になるよう、線路上に物を設置またはこれに類似する行為→1年以下の懲役または5万円以下の罰金
・線路内にみだりに立ち入ること→1年以下の懲役または5万円以下の罰金
・走行中の新幹線に物を投げること→5万円以下の罰金
通常の鉄道の利用に関する刑事責任としては、鉄道営業法により旅客・乗客に対する罰則が定められていますが、そのほとんどが1000円以上1万円未満の科料または2万円以下の罰金です。
新幹線は通常の列車よりも高速ゆえにより高い安全リスクが求められているがゆえに、罰則も重くなっていると解されます。
なお、上記事件は被疑者が外国人であり、日本の法令について理解がなかったことも犯行の原因と考えられますが、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、数か国語に対応できる通訳人と提携し、外国人被疑者の方でも安心してご相談できる体制を整えています。
埼玉県さいたま市の新幹線鉄道営業法違反あるいは鉄道利用上の刑事事件でお悩みの方は、弊所の無料法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
(埼玉県警大宮警察署への初回接見費用:34,900円)