デートレイプドラッグ使用の準強制性交等罪で逮捕されたら 所沢市の刑事事件に詳しい弁護士
埼玉県所沢市の会社員Aさんは、ナンパした女性Vさんをバーに連れていき、注文した飲料に即効性の睡眠薬を混ぜてVさんに飲ませました。
Vさんは猛烈な眠気に襲われ、AさんはVさんをホテルに連れ込んで性行為におよびました。
その後、Vさんは意識が明瞭となって怖くなり、埼玉県警察所沢警察署に被害届を提出し、Aさんは準強制性交等罪の疑いで逮捕されました。
(※フィクションです。)
【デートレイプドラッグによる性犯罪】
昨今メディアにて使用されるようになった「デートレイプドラッグ」ですが、性的な暴力の手段として用いる睡眠薬や催眠導入剤、抗不安薬等を言うようです。
不眠と理由に処方された睡眠剤や、うつ病を理由に処方された抗不安薬等を利用して性犯罪に用いるというケースが多いらしく、今後そのような医薬品の管理体制が強化される可能性もあり得ます。
なお、過去の準強姦罪または準強制性交等罪の量刑を見ると、多くの場合実刑判決となっています。
平成29年8月に準強制わいせつ罪で起訴された事件では、懲役4年の実刑判決が下されています(現在、量刑不当として控訴中)。
そして、法改正前の準強姦罪および準強制わいせつ罪は、被害者からの告訴がなければ起訴できない「親告罪」でしたが、平成29年6月の法改正(平成29年7月13日施行)により、準強制性交等罪は親告罪ではなくなりましたので、今後起訴されて社会の表面に出てくる事件が増加するかもしれません。
もちろん、法改正により性犯罪に関する刑事事件において示談交渉の意味がなくなった、ということにはなりません。
被害者からの告訴が無くても検察官が起訴できるという刑事処分の選択肢が広がっただけであり、被害者との示談成立や罪を許す等の合意に至れば、今後も不起訴処分やより軽い罪への獲得もあるでしょう。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、刑事事件の専門事務所として多くの性犯罪事件を取り扱っています。
デートレイプドラッグによる準強制性交等罪、準強制わいせつ罪について、事実を認める場合も争う場合も、被疑者・被告人の方の利益と意向に沿って全力で弁護活動をいたします。
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