埼玉県東松山市で自動車で店舗に突っ込んで過失運転致傷
埼玉県東松山市在住の年金受給者Aさん(78歳)は、自動車で買物に出かけたところ、十字路を曲がる際、減速するためにブレーキを踏もうとしたところ、誤ってアクセルを踏んでしまい、相当な速度が出たまま角を曲がり切れず、十字路に面した店舗に自動車で突っ込んでしまい、歩行者1名に対して骨を折る等の重傷、もう1名に対してガラスで手足を切る等の軽傷を負わせてしまいました。
駆けつけた埼玉県警東松山警察署の警察官は、Aさんの供述や十字路付近に設置された防犯カメラ等の映像から、Aさんの運転上の過失により歩行者を負傷させたとして、過失運転致傷罪の疑いで検察官送致(書類送検)しました。
警察の任意の取調べから帰ってきたAさんは、自分の運転上の過失は認めており、ただ、2名を負傷させてしまった点でどのような処罰が下されるのか不安となり、埼玉県で刑事事件を専門とする弁護士に法律相談をすることにしました。
(フィクションです。)
高齢化社会を背景に、昨今では高齢者の運転上の過失による自動車事故が多く報道されているように思われます。
高齢者の自動車運転上の過失で多く発生しているのが、アクセルとブレーキのペダルを踏み違える事故です。
直近過去5年間の交通事故の統計によると、人身事故件数は年間およそ7,000件ほどで推移しており、アクセルとブレーキのペダルを踏み違える事故による死傷者数は、その約1%を占めています。
自動車運転死傷行為等処罰法(略称)によれば、自動車の運転上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた場合、7年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金が科されますが、傷害が軽微な場合は、情状により、その刑を免除することができるとしています(第5条。過失運転致死傷罪)。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所さいたま支部では、多くの過失運転致死傷罪の法律相談を承り、受任に繋がった件数も多数ございます。
過失運転致死傷罪の刑事事件では、被疑事実を認めて捜査機関の取調べに積極的に協力することで、逮捕・勾留を回避し、在宅のまま捜査が続く傾向が強いです。
その反面、自動車事故を起こしてしまった直後のショックのあまり、「覚えていない」「記憶にない」と否認の供述をなさる法律相談の方がしばしば見受けられますが、捜査機関は防犯カメラや車載カメラ等の客観的な証拠に基づいて事実の認定を行うため、仮に過失運転致傷罪で起訴された場合、下手な否認の供述が後々の刑事手続で不利な影響を及ぼす可能性も考慮しなければなりません。
ただ、過失運転致傷罪のような被害者の存在する交通犯罪の刑事事件であれば、交通犯罪の刑事事件に経験豊富な弁護士が、被害者の方への謝罪やお見舞金で誠意を尽くし、被害者の方から刑事処罰を求めない意向をいただいたことにより、不起訴処分につながった成功事例も多くございます。
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(埼玉県警東松山警察署への初回接見費用:41,400円)