店への言いがかりで刑事事件に? 埼玉県東松山市の弁護士に相談を
埼玉県東松山市のゲームセンターVは、クレーンゲームで商品がなかなかとれないことで有名でした。
「全然とれないクレーンゲーム」とSNSで話題となり、これに着目した動画配信者のAさんは、Vのクレーンゲームに何度も挑戦しても商品がとれず、「Vは商品を取れないよう細工をしているんだろう」とV店員に文句を言う場面も動画も撮影し、ネットに投稿しました。
後日、Vは弁護士を通じて、Aさんの言いがかり的な投稿動画により客足が落ちて損害が出たと損害賠償請求の意思を伝え、Aさんの対応次第では埼玉県警東松山警察署への刑事告訴も検討しますと言っています。
Aさんは自分の動画投稿が言いがかりに該当しで、刑事責任を負うものなのか不安になり、弁護士に相談することにしました。
(※フィクションです。)
【店へのクレーム・言いがかりも場合によっては刑事事件に】
昨今では企業やお店は、顧客の不満等を解消すべく専用の顧客窓口を設置したりするなどCSR向上の動きが定着しつつあります。
反面、客による言いがかりや、悪質なクレームが社会問題となり、「モンスタークレーマー」という語も生まれました。
実際、客の店に対する言いがかりやクレームが刑事事件化する事案が続発しており、中には逮捕に至った刑事事件もあります。
客として不満や文句を言う権利はあるにしても、上記事例のように、クレームや言いがかりを動画に撮影し、ネットにアップロードする行為は問題があり、不満や文句の内容や伝え方次第では、刑法233条の信用棄損罪または業務妨害罪、刑法234条の威力業務妨害罪、刑法249条の恐喝罪などが成立することがあり得ます。
また、クレーム電話についても、頻度や内容によっては「威力を用いた」ことになり、威力業務妨害罪が成立することもあるでしょう。
店側も、顧客対応電話を録音したり、窓口に監視カメラをつけるなどクレーマー対策をとりはじめ、昨今の言いがかりによる刑事事件の被害届の資料として警察に届け出るケースもあるようですので、言いがかりやクレームによる刑事事件化に心当たりある方は、すぐに弁護士に相談してください。
埼玉県東松山市のクレーム・言いがかりによる刑事事件でお悩みの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の初回無料の法律相談または初回接見サービスをご利用ください。
(埼玉県警東松山警察署への初回接見費用:41,400円)