高齢者の自動車運転ミスで過失運転致傷罪 埼玉県羽生市の刑事事件弁護士
埼玉県在住の年金受給者Aさん(76歳)は、埼玉県羽生市の大型ショッピングモールに自動車で買物に出かけ、その駐車の際に、後方を確認せずにバックをしたところ、駐車場を横切ろうとしていた女性Vさん(64歳)に衝突してしまい、全治1か月程度の傷害を負わせてしまいました。
Vさんが救急車の要請と110番通報をしたため、駆けつけた埼玉県警羽生警察署の警察官によって、Aさんは過失運転致傷罪の疑いで現行犯逮捕されました。
Aさんが自動車運転による事故で逮捕されたと連絡を受けたAさんの娘は、高齢の父がどのような刑事責任を負うのか不安となり、交通事故の刑事事件に強い弁護士に事件を依頼することにしました。
(フィクションです。)
少子高齢化の進展に伴い、自動車運転による交通事故を起こす高齢者の割合が増加しており、内閣府の平成29年度交通白書によれば、今後、5年以上にわたって、75歳以上の高齢運転免許所持者が増加し続けるとのことです。
ただ、注目すべき点として、交通事故の加害者だけでなく、被害者についても全体に対する高齢者の割合が増加しており、その背景として、加齢にともなって、動体視力の低下や複数の情報を同時に処理することが苦手になり、身体能力も低下するにも関わらず、無理に車道を横切ろうとしてしまった結果、自動車運転手に対して思わぬ飛び出し事故となってしまうケースがあるようです。
高齢者の自動車運転において、アクセルとブレーキを踏み間違えて、駐車場を飛び越して店舗等の玄関に衝突してしまった交通事故が昨今では頻繁に報道されており、その際に歩行者を巻き込んでしまい、過失運転致死傷罪で立件されてしまう事例も出ています。
過失運転致傷罪のみで刑事事件化した場合であれば、よほど今後の捜査に悪影響を及ぼす事情が無い限り、逮捕される可能性は低く、仮に逮捕されてしまった場合でも、72時間の逮捕期間中に釈放され、勾留までは至らないケースが多く見られます。
在宅の捜査の場合、何度か捜査機関に呼び出しを受け、取調べを受けた結果を調書に取られ、検察官による処分を待つことになりますが、交通事故の刑事事件に強い弁護士に依頼することにより、不起訴処分または公開の刑事裁判を開くことのない略式罰金命令で事件を終わらせることが期待できます。
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(埼玉県警羽生警察署への初回接見費用:41,200円)