煽り運転で殺人罪成立? 埼玉県北本市の刑事事件弁護士の早期接見を
今年7月2日、乗用車に追突されたバイクの男性が死亡する事故があり、埼玉県警鴻巣警察署は、埼玉県北本市在住の警備員Aさんを自動車運転処罰法違反(過失運転致傷罪)の疑いで現行犯逮捕しました。
警察の捜査の結果、Aさんが悪質な煽り運転で故意に事故を起こした疑いがあるとして、7月4日、殺人罪と道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で再逮捕したと発表しました。
(平成30年7月4日毎日新聞の記事を元に、場所等の一部事実を変更してします。)
【悪質な煽り運転について殺人罪が適用】
煽り運転と刑事事件の関係については、過去のブログで何度か取り上げていますが、警察庁が煽り運転について「あらゆる法令を駆使して捜査する」体制が敷かれ、厳罰化の流れがあります。
車を不必要に幅寄せする行為については暴行罪が適用されたり、煽り運転によって死者を出す事故を起こした場合に危険運転致死罪を適用する事例等を紹介しましたが、今回の事件では、その悪質な煽り運転の態様からして、車を故意に追突させたとの疑いがあるとして殺人罪が適用されるに至り、社会的に注目を集めています。
上記事例のモデルとなった実際の刑事事件では、大阪府堺市の警備員男性が、バイクに追い抜かれたことに腹を立て、車を故意に追突させて殺害したと殺人罪が適用されています。
警察によると、車のドライブレコーダーには、被疑者が約1分間にわたりクラクションを鳴らしたり、パッシングをする様子が映っており、殺人罪の故意の認定に向けた捜査が進んでいるようです。
被疑者は、「殺害しようとは思っていない」と逮捕容疑を否認していますが、刑事事件で逮捕され、その後虚偽の供述をしたり、不適切な供述をすると、後々の刑事手続に重大な悪影響を及ぼす可能性がありますので、逮捕された場合には、刑事事件の経験豊富な弁護士に接見を依頼し、適切な取調べ対応を受けることが極めて重要です。
埼玉県北本市で、煽り運転による刑事事件で逮捕されてお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の法律相談または初回接見サービスをご検討ください。
(埼玉県警鴻巣警察署への初回接見費用:37,700円)