少年の迷惑行為防止条例違反保護事件(盗撮)で不処分を獲得
本件は、当時未成年の男性被疑者(少年)が、ショッピングモール内で女性を盗撮したという埼玉県迷惑行為防止条例違反被疑事件でした。
本件では、被疑者段階では逮捕・勾留されず、在宅の捜査が続きました。
事件が家庭裁判所に送致された後、弁護士は謄写した法律記録を丁寧に読み込み、少年の性犯罪に関する専門医との面談を重ね、少年の通院状況や更生の見込みを報告書にまとめ家庭裁判所に提出していきました。
また、上記活動と並行して被害者の方との示談交渉も進め、被害者の方から刑事処罰を求めない文言(宥恕)を含む示談の締結に成功しました。
その後、家庭裁判所の調査官との面談を重ね、少年の更生の見込みを踏まえて緩やかな処遇を求める付添人意見書を提出し、審判に臨みました。
最終的に、本事件は家庭裁判所の審判において不処分となり、少年の刑事手続きおよび少年審判手続きに不安を抱いていた契約者の方に高く満足いただける結果となりました。